採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

いちごタルト

2010-04-30 | +お菓子(西洋)
アーモンド粉を使わなくては、と思ったのだったか、特にあてもなくタルト皮を作ったのです。
2台分、型に敷き込んで、空焼きしてから、何にも目標がないことに気づきました。

おろろ。どうしよう。
いつもはこれを作ると決めてから皮を作るのに。

片方は前にも作ったルバーブとダクワーズ生地のものにしました。
前回はパート・サブレ生地(甘さのないパイ生地)で、今回はクッキーのようなパート・シュクレ。
結果からいうと、ルバーブの水分で皮が湿気てしまうので、パイ生地の方がサクサク感が多少は残ってよかったような気がします。
卵白を塗って空焼きするなどの工夫をしたら多少は違ったのかな。


もう1台のタルト皮。
どうしようかな。
少し残った生クリームを使い切ってしまいたいな。
キャラメルとナッツ、というのもいいかなあ、などとレシピスクラップを見ながら考えていましたが、それだと随分冬っぽい感じ。
そろそろ春なのでいちごがよいかも。

■■イチゴタルト
■材料
(タルト台)(稲田多佳子氏のレシピを使わせて頂きました)
小麦粉 160g
アーモンド粉 25g
バター 100g
卵黄 1コ
塩 ひとつまみ

(具)
チョコカスタード
マスカルポーネチーズ(雪印の1個)
生クリーム
いちご
ゼラチン少々(コアントローでふやかして電子レンジで溶かす)
コアントロー少々


タルト型にチョコカスタードを詰め、生クリームとマスカルポーネ、ゼラチン液少々を混ぜて少し泡立てたものを流し込んでならします。
そして、1パックしかないいちごを慎重に並べていたところでダンナサマが帰宅。

「あ、いちごタルトだ。あのう、いちごが余ったりする?」

(折角作った)タルトじゃなくていちごが狙いか、と、む~としつつ、(小学生のような)あんまりかわいいセリフなので思わず笑ってしまいました。
(実はいちごは足りないくらいなんだけど)

2010/04/18作いちごタルト

というわけで、真ん中に空間の空いたイチゴタルト。

どうせあと3個しかなかったので、周囲だけに並べることに。

2010/04/18作いちごタルト

断面はこんな感じ。


いつも思うけれど、生フルーツの乗ったタルトは、切るのが大変で実はあまり好みではありません。
フルーツを切ろうとすると形が崩れるし、フルーツをよけて切ると、こんどは中途半端な大きさになったり具があまりないピースが出来てしまったり。
生フルーツを乗せる場合は、切らなくていいタルトレットにしよう。

生クリームとマスカルポーネを混ぜたのは多分初めてなのだけれど、生クリームだけよりもしっかりした固さになって具合がよかったです。雪印のあのパックは量もピッタリでした。

タルト生地はいつもは藤野真紀子氏のレシピを使っているので、今回のものは初挑戦。
卵黄のサイズのせいかまとまりにくく、随分とこねまわしてしまった気がしますが、それでもとってもサックリ香ばしく仕上がりました。また作ってみたいと思います。

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アミガサタケ2010(写真いろいろ)~シーズン前半分

2010-04-29 | +きのこ

今シーズン撮り貯めたアミガサタケの写真を並べてみます。
同じ時期に採ったものですが、色々な色や形があります。

(写真はクリックすると別画面で大きくなります)

2010/04/14アミガサタケ

2010/4/14採集。
カサの窪みの中が黒っぽいものとクリーム色のものがあります。
カサの形は丸っこいタイプが多いです。

2010/04/15アミガサタケ

2010/4/15発見。
一見アミガサタケが生えるとは思えない、日当たりのよさそうな土手にて。

わらびやアマドコロが周辺に生えています。
ここに生えるものはカサが薄い色のタイプ。

2010/04/15アミガサタケ

2010/4/15発見。
こちらはカシの樹林帯にて。
この場所のものはカサの窪みが黒っぽいものが多いです。

2010/04/15アミガサタケ

2010/4/15採集。
私が探すエリアでは、カサが薄い色のものの方が多数派です。

下の紙はA4サイズです。

2010/04/18アミガサタケ

2010/4/18発見。
わらびさん、ふみえさんがきのこ狩りにいらっしゃいました。
はるばるいらっしゃったのにボウズでは申し訳ない、と危惧しておりましたが、幸い見付けることができました。

2010/04/18アミガサタケ

2010/4/18発見。
(上の写真と同じきのこです)
ケヤキ?か何かの木下でした。

2010/04/18アミガサタケ

2010/4/18採集。
全体に小ぶりでしたが、何個か穫れて、一安心。

2010/04/19アミガサタケ

2010/4/19採集。
薄い色のものは桜の下で発見。

ナメクジにかじられて無惨なものは、4/18にも見付けたケヤキの下にて。

2010/04/21アミガサタケ

2010/4/21発見。
今年初めて発生を確認した場所。
この時期に満開という山桜?の木の下ではありますが、特に養分豊富でもなさそうなのに・・・。

2010/04/21アミガサタケ

2010/4/21発見。
上の写真と同じ場所です。側溝の脇。
コンクリートがよかったのかな。

2010/04/21アミガサタケ

2010/4/21採集。
どれもとっても小さいです。
右下のように軸がとっても細いタイプがありますが、品種が違うのかな。それとも生育環境のせいかな。

2010/04/25アミガサタケ

2010/4/25採集。
ダンナサマと一緒に散歩(ウコギ摘み)をしたときの収穫です。

たまたま会った知人に立派なものを4個ほどあげたあと。
あの4個は鮮度といい大きさといいなかなかでした(と写真がないのをいいことにホラを吹いたりして)。

アミガサタケは、頭が丸いものの方が味がよいという説があるようです。
一番下の写真の下の方に丸い頭のものがありますが、こんなヤツのことかな?
でも、私はいつも全部混ぜて調理してしまうので、味の違いは考えたことがありませんでした。

アミガサタケは、軸部分はシガシガと固くいまひとつです(軸は捨ててしまう人もいるようです)。カサはクニュクニュとした食感でこちらが本命。私としては、カサが大きいものの方がアタリのような気がして、喜びも大きいのだけれど・・・。



■■アミガサタケ関連の過去記事(日付は採集日)
●2007年
2007/4/25 アミガサタケ産まれて初めて採集

●2008年
2008/4/16 この年のアミガサタケ初採集
2008/4/20 アミガサタケの生える場所について考察してます
2008/4/28 トガリアミガサタケ大収穫

●2009年
この年はまったくの不作で記事もなし。

●2010年・・・この年は爆発的に採れました。
2010/04/12 この年の初採集。
2010/4/14-25 写真いろいろ
2010/4/24 古びたものを大収穫
       
●2011年・・・2010年に比べて収穫量は少なめ
2011/4/19 この年の初採集。
2011/4/20-24 ダンナサマときのこ狩り
2011アミガサタケ料理 ロールキャベツ(おすすめ!)、パスタ

●2012年
2012/4/16 この年の初採集

 

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ウコギ摘み

2010-04-28 | +きのこ以外
この前の日曜日、久々によい天気だったのでダンナサマと散歩に行ってきました。

といっても目的は採集。

先週はわらび採りの人影を見かけましたが、今日はいないようです。
もうシーズン終わりなのかな?
わらびは、あまりにライバルが多すぎて、私は不戦敗宣言しています。
その代わり、比較的ライバルの少ないアミガサタケやアマドコロ、ウコギなどを狙っています。

2010/04/25ウコギ

ダンナサマは植物方面のセンスはからきしなのですが、ウコギを見付けるのは意外と上手(食べるのが好きだからかな)。
今回も何ヶ所かで見付けてくれました。

2010/04/25ウコギ

コンビニ袋一杯分ほども穫れました。
アマドコロも結構な収穫です。

2010/04/25ウコギ

ボウルにこんもり満載のウコギ。
洗って熱湯でさっと茹で、(アクの様子を見ながら)しばらく冷水に晒し、ぎゅっと絞ります。
この量のウコギが、野球のボール大に小さくなります。
これを細かく刻んで醤油をまぶし、炊きたてのご飯に混ぜて「うこぎ飯」のできあがり。3合のごはんに混ぜたら、ほとんど真緑色。ウコギ濃度が高くて幸せでした。

2010/04/21桜

おまけ写真。
我が家の近くの立派な桜の木。
ソメイヨシノがとっくに散ってしまった、4/21にこの満開です。
花の色が薄墨色で幹が墨色で、日本画のような美しさ。
世が世なら?出るところに出れば?・・というかつまり、周囲に神社仏閣でもあったら観光名所になったのではなかろうか。
でも幸か不幸か周辺にあるのはお墓とケーズデンキ。
でも私は毎年楽しみにしてるからね。

ところで、ウコギを摘んだ日、散歩してお腹が減ったしおやつに行こうよ、と3時頃にも関わらず回転寿司に連れていかれました。
今日はFujikaにつきあったから、ボクのリクエストも聞いてよね、と暗黙のうちに押し切られたような。
いつものお店に行ってみると、なんと「本日限りで閉店」との張り紙が。
あらー。
比較的お客の入りは良いように見えたけれど何があったのかしら・・・・。
(閉店の日だからといって、特に安かったりネタが大きかったりはしませんでした)

帰って喉が渇いたとお茶を飲んでついでにカップケーキを半分こして、この日は晩ごはんにお腹が減らずに困りました。ちょっと反省。

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灯台もと暗し(アミガサタケ大発生)

2010-04-27 | +きのこ

4月24日土曜日、久しぶりにダンナサマと(近所に)買い物に行きました。
ダンナサマに運転してもらって、ぼーっと外を見ていると、自宅のごくごく近くの見慣れた柿畑(柵なし)の地面に見慣れない薄茶色の物体が。

え?あれ何?・・きのこ!?

車をとめてもらい、袋とカッター(このごろはポケットに常備)を持って見に行ってみると、おお、やっぱりアミガサタケ!
ふと顔を上げると、えええっっっっっっっっっっ。
実はそこらじゅうに生えているではありませんか。


2010/04/24アミガサタケ

(クリックすると拡大します)
手前にいくつか、そして奥にもあちこちに茶色いものが見えるでしょうか。

久々のアドレナリン大噴出でした。
写真取り忘れなかった自分を褒めてあげたい。


ヤマドリタケモドキのときは、踏まずに歩くのが大変、というくらいの大発生がありましたが、アミガサタケの場合はそこまではいきません。でも、こんなに散らかって、拾い集めるの大変だわ、というくらいには生えまくっています。

よその方の土地なので、公道から手の届く範囲をいそいそと歩き回って(ということにしておこう)、根元をカッターで切り、買い物用に持って来たマイバッグに詰めていきました。
これまで、1時間ほど歩いて、片手の掌に乗るくらいしか見つからなかったのに、ほんの10m四方の範囲からずっしり重さを感じるくらいの大収穫。


2010/04/24アミガサタケ

ずっしり。

2010/04/24アミガサタケ

今回一番大きいのはこれかな。


でも実は。

(見てわかるかと思いますが)どれも少々育ちすぎ。
金曜日の朝のうちに見に来ればよかったのかなあ、いやでもこの育ちっぷりは木曜に生えたのか、とくよくよ悔やまれます。
でもまあ、初回は仕方がないわよね。
ここに出る、ということが分かったので、これからは必ずチェックすることにしよう。

それにしても、意外な場所でした。

細い舗装道路の交差点の一角にある、商業目的ではないような(税金対策かなーと思ったりもする)柿と梅の畑で、4月末時点で、何故か雑草は一本もなし。
砂利交じりの砂っぽい土壌です。コンクリート作りの際に余った土を客土したのかな?アミガサタケはセメントくずなどがあると生えやすいというし?

2010/04/25アミガサタケの生えていた場所

生えていたのはこんな場所です。
そろそろ新芽が出ている柿と梅の畑。

2010/04/27こんな地面から何故アミガサタケが

地面はこんな感じ。
とてもきのこが生えるようには見えないですよね。


表面に落ち葉も草もなかったおかげで、雨の跳ね返りでアミガサタケは泥だらけでした。
でも、加熱したあとで液体を漉せば概ね大丈夫です。
いつも、次のようなやりかたで加工しています。

■アミガサタケの下ごしらえと加工
(1)縦に2つに切り虫をチェックし、やさしく洗う。生のアミガサタケはとてももろいのでこの段階ではそっと扱う。
(2)バターでソテーする。
(3)少量の牛乳か水を加えてゆすぐように煮て砂をおとし、きのこはつまみだす。
液体の上澄み部分を目の細かい茶こしなどで漉す。なお、鍋から液体を注ぐときは、そっと傾けるようにして鍋の底に沈んだ砂を巻き上げないようにする。
(※)炒めた状態で、瓶などに詰め冷凍保存も出来ます。
(※)乾燥させた方が香りが高いそうなのですが、私は水で戻すのを億劫に感じてしまうため、いつもすぐ加熱してしまいます。


2010/04/24アミガサタケ

とりあえず盛りを過ぎつつあるキノコだけ選んでもこの分量・・・。



この場所で、今シーズン、もう一度くらい出るのかな。
こんなに出てしまったらもう出ないような気もするし・・・・。

この場所の突発的大発生を除くと、ほかの場所では発生量に明確なピークはなかったように思います。
まだ随分寒いし、これからもう一山あるのでは、と期待したいのだけれど、どうかなあ。だめかなあ。



■■アミガサタケ関連の過去記事(日付は採集日)
●2007年
2007/4/25 アミガサタケ産まれて初めて採集

●2008年
2008/4/16 この年のアミガサタケ初採集
2008/4/20 アミガサタケの生える場所について考察してます
2008/4/28 トガリアミガサタケ大収穫

●2009年
この年はまったくの不作で記事もなし。

●2010年・・・この年は爆発的に採れました。
2010/04/12 この年の初採集。
2010/4/14-25 写真いろいろ
2010/4/24 古びたものを大収穫
       
●2011年・・・2010年に比べて収穫量は少なめ
2011/4/19 この年の初採集。
2011/4/20-24 ダンナサマときのこ狩り
2011アミガサタケ料理 ロールキャベツ(おすすめ!)、パスタ

●2012年
2012/4/16 この年の初採集

 

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マイヤーレモンコンフィ

2010-04-26 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

4月24日土曜日、久しぶりにダンナサマと(近所に)買い物に行ったら、意外な場所で大量のアミガサタケ発見!
やや育ちすぎだし砂まみれだけれど、とりあえず収穫してしまいました。
大きさも、今シーズンで最大級。これでベストのタイミングで収穫できたらどんなによかったか、とつい考えてしまいます・・・。
詳しくはまた別記事で。

======================

しばらく前のことになりますが、結構上手に出来たので記録しておきます。

2010/02/14マイヤーレモン

2/14、マイヤーレモンの輪切りコンフィに着手しました(miyakoさん貴重なレモンをありがとうございます!)。
皮に針で穴をあけ、さっと湯通しして水気を切って、少し乾かしているところです。

作り方は以前オレンジコンフィを作ったときとほぼ同じですがもっと適当に、たまに忘れたりもしながらのんびり作業しました。

2010/02/27作マイヤーレモンコンフィ

のんびりしすぎて、14日に着手したのに、瓶詰めしたのは2月27日。きっとしっかり味が染みていることでしょう・・・。

左のふたつは、レモンの端っこ部分を集めたもの。これを細切りにしてママレードに変身させる手もあるのですが、今回は余力がなくそのまま瓶詰めです。

この端っこ部分は果肉部分が少ないので、微塵切りにしてレモンピールとして使う分には使いやすいのではないだろうか。レモンピール入りバターケーキや、クグロフなんかによさそうです。
綺麗な輪っかの部分は、バターケーキなどのトップ(もしくは底)に飾りに使ってもいいし、刻んで焼き込むのにも勿論使えます。

こんなにあるのでケーキが沢山焼けるけど、ダンナサマはそれほど甘党ではないし食べてくれるひとがあんまりいないのよね・・・。


右上の1個は、皮だけで作ったレモンピール。
こちらも、そのうち干して、レモンピールを作って、チョコがけしてみたいです。

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2009サツマイモ:紅はるか

2010-04-22 | +サツマイモ

今日もまた雨ですね。
昨日、パーカのダウンライナーを外したのですが、今日またつけてしまいました。
こんなに寒いので季節が進んでいることに気づきませんでしたが、♪もうい~くつ寝~る~と~♪、ゴールデンウィーク、なのですね。
今年は無為に過ごしてしまいそうな予感・・・。
家の片付けを目標に掲げて、おとなしく家で過ごそうかな。

--------------

昨年秋収穫したサツマイモの記録、ようやく最後の品種、紅はるかです。
よかったら全品種のリストもご覧下さい。リンク先など概ね整理しました。

ベニハルカは、次のような特徴だそうです。

濃赤紫色の外皮と黄色の肉。芋の形状は紡錘型で条溝の出現は小さい。貯蔵芋は、甘みと粘質が増し、とても美味しい。今後普及の期待が持てる。
---
いもの外観が優れる品種と、食味が優れる品種を選抜したサツマイモで、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、品種名を「べにはるか」と命名した。



2009/10/18ベニハルカ

芋掘りは10/18でした。

火星人みーつけた。

2009/10/18ベニハルカ

一畝からの収穫は、こんな感じ。
もう少しツルが枯れるまでおいておけばよかったかな。

異様に大きなイモもあります。

2009/10/19ベニハルカ

いくつかお友達に持っていってもらったあとの段階でこんなかんじ。
巨大芋が中サイズ3つになっていたらもっと嬉しかったのになあ・・・。
品種説明通り、条溝が少なくてすんなりいい形のお芋です。

2009/11/14紅はるか

11/14、焼き芋にしてみました。
黄色く、しっとり甘く出来上がってこれは美味しい!


ベニハルカは、とっても甘く、ほどよいホクホク感があって、焼き芋にぴったりだと思いました。12月くらいまでおけば、しっとり感が増して干し芋にも出来ると思います。
とても美味しいのでまた作りたいと思いました。

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ビール作り体験

2010-04-21 | +国内
先日、わらびさんご夫妻に誘って頂いて、ビール作りを体験して参りました。
朝9時半から夕方5時近くまで、みっちり講義と実習というなかなか充実したものでした。
普段何気なく飲んでいたビールですが、製造工程を知るとなかなか奥が深いことが分かりました。

かなり複雑な工程で、記憶も怪しくなってきましたが、ご紹介しますね。
(写真が沢山あるので表示が重いかもしれません)
 
2010/04/04ビール作り体験

会場は、生麦。

生麦といえば生麦事件。
事件跡地のすぐ裏に・・・

2010/04/04ビール作り体験

キリンビール横浜工場があります。

4人1チームでビール作りへGO!

2010/04/04ビール作り体験

横浜ビアザケ、ピルスナータイプ、ボックタイプ、黒ビール、赤ビールの5種類の味の特徴の説明があり、どれを作るか4人で相談しました。
結果我々は、ボックに。色は茶色、味は強くアルコール度数やや高めの濃厚なビールです。

2010/04/04ビール作り体験

左から、小麦、小麦、二条大麦、六条大麦。
ビールに使うのは二条大麦です。

精麦(水を含ませ発芽させ、焙燥して成長を止めて根を除去)された状態で輸入されてくるそうです。

2010/04/04ビール作り体験

同じ大麦が、焙燥の温度や時間でこのように色々な色に変わります。ビールのタイプによって配合が違って来ます。
それぞれかじってみましたが、カラメル麦芽は麦茶の味でした。

2010/04/04ビール作り体験

ビール造りの講義を受けている最中、1チームに1人ついて下さる講師の先生が、配合表をもとに麦芽を用意して下さいます。

2010/04/04ビール作り体験

こちらが我々の麦芽。
麦のカラも含めて粉砕し、全部まとめて使います。
手前に、ちょっと濃い色の麦芽があります。

2010/04/04ビール作り体験

鍋に水を入れ、麦芽も全部入れて、まずは50度(だったっけ?)に一定時間保ってタンパク質を分解させます。これによって生成されたアミノ酸が酵母の増殖のためのエサになります。

2010/04/04ビール作り体験

その後温度を上げ、65度に保ちます。
この段階で、デンプンを糖化します。糖分は、酵母のアルコール発酵のためのエサとなります。

この工程の最中に一部を別鍋取り分けて、95度くらいの高温にします。温度を上げることで酵素が不活性化し、デンプンが完全には糖化されないことになり、残った雑成分が旨みとなります。

2010/04/04ビール作り体験

(クリアな味を目指すスーパードライなどのビールはこの分割をせずに全てのデンプンを糖化させるそうです)
一定時間煮たあと、高温の麦汁をもとの鍋に戻します。

この段階で糖度21.5 度。とっても高級なメロンよりも甘いことになります。
味見してみると、昔懐かしのミロみたい!

2010/04/04ビール作り体験

こちらは乾燥ホップ。
これは栽培種ですが、日本に自生する品種もあります。
和名はカラハナソウ。
ホップは雌雄異株で、ビールに使うのは雌株につく鞠花と呼ばれるこの部分です。

2010/04/04ビール作り体験

ホップをばらすと、ヒラヒラした部分のつけ根に黄色い粒があります。これが苦味成分を含む部分です。

2010/04/04ビール作り体験

通常、ホップは風味の劣化を防ぐため、乾燥・粉砕・圧縮されてタブレット状に加工されてから使われます。
品種により風味が違い、投入する順番が決まってきます(繊細な香りのものは最後に投入、など)。

「キリン一番搾りとれたてホップ」は、夏のホップ収穫シーズンに急速冷凍した生ホップを使っていて、風味が格別だそうです。

2010/04/04ビール作り体験

さて、次は濾過工程。先程の麦汁を、籾殻ともども濾過します。

2010/04/04ビール作り体験

固形部分が先に沈殿し、それ自体が濾層の役割を果たします。

ここで驚くほど大量の麦粕が出るのですが、これは飼料になったり、きのこの培地になったりするそうです。
(この工場でキノコキットを売ったらいいのでは・・・。買いたいわ)

2010/04/04ビール作り体験

一番下にはこんな網が敷いてあります。
麦汁を入れる際は、網の上数センチ分まで水を張っておき、籾殻がスリットに突き刺さって目詰まりするのを防ぎます。

2010/04/04ビール作り体験

網を逆側からみたところ。

一度濾過したあと、上から更にぬるま湯をかけて麦芽部分に残っている成分も洗い流します。
最初の一番麦汁だけを使ったものが「キリン一番搾り」です。
二番麦汁には旨み成分が沢山含まれているので、二番を使ったからといって必ずしも格が落ちるというものでもないようです。

2010/04/04ビール作り体験

それぞれのチームの漉した麦汁を味見してみました。
A,Bはボック、C,Dは横浜ビアザケです。ビールが違うと麦汁の味もかなり違いますし、同じタイプでもチームごとに明らかに違う味になっているのが面白いです。
我々のチームのが一番甘かったので、きっと一番美味しいビールになるのではないかなー☆。

2010/04/04ビール作り体験

確かこのあたりでランチタイム。ハンバーグセットでした。
この間講師の先生が濾過その他の面倒をみて下さいます。

そして帰ってきてから、ビールに魂を入れる「ホップ添加式」。
(クロレラみたい)

2010/04/04ビール作り体験

意外とホップの量は少ないです。ホップはすぐに溶けてきます。

2010/04/04ビール作り体験

煮沸工程。
ホップは麦汁にビール特有の香りと苦味をつけると同時に、麦汁中のたんぱく質を凝固分離させ、液を澄ませる働きをします。また、この煮沸により、麦芽の酵素の働きを止め、麦汁を濃縮して、所定の濃度にします。

2010/04/04ビール作り体験


ここで比重計を使って最後の糖度チェック。
18.5度でした。

(お湯をかけて2番麦汁もとっているため、前計った21.5度より薄まっています)

ビールの種類によって目標糖度があるので、その数値になるように鍋に水を足します。

2010/04/04ビール作り体験

煮沸が終わって沈殿物を取り除く「ワールプール」の工程です。
お鍋を大きなへらでかき混ぜて、渦潮をつくります。

(この重要な役割は、ダンナサマが!心配心配。。。)

2010/04/04ビール作り体験

真ん中が窪むくらいに渦を作ることで、液体中の固形分が綺麗に沈むのだそうです。
アインシュタインの理論だとか。

2010/04/04ビール作り体験

しばらく精置すると、確かにクリアな液体になっています。
これをポンプで吸い出して冷却しながらタンクに入れます。

奥のコンテナに、パイプを渦巻き状にした冷却装置が氷に入っているのが見えますが、この氷水をかき混ぜながら冷却効果を高めます。

2010/04/04ビール作り体験

どんどん液体を吸い上げると、鍋底に、固形分が富士山状に沈殿しています(中央の白いところは山のてっぺん)。
ワールプール大成功!
ダンナサマ、見直したよ~。

2010/04/04ビール作り体験

冷却器で冷やした麦汁に、酵母を添加します。酵母は、生イーストを水で溶いたようなものでした。
(折角の澄んだ液体がまた濁ります)

冷やしておくのは、酵母添加後の発酵スピードをコントロールするためです。

2010/04/04ビール作り体験

これは、前日の実習で作られたもの。冷蔵されていますが、発酵が始まって泡が立っています。


8°C程度で一週間、低温発酵させると若いビールになります。
それを更に0度で低温貯蔵し、味と風味を調和させます。
熟成を終えたビールを珪藻土の濾過器で酵母やタンパク質を濾過して、ようやくビールが出来上がります。

このビールが出来上がるのは5月中旬。
とっても楽しみです。
4人の(お酒に対する)情熱を注がれて、非常に丁寧な温度管理をしたので、きっと美味しいビールが出来ることでしょう☆


工程を詳しく知ってみるとビール作りはかなり複雑で面倒だということが分かりました。折角実習したけれど、(酒税法云々は別にしても)自分では作れないな・・・・。
(家庭で作れるような)りんご酒実習とか、ワイン実習ってないかな~。
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インド大使館桜チャリティバザー

2010-04-20 | ■外食
3月は東京に出て(そしてパソコンの前にじっとして)いることが多かったのですが、たまには息抜きを、とお昼休み時、お出かけしてきちゃいました。

 
2010/03/26インド大使館桜バザー 九段下駅を降りると日本武道館。明治大学の卒業式の日でした。
2010/03/26インド大使館桜バザー これがいわゆる千鳥ヶ淵ってやつでしょうか?
(後記:調べてみるとこちらは武道館の東側なので牛ヶ渕でした)
桜もまだ4分咲きくらいで、花見客は少なめでした。
2010/03/26インド大使館桜バザー 目的は桜ではなく、インド大使館のさくらチャリティバザーです。
インド料理が販売されているという噂なのですが・・・。
2010/03/26インド大使館桜バザー 初日だったせいか、会場は、がらんとしています。
右手木の陰にインド料理コーナーらしきものがありますが、まだ開店していません。
(お昼ごはん食べるつもりできたのに!)
2010/03/26インド大使館桜バザー 仕方がないのでサモサ(200円)を買いました。
皮がサクサクで、具には野菜(コマツナか何か?)が入っているような感じでした。美味しかった!
あと、物品販売コーナーで、レトルトのカレー(ベジタリアン仕様)4つで1000円、というものを3000円分買いました。(重かった!)
2010/03/30インド大使館桜バザー 悲しいので後日リベンジ!
3/30は、こんな感じでインド料理コーナーもやっていました。

私が買ってみたのはドーサ(セット)(確か500円)。
2010/03/30インド大使館桜バザー 薄いクレープのようなもの(ドーサ)でジャガイモ炒めを巻いてあるものと、辛くも酸っぱくもないトマト野菜スープ、ココナツソースです。
右はタンドリチキン(確か300円。持ち帰って晩のおかずの足しに)。
パリパリのドーサは美味しいのだけれど、スープもドーサの具も特に個性のある味ではなくて少し残念でした。
2010/03/30インド大使館桜バザー その代わり、ココナツソースがとても気に入りました。ザラザラしたココナツファインと塩、スパイス、緑色のは香菜や青唐辛子かな。ほとんど辛くなく、ココナツの甘みと塩味とスパイスの香りが何とも美味でした。

椅子が出ていて座れるようになっていましたが、寒くて長時間はゆっくりしていられません。
2010/03/26インド大使館桜バザー インド菓子も買ってみました。
「モティ・チュール・ラドー」という名前。
ザラザラして見えるけれど食感はもっちりした感じです。セモリナ粉をふやかして煮ているのでしょうか。
菜種油を結構使っているような風味があります。
2010/03/26インド大使館桜バザー こちらはカシューナッツを使った「カジュ・バルフィー」。
やや甘さが強いですが、とても美味しいです。
これは調べて自分で作ってみたいです。
2010/03/30インド大使館桜バザー 2回目の時は、美しいインド舞踊を見ることができました。日本人舞踊家です。
身体の線が目立たないような衣装ですが、しなやかな動きでとても素敵でした。
とってもスリム・・・。
2010/03/30インド大使館桜バザー まるでインドの彫像のようです。
激しいダンスではないけれど、運動量は多いのかもしれない。

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ルバーブタルト

2010-04-19 | +お菓子(西洋)
先日キッシュを作ったときに少しパイ生地が残ったのでタルト型に敷きこんで、空焼きしておきました。
敷いてから寝かせるのを忘れてすぐに焼いてしまったので、えらいこと焼き縮んでしまい、とっても背の低いタルトに。

がーん。

中に何を詰めるにしても、あまりにも不便・・・。

どうしましょう。
濃厚なチョコレートクリームだったらフィリング少な目でもいいかな?
でもちょっと穴があいてしまって、そこから漏れ出ないか心配・・・。

冷凍庫を覗いてみると、スタンバイ済みのルバーブを発見。小さく刻んでお砂糖をまぶしてあるので、すぐに使えます。
丁度読んでいた『パティスリー』に、生のすぐりとダクワーズ生地を組み合わせたタルトがあったので、応用してみました。ルバーブはすぐりに似て酸味強めだし、甘いダクワーズ生地とあうはず。ダクワーズ生地は流動性がないので、型が浅くても盛り上げることが出来るのが大変好都合です。

■■ルバーブとダクワーズタルト
■材料
ルバーブ 適量 刻んで砂糖をまぶして水気を切る
卵白 2個分 70g
粉砂糖  56g  (卵白の8割)
アーモンド粉 70g
タルト皮 空焼きしておく
■作り方
(1)卵白を硬く泡立て、粉砂糖とアーモンド粉をあわせて振るっておいたものを混ぜる。
(2)空焼きしておいたタルト皮にルバーブをしきつめ、ダクワーズ生地を載せる。
(3)(うさぎの耳に使って余っていた)アーモンドスライスを散らして、オーブンで30分くらい?焼く。
焼く前に表面に粉砂糖をふりかけるべきだったのかもしれないが、忘れました。

 
2010/04/11作ルバーブとダクワーズのタルト

出来上がり~。

それにしても、型に比べて、タルト生地がえらいこと焼き縮んでいます。

2010/04/11作ルバーブとダクワーズのタルト

赤いすぐりと違ってルバーブはやや地味・・・。でも酸味はそれなりに。

アーモンドを載せると普通の包丁では切り難いのですが、沢山のせたせいかパリパリした食感がよかったです。
波刃のスライサー欲しいな・・・。



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福井「萩」の鯖寿司

2010-04-15 | +乳製品・肉・魚・卵
今日はまたしても冷たい雨。
明日あたり、沢山きのこが出てるのではないかなあ・・・。わくわく。
それにしても、あまりの寒さで、昨日ようやくゴアテックスのパーカーからダウンのライナーを外したのに、また重ねて着ています。

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3月に実家に泊まっていたときのことです。
母が用事で福井に行った折、美味しいお土産を買ってきてくれました。

2010/03/24鯖寿司

立派な鯖寿司!
2008年の年末にパーティにお呼ばれした際に教えて頂いた「萩」というお店のものです(お店HPはこちら。通販もしています)。
母はここでランチを食べて、その時に作ってもらったそうです。

まだ鯖がピンク色の、ごくフレッシュな状態です。

2010/03/24鯖寿司

ものすごくぶあつい身で、ゴージャスな鯖寿司です。
この日半分食べて、残りは竹皮に包み直して野菜室に入れておきました。翌日には竹皮がほどよく水分を吸って、しっくりなじんだお寿司になっていました。
お母さんへ:御馳走さまでした。すごく美味しかったです。

2010/03/18ヒヤシンス

実家関連の写真を少々。
これは庭のヒヤシンス。球根を植え替えしなかったらこんな風に群生してきたそうです。
でもこれくらいの方が可憐で野草みたいで好きです。いい匂いの花です。
手前はラムズイヤー。まさに仔羊の耳のようなビロードのさわり心地(でも食べられない)。

2010/03/18アロエ

こちらは植木鉢のアロエ。

おや、株元に何か見慣れないものが?

2010/03/18アロエ

なんと蕾がついていました。
長年植えてあるアロエですが、蕾を見たのは初めてだそうです。

この写真は3/18撮影なので、そろそろ1ヶ月たちますが、どのくらい大きくなったかな。


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