採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

台湾の蜜棗

2023-02-02 | +フルーツ

年明け早々、台湾に行ってきました。
(ダンナサマの旧友のお祝いの会があったのでした。)

この時期に台湾に行くのは、私にとっては珍しいです。
真冬に相当する時期ですが、服は、木綿の長袖+念のため木綿の羽織ものくらいで大丈夫です。
暑くもなく寒くもない、丁度いい気候ですが、台湾の植物にとってはやはり冬みたいで、花もあまりみかけず、葉っぱもおとなしめで、みんな盛夏に備えてひとやすみしているようでした。

フルーツも、やや少な目の時期かもしれません。
(大きな果物屋さんには行くひまがなかったのですが)
小さいお店やホテルの朝食で見たのは、大好きな蓮霧、パッションフルーツ、パパイヤ、スイカ、そして蜜棗(インドナツメ)。

蜜棗は、2011年に記事にしていましたが、今回、前とは印象が違ったのでご紹介します。

台湾蜜棗

こちらが蜜棗。
これまでの印象では、長円形というのかな、やや縦に長い形状だと思っていましたが、今回見かけたのはほぼ真ん丸。
この緑色もあいまって、青りんごかと見紛うほどでした。(日本のりんごよりはだいぶ小さいです)
この皮は薄くてそのまま食べてしまえますが、台湾の方でも、剥いて食べる方が好みの人もいるようです。

台湾蜜棗

果肉は白くて緻密でサクサク。
(熟して黄色くなってくると柔らかくなるようですが・・)
中には砲弾型のタネが入っています。
桃やプラム、梅などの実には左右に分かれる線があって、それに沿うようにタネに「継ぎ目」的なものがありますが、蜜棗にの実には線はなくタネに継ぎ目もないです。

酸味はほとんどなく、梨的な味わい。
サクサクではありますが結構ジューシーで、とても甘いです。
以前食べたときは、果汁が多少ねぱ~としているのを感じましたが、今回は、そのねぱねぱ感はほとんどなし。
以前より、相当美味しい果物になっていました。


そして、今回初めて見た(食べた)のは、蜜棗を干したもの。

台湾蜜棗
台湾蜜棗

黒くなっていて、固めに干したドライプルーンのようです。
食べてみても、とってもプルーンぽい感じ。
パッケージを捨てて来てしまって、「あれ、これってプルーンだったのかな?」と思ったほどでしたが、
中にはちゃんと、蜜棗の砲弾型のタネが入っていました。

台湾蜜棗

もう一個食べてみると、うむ、なるほど、プルーンとは違う味。
酸味がなくて、かすかに黒糖っぽい風味があって、果肉は緻密、果皮はごく薄いです。
甘いドライフルーツ、デーツ、干し柿、プルーンだったら、やっぱプルーンに一番似ているかな。プルーンから酸味を引いたような味です。
頑張って種から剥がして、ペカンナッツを挟んで食べても美味しかったです。

台湾のドライフルーツは、その果物の旬の時期+α、くらいで売り切れてしまうことが多いです。
(というか、そういう小規模生産のものが美味しいような気がします)
今回、干した蜜棗に出会えてよかったです。

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星の金貨(りんご)

2022-12-05 | +フルーツ

最近お気に入りのりんご「スリムレッド」を買おうとネット検索していました。
で、スリムレッドを扱っているりんご園さんで、別のりんごを発見。

「星の金貨」ですって。

これは初耳のりんご。
リンゴも最近品種が多くて、全くついて行けません。
りんご品種で頼りにしているのは、「青い森の片隅から」。

青森にお住まいの方だと思うのですが、何十種類ものりんごを実食し、綺麗な写真もとって、データベースにまとめていらっしゃいます。
「星の金貨」もちろん載っていました。
2004(平成16) 年にあおり15として品種登録、2005 (平成17)年2月に、品種愛称を、まばゆい黄色の果実を金貨にたとえて「星の金貨」とされたのだそうです。

種子親がふじ。花粉親が青り3号(その親は東光とリチャードデリシャス)だそうです。
特徴としては、
・食味が良く、貯蔵性が高い晩生品種。収穫期は10月下旬で、貯蔵性は冷蔵で、翌年6月末までと非常に良好。
・肉質は口当たりが良く、粗雑感はない。
・果汁が多く、甘味は強く、糖度16.8%を測定。
・酸味も適当で、香りも良く、洗練された食感のりんご。
・味に深みとさわやかさがあり、誰に試食してもらっても極めて好評で、異口同音に「うまい」「こんなうまいりんごは初めてだ」「どこで売っているの」…という

とのこと。
めちゃ美味しそうじゃない?
リンゴマイスターがベタ褒めしているなんて、すごいです。
その農園ではスリムレッドが販売開始前だったこともあり、星の金貨を注文してしまいました。

星の金貨(りんご)

このヒトが星の金貨。
黄色いりんごで、部分的にピンクに着色しています。(葉っぱの陰?日向?どちらでしょう)
シナノゴールドはあまりこういう着色はないですよね。
ほんのりした色合いでとても綺麗。

星の金貨(りんご)

切ったところ。
果肉はふじくらいの色かな?蜜は入らないタイプ。
芯はふじよりも少し小さ目に思います(ふじって芯が結構でっぱってますよね)。

味わってみると・・・
・ふじのような硬い食感
・洋梨のような?何かりんご的でない香りがする(ものもある)。複雑さを感じる。
・甘さはとても甘い
・酸味はあんまりない
・甘さの種類が普通のりんごと違って、余韻が長い。食べ終わった後味もずっと甘い感じがして、「濃厚」。
 (果糖じゃなくてショ糖とか別の糖なのかな??)
・果汁はあまりなくて、少し時間が経ったのかなと思う感じ。


買ってみて思ったのですが、そういえば私は、一般的に美味しいフルーツと言われるものよりも、だいぶ酸っぱめゾーンが当たりなのでした。
このりんごは、私の好みよりも酸っぱくない・・・。
「味に深みとさわやかさがあり」と評されていますが、今回買ったものは、深みはともかく、さわやかさは私は感じませんでした。
めちゃさわやか寄りが好みの私には、ちょっと違うかなーという味。

土地や育て方によっても違うでしょうけれど、星の金貨は、私の場合は箱買いは避けるべし、というリンゴでした。
(でも、袋売りならまた買ってみたい。「さわやか」な星の金貨に出会いたい・・・)
加熱すると、ふじの子だけあって、果肉のシャキシャキがしっかり残るタイプです。大半をりんごLOVEの実家に置いてきて、もう少しあるので、アップルパイ用か、プレザーブスタイルジャムにしてみようかな。


濃厚でしっかり甘く、シャキシャキ固いりんごが好きな方にはとってもおススメです。
複雑で濃厚で、美味しいりんごだとは思います。


 

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ぶどう 紅環(べにたまき)

2022-11-21 | +フルーツ

最近ぶどうも品種が多くなりましたよね。
柑橘並といえるかも。

ぶどうなどは基本的にどれを食べてもその特徴ごとに美味しいのですが、店頭にて、多数の選択肢をつきつけられると、たじたじとたじろいでしまいます(贅沢な悩み)。

覚えていて、また買おうかなと思っているものは少ないです。
●黒系
・巨峰・・やっぱり美味しい。お値段もお手頃です。
・ブラックビート・・黒ブドウで、美味。一度食べて美味しくてそれ以来ファンです。
(黒ぶどうは、ほかに長野パープルや藤稔などなど、どれも美味しいですよね)
●それ以外
サニードルチェ・・サクサクの食感。ものにもよるが酸味もあってとても好み。
クイーンニーナ・・果肉はさっくり固め。甘くて複雑な、ぶどうらしからぬ香り。例えは悪いですが、人工的なミックスフルーツ風味のような。個性が強いので、年数回は買ってしまいます。

そろそろぶどうシーズンも終わりですが、先日また一種類、買ってみました。
「紅環 べにたまき」というもの。

ぶどう紅環

・色が綺麗
・皮ごと食べられる
・肉質はしまっていてプリっとしている

とのこと。

典雅な名前にも惹かれ、つい買ってしまいました。

ぶどう紅環

色合いは、緑ベースに、薄赤を掃いたかんじ。
説明にもありましたが、つい見とれる風情。
墳墓から発掘された古色のついた玉(ぎょく)のよう。


食べてみると、果肉はとてもジューシー。
説明には締まった果肉でプリッとしているとありましたが、もう少し柔らかめで、雫が滴りそうなほどでした。(熟し度合いなどによるのかも)
とはいえ質感にコシがあって、コンニャクゼリーのような歯ごたえがありました。

皮は薄めでなんとか食べてしまえる程度。もしくは、噛んで最後口に残った分を吐き出すのもありかなと(ダンナサマはそうしていました)。
皮は噛んでいくとほんのり酸味があるので、私は美味しくて食べてしまいましたが。

極めて個性的かといわれるとよく分かりませんが、名前、見た目、食感が、私には印象深かったです。
古代の翡翠のようなきれいな「紅環」、来シーズンももう一度食べてみたいです。

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台湾ライチ

2022-06-13 | +フルーツ

珍しくダンナサマが、ネットの何かの案内を見て果物のお買い物してくれました。
台湾のライチ(とマンゴー)です。
農家支援クラウドファンディングのおまけ的なもののよう。

5月末頃に届きました。
この時期台湾に行くことはとても少なく、現地でライチを食べたのは、数えるほどです。
なので本場の味と比べられないし、そもそもライチを食べるなんてものすごく久しぶりかも。

台湾ライチ

冷蔵で届きました。
中は、タマネギネットのような袋に、ゴロゴロと入っているスタイル。
(台湾だと枝つきのまま縛って売っていたりしますが)

 

台湾ライチ

箱には、全体がピンク色のライチが写っていますが、現物は、緑とピンクがかった茶色、という感じ。
でも中は、とってもジューシーでライチの風味抜群でした。
ヘタのあたりを一度こじって皮をとると、あとはパリパリと簡単に剥けて、果肉たっぷり。
(ビワよりも食べるのは簡単なフルーツですよね。)
類似の果物に、ロンガンとランブータンがあります。
ダンナサマは、ライチはランブータンのほうに近いね、との説。
うーん、ランブータンの味、忘れちゃったなあ。
ライチは、いわゆるライチの香りがありますが、ランブータンってどうだったっけ。


どのくらい日持ちするのかの知識もなくて心配だったため、アーティチョーク農家さんにちょっとお裾分けしたりして(そしてお茶を頂き、夜8時すぎまでおしゃべりをしてしまった・・・奥さん怒ってないかな??)割とすぐに消費してしまいました。
最後は那須に持って行って、草刈りを手伝って下さったEさんと一緒に。
なくなるとさみしいな。
また買おうかしらん・・・。

はやく台湾に行けるようになるといいなあ。

 

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みえのスマイル(みえ紀南4号)

2022-04-19 | +フルーツ

あまり行かない産直で、見慣れない柑橘が売られていました。

「みえのスマイル」というもの。

みえのスマイル

中晩生かんきつの「清見」に「春光柑」の花粉を交配する事によって得られた種子を用いて、三重県農業研究所で育成された品種のようです。
皮が厚いので剥くのではなく、スマイルカットにするのがおすすめのようです。
味は、酸味が少なく上品な甘さ、とのこと。

私の好みではなさそうな気がしますが、折角なので一度買ってみることにします。

みえのスマイル

説明にあったスマイルカットはこの方法。
上下に二つに切り、その後4つにカットして、かぶりつく、という方法です。


みえのスマイル

でも、私としては中心の芯が結構ごついのが気になりました。


みえのスマイル

なので、まず縦に切り、芯を切除。
その後三つに切って、果肉をナイフで切り取ると、食べやすいです。
(どうせナイフを出すならば、食べやすくして食べたいので)


味ですが、酸味はほとんどなく、砂糖水のよう。

ん-んんん。
ビミョー、というか、もう一度は買わないかな。

柑橘類が百花繚乱のいま、これがデビューできた理由がよく分からない。
確かに春のこの時期には品種は少な目ですが、既存の品種(八朔、河内晩柑、日向夏あたりかな)の仲間入り出来る気はしません。
既存の柑橘は酸っぱいからイヤで、こういうのを待っていた潜在的なニーズがどこかにあるのだろうか。
(八朔、河内晩柑、日向夏ファンがこれに転向するとは考えられない)

「外皮に苦味成分となるナリンギンが含まれていないことから、果皮をふんだんに使った加工をお楽しみいただけます。
マーマレードにも通常より果皮を多めに使用できます。」
こちらのサイトには書いてありましたが、スマイルカットで齧りついてみたところ、皮は、八朔同様くらいに結構苦かったです。
ママレードにするにしても、私だったらレモン果汁など酸味を足したい・・・。
香りがとりわけいいという訳でもないです。

置いておけば勝手に食べてもらえるみかん系と違って、これは結局誰かが(主婦が)ナイフで切ってあげないといけなくて、手間です。
(お弁当のいろどりにはいいかもしれないけど)

しばらく前、スイートスプリングという柑橘が売られていましたが、今はほとんど見かけません。
これは早春(2月頃)のもので、やはり皮ごと切って齧りつく系。
味は普通に甘酸っぱい柑橘らしい味でしたが、際立つ個性がない感じでした。

みえのスマイルも、今後みかけなくなりそうな予感。
なのでまあ、一度買ってみたのはよかったかも。



同じ300円出すなら、珍しいフリーズドライ金柑を買えばよかったかなとも思ったくらいでしたが。

フリーズドライ金柑

金柑半割をそのままフリーズドライにしてあって、どういう感じなのか興味深いです。
これは生ものじゃないのでまだ売っているはず。
チョコがけの芯にしたらどうだろうか。
次に買ってみるかな・・。

 

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りんご こみつ(品種名こうとく高徳)

2021-12-22 | +フルーツ

高級りんごを頂いたので、ご紹介します。

ちんまり小さくてかわいいこちらは、「こみつ」。

こみつりんご

こみつというのは商標名で、品種名だと 高徳こうとく になります。
高徳の中でも糖度や外観など一定の基準を満たしたものが、こみつ と名乗ることができるようです。

こみつりんご

名前のとおり、こぶりで可愛いサイズで、切ってみると蜜がいっぱい!

こみつりんご

縦に切っても蜜がしっかり分かります。

高級なギフトカタログで、見たことだけはあったりんごでした。
味見は今回が初めて。
蜜が多いというだけの見掛け倒しでは・・、という先入観がちょっとあったのですが、実際頂いてみると・・

おお、味が濃くて美味しい!
小さい分、組織がしっかり固く、心なしか重たく、味も濃縮しているような気がします。
ふじを濃く、美味しくしたような味。
「ん!これは!!」と、目がぱっちりしました。
(みかんもだけれどりんごも、小さいもの、要チェックかも? スリムスイートも好みです)

最近の遺伝子解析での調査で、片親がふじ、もう片方がロム16ではないか、という結果が出たそうです。
やっぱりふじの系統なのだわ。

品種登録されたのは1985(昭和60)年だから意外と古くからある品種です。
(日本では特に)小さいりんごは人気がないので、生産者からも敬遠され、どんどん木が伐られていきました。
でも、味がよく形もよいという特徴を見出して、青森県津軽石川農業協同組合が粘り強く販路の拡大を図って、返り咲いたのでした。
デパートなど高級店で知られるようになってきて、他の産地もこの品種をつくるようになってきました。
なので差別化をはかるため、一定基準以上の果実について、「こみつ」という商標登録を出願、2007(平成19)年8月に認められました。

収穫期は10月下旬~11月上旬。
今回、12月上旬と中旬に1個ずつ頂いたのですが、最初に食べた方がしゃっきりして味がよかったです。
はっと目がさめるような美味しさがありました。
(後のものも、甘くてシャキシャキで十分美味しかったのですが)
日持ち自体は結構するりんごのようですが、なるべく早く、新鮮なうちに頂いた方が、美味しさを堪能できると思いました。


■参考情報
青い杜の片隅から こみつ/高徳

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みかん狩り

2021-12-07 | +フルーツ

11月下旬、お友達に連れて行って頂いて、みかん狩りに行ってきました。
(ハツエさん、ありがとうございました~)

場所は筑波山の西麓になるのかな?
一帯にはいくつもの観光みかん園がありました。

みかん狩り

みかんストリート入口。
この先、何軒ものみかん園があります。
もう、「今季終了」という看板が出ているところも。


我々が行ったのは、お友達の行きつけのみかん園。
みかんストリートの一番端(標高が高いエリア)あたりです。

受付からみかん園に行くと、下り斜面に沢山のみかんの木が!

みかん狩り

わお~☆
燃える~☆

みかん狩り

シーズンも終わりなのでだいぶ摘まれていますが、まだすずなりの木も。
(こうやって残っているのはだいたい大玉です)

みかん狩り

すずなり~☆ 興奮します。

木によって味が違うそうで、常連さんは、一番甘いのはこの木、と決めていたりもするようです。
でも私は初挑戦なので、どれがいいのやら。
入場料は味見代も兼ねていますが、味見している時間も勿体なくて、ひたすら摘み続けました。

私の狙いは小玉。そして表皮が薄いもの。
味見はまあいいや。酸味が強い方がむしろ好みなので。
ほかの二人は、まず味見しておいしい木を探し、おもむろに綺麗なみかんを摘んで、という優雅なみかん狩りでしたが、私だけガツガツ。
途中、カゴが足りなくなって、もうひとカゴとりに行ったほどでした。
(カゴいっぱいで、7キロですって)

最後、計量のために並んでいたら、お店番のおばあちゃんが、
「この人、いいのばっかり摘んだね~。これくらいなら、皮をよく洗って、皮ごと食べられるよ」
と。
褒められちゃいました☆
(みかんって、皮ごと食べると美味しい、という話は前にも聞いたことがありましたが、生産者さんが言うのだからやっぱり確かなのだわ)

収穫は、2カゴ、計13キロ!
ヤッタゼ!
(ほかの方は、4キロとかその程度でした)

ブルーベリー摘みなど、うっかり4時間くらい摘んでしまうくらい、採集ものは大好き。
今回は1時間半ほどの短時間。
(多分そうだろうと思って)ハイスピードで摘んだのでした。


摘んできたチビみかんちゃんはこんな感じ。

みかん狩り

とっても小さくて、しかも酸味もしっかり効いていて、まさに私の好み。
でも、ふと考えたら、こういうのが好きな人は少数派かも?
ひとにあげるのは、ちょっと考えてしまうチビみかんでした。
(結局実家に何キロか送った)


例年は、確実に酸味があるみかん、ということで、金峰みかん金箱SSを買うのですが、お値段が高い上に、結構いたみやすいのです。
今年は、お手頃価格で好みどんぴしゃのみかんがゲットできて、しあわせ~☆

ハツエさん、キョウコさん、来年も是非行きましょうね~☆☆

===
追記:皮ごと食べるの、やってみました。
丸ごと全部皮ごと、だとちょっと皮が勝ちすぎかな?
適当に剥いて、剥き残す程度で食べると、皮の香りと食感が加わって、複雑な旨味になります。
食感は、普通果肉だけだと柔らかいところが、皮が加わると、プチプチというかパリパリというか、文旦のような食感に。
ただ、果皮が乾燥してペタンコになってしまうと、その食感がちょっと失われてしまうかな。

ワックスなどかけていないし、段ボールではなくビニールに入れた方がいいのかしら??


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ぶどう食べ比べ

2021-09-15 | +フルーツ

先日、JA系の大型農産物直売所に行ったら、ぶどうが何種類も売っていました。
季節の移り変わりは早いので、であったときに買っておかなくては!
実家にも分けるというのを口実に、何種類か買ってきました。

黒・赤・緑、きれいな5品種です。

ぶどういろいろ

左側から時計回りに、
・巨峰
・サニードルチェ
・雄宝
・マドンナの宝石
・ピッテロビアンコ


■巨峰
今回買ったのは、地元の果樹園のもの。
これがデビューした頃は、こんなに立派な黒ブドウはそれまでなかったし、贈答品用の高級品だった気がします。今のピオーネとかのような位置づけかな。
今となってはもの珍しさはなくなった品種ですが、食べてみるとやっぱり美味しいですよね。
(特に種ありは味が濃いような)
甘酸っぱくみずみずしく、「ああ、巨峰の味!」と思える個性があります。
地元産でお値段がお手頃なのもうれしいです。


■マドンナの宝石

マドンナの宝石
マドンナの宝石

マドンナの宝石は、初めて見る品種。
優雅な名前に惹かれて買ってしまいました。
ぶどうの形は、ペアシェイプというか涙型の宝石やパールのようで、ペンダントやティアラに飾り付けたくなります。

皮ごと食べられるタイプで、種なしでした。
味は、赤ブドウ系の味わいで、甘さはしっかり、酸味はあまりなし。
果肉はさほどパリッとはしていなくて、ほどよいジューシーさ。
形は印象的ですが、味の点では(甘くて美味しいですが)強い個性はあまり感じませんでした。
志村葡萄研究所によると、母:シャインマスカット、父:マニキュアフィンガー。


■サニードルチェ

サニードルチェ
サニードルチェ

今シーズン、別のお店で数粒試食し、大変気に入ってまた食べたいと思っていた品種です。
色は赤ブドウ系の色合いで、軸の付け根側がやや薄い色合いです。
何より特徴なのが、説明書きにもありますが、「パリっという触感とさわやかな青りんごのような香り」。
皮がごく薄く、ぱくっと嚙みつくと、固く歯ごたえのある果肉がパリパリ、シャキシャキ! 種がないので思う存分歯ごたえを楽しめます。
りんごのような、固めのプルーンのような固さ。
ぶどうにしてはジューシーさが足りないと思えるほどのサクサク感。
香りは、私としては「青りんごといわれるとそんな気がしないでもないけど・・・」という感じかなあ。でも、ぶどうの香りとはなんか違うさわやかな風味があります。
(りんごのような歯ごたえとあいまって青りんごの香りを感じるのかも)
甘さは、今回買ったものは甘さが強めでしたが、前回試食したものは酸味もあって(こっちが好み)、ものによるのかもしれません。
とにかく個性的なぶどうだと思います。
サクサクの果物が好きで普通のブドウはぶちゅっとして苦手、という人にも試してみてほしい品種です。
私としては、「サニードルチェ」という名前が、ちょっと不満。
最大の特徴の「食感」が名前からはうかがえないです。
確かに甘いけど、最近は全てのぶどうがとっても甘くて、甘いのは当たり前な感じです。
サクサク感を表現するいい名前はなかったのかなあ・・・。

こちらのサイトの説明によると、2009年(平成21年)に品種登録されたぶどうで、 レバノン生まれで食味が優れ皮ごと食べられる「バラディ」と、「マスカットオブイタリア」の突然変異にて生まれた「ルビーオクヤマ」をかけ合わせて生まれた品種だそうです。



■雄宝(ゆうほう)

雄宝

緑色のとても大粒なぶどう。花落ちのところにくぼみがあります。
皮が薄く種なし(ジベレリン処理)で、皮ごと食べることができます。
味は、巨峰の直後に食べると、味がうすーい、と感じてしまいますが、これ単体で頂くと、さわやかな甘み、なめらな果肉、ほどよい薄い酸味で、さっぱりしたおいしいぶどうです。
皮の薄さはシャインマスカットより薄いような気がします。(今シーズンシャインマスカットを食べていないので自信ありませんが)

何しろ大粒というのがこの品種の特徴のようで、育て方によっては一粒が卵くらいにも大きくなるみたい。

志村葡萄研究所によると、母:シャインマスカット、父:天山。
極大粒品種で、黄金色の2倍体品種である。
長楕円の果粒はジベレリン処理し種無果にすると25g程度となり天山に匹敵する。
果粒は裂果も少なく、ボリューム感はたっぷりある。透過するような黄金色に輝いた果房はまさに王者としての風格があり、外観的にも優れる。



■ピッテロビアンコ

ぶどう

細長く、先が尖った形状の緑色のぶどう。
皮が薄く果肉はかためでサクっとした触感。タネありですが、細長いので、まず半分くらい食べて種を取り出し残りを食べる、という方式で、タネは気になりませんでした。
シャインマスカットよりも皮が気にならない印象。
味は、あっさりさっぱりした甘さ。チーズと合わせたりするのであればこれくらいで十分かも。
パクパク食べられます。


見かけたけれど買わなかったものもいくつも。

■クイーンセブン

ぶどう

こちらのぶどう食べ比べ記事によると、シャインマスカットの子どもで、いま日本国内で手に入るぶどうの中でもっとも甘い品種のひとつとのこと。
うーん、ぶどうには、今以上の甘さは特に求めていないから、クイーンセブンは買わなくていいかな。


■スカーレット

ぶどう

植原葡萄研究所が育成した新品種で、「ロザリオロッソ」×「シャインマスカット」の交配。鮮紅色~紫紅色の楕円形で、外観にボリューム感があるとのこと。
味についての詳しい説明はみあたりませんでした。
さきほどのクィーンセブンといい、シャインマスカットを親にもち、皮ごと食べられる品種がどんどん開発されている感じですね。


■クインニーナ

ぶどう

クインニーナは、記憶があいまいでしたが過去記事をみつけました(食べたことあった)。
とても甘く、ぶどうらしからぬ合成ミックスフルーツ風味だった、と書いてあります。
個性的といえば個性的ですよね。
もう一回買ってみてもいいな。


■バイオレットキング

ぶどう

肝心のぶどうがちらっとしか写っていませんが、赤ブドウの一種で、軸の付け根側がやや緑色。
志村葡萄研究所によると、母:ウインク、父:シャインマスカット。
大きな粒は30gにもなる極大粒の2倍体品種で、紅系の王様にふさわしい優雅な外観。

粒が大きく、贈答用にぴったりの、立派な見栄えの赤ブドウのようです。
これもシャインマスカットの子供ですね。


目新しいぶどうの品種は、シャインマスカットのように皮ごと食べられて、種なしのタイプが多いです。そしてもちろん甘い。
みんな、これまでぶどうは皮が面倒で食べなかったのが、皮ごと食べられるならば買うようになったのかしら。

もともとぶどうが好きなひとは、これまで皮が固くても種があってもそれでもぶどうが好きだったはず。
もともとのぶどうファンが「おおこれは!」と思って、何度も買うようなぶどうって何でしょうね。
新品種、あまりにも多く、しかも個性がそれほど際立つわけでもなく、どうやってこの先競争していくのでしょうね。
どうせ覚えきれないし、どれも甘いのは確実なので、出会ったときに買う、という方針でいいのかな・・・。




■(ぶどうじゃないけど)りんご「紅ロマン」

紅ロマン

紅ロマン、初めて見る品種でした。
極早生タイプの品種のようです。
早生りんごって、つがるとか、甘いだけで酸味がないし、すぐにフカフカになってくるし、しかもぶどうを沢山買ってしまったし、見るだけにしておきました。
でも、家に帰ってから調べてみると、酸味もしっかりある品種のようでした。
岩手の農家さんが、シナノレッドとさんさを交配して作った品種だそうです。
今シーズンはもう出会えないかなー。
いつか機会があったら食べてみたいです。



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オニグルミの皮のかご

2021-08-25 | +フルーツ

調布のつくる市に出店した際、すてきなカゴ作家さんの作品と出会いました。
オニグルミの皮で作ったカゴなのです。
(iichiにショップを持っていらっしゃるktbirdさん)

材料の採取から自分でやっていらして、サルのように木に登り、クルミの木の皮を採取するのだそうです。
採集のところが楽しそう!
(私も木登り好き~)


なるべくものを増やさないようにしたいところですが、マルシェでも使えそうな、浅いタイプの籠を買ってしまいました。

オニグルミの皮の籠

浅くて四角いカゴ。

オニグルミの皮の籠

自然な色の濃淡が素敵です。
汚れたら水洗いできるのだそうです。

オニグルミの皮の籠

樹皮の表面のナチュラルな質感がありますが、触ってザラザラするということはないです。

オニグルミの皮の籠

こんな感じでハーブを入れたり、玉ねぎを入れるのに使ってもいいかも。
自然素材同士なのでとてもしっくりきます。

いまは、お菓子入れカゴとして使っています。
四角い形状が置く場所にぴったり。
買ってよかったです。

オニグルミの皮の籠

「籠の取っ手が三つ編みだ~」と喜んでいたら、「これは5本で編んでいるんですよ」と。
編み方を教えて頂いたので、ニンニクをあと少し編むときにその編み方を試してみようかと思います。




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仏手柑

2020-12-02 | +フルーツ

伊豆みやげ、これも頂いてしまいました。
とっても奇妙な柑橘、「仏手柑」です。

Buddha's-hand-citrus

だいぶ前、一度だけ手に入ったことがありました。
調べてみると、2005年の年末頃のことでした。


Buddha's-hand-citrus

どう見ても、おかしなフルーツですよね。
仏様の手のような形状なので「仏手柑」、英語でも「Buddha's hand」なのだそうです。
今回のこれや、前回のものは、ともに指先がそっとすぼまっている形状ですが、品種によってはパカーと広がっているものもあるようです。広がっていると、手、というよりは、半開きの花みたいな感じ・・・。

柑橘のうち、これはシトロンの仲間。
シトロンというとt、日本ではあまりなじみがありませんが、パパイヤみたいな形の大き目の柑橘が中近東や欧米では一般的のようです。
(ユダヤ教のお祭りで、このシトロンを使うものがある)
日本だと、獅子柚子がシトロンの仲間ではないかと思います。
概して果皮の白いところ(アルベド)が分厚くて、そこを砂糖漬けなどに利用します。
果肉は、酸味が強いもの、弱いもの、そして果肉がないものがあるようです。この仏手柑は、果肉がないタイプ。


切ってみると・・

Buddha's-hand-citrus

ぜーんぶ真っ白。
2005年に初めて見たときは、ビックリしました。
(今回は、予想してた)

Buddha's-hand-citrus

「指」を分割するようにして切り分けてみました。
(よく洗うため)
やっぱりどこにも果肉はなし。

Buddha's-hand-citrus

一か所だけ、ほんのビー玉サイズの果肉が。
えぐり出して食べてみると、とっても酸っぱいです。
文旦のようなツブが固めの感じ。

一方で、白いところは、苦みはなく、固くカリカリした食感です。
強くはないですが、香りがよくて、ベルガモットってこんな香りかなー、と思わせる感じ。

表面の黄色い部分は、結構苦い味がします。
香りも、白い部分の方がいい香り。

でも、剥くのも勿体ないので、両方とも一緒に煮てみることにします。

Buddha's-hand-citrus

全部まとめてスライス。
そして、水と砂糖を加えて電子レンジで加熱。

白い部分からペクチンが出るだろうか、と思いましたが、砂糖と水だけではとろみは出ませんでした。
あと、味的にも、甘苦いだけだとジャムっぽくないし。
なのでさらに、すっぱいもの、ダイダイ果汁を追加。
さらに煮ると少しとろみが出てきました。

Buddha's-hand-citrus

ほろ苦く、個性的な香りのママレードになりました。

結構苦めかなー。
白い部分のいい香りは、表面の強い風味に圧倒されてしまいました。
このままで、ヨーグルトにかけたりして食べていますが、煮たりんごと混ぜたり、チャツネに少し混ぜてもいいかも。

 

コメント
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