採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

カガミクリスタルアウトレットフェア

2016-12-28 | +食べるもの以外

カガミクリスタルから、アウトレットフェアのお知らせハガキが届いていました。
(以前も行ったことがあるため)

捨てちゃおうかなーとも思いましたが、一応、ダンナサマのデスク(得体の知れない書類でいっぱい)の上にそっと。
見付からないといいなあ、と。

しかし、気晴らしを欲していたダンナサマは、めざとく発見。
「Fujikaちゃん、これ行こっか☆」
と。

久々のアウトレットフェアは、地域の物産出展などもあり、ほどよく賑わっていました。

楽しいお買い物に飢えていたダンナサマは買う気満々。
あれもこれもそれも☆と4,5個は選ぼうとしていました。

が、クリスタルグラスは手洗いしなきゃいけないし、グラス用食器棚もそこそこ一杯。
それに、以前買ったタンブラーグラスはあまり使っていないので、タンブラーの追加購入は禁止!

小さめのを2個にしましょうね~と誘導して、選んでもらいました。

「まあ、最近はウィスキーじゃなくて日本酒をよく飲むかなあ。
ぼくの好みの色でー、やっぱりペアっぽいのがいいよね・・」
とダンナサマが熟考して選んだのがこちら。 

カガミクリスタルアウトレットフェアにて

日本酒用のグラスです。
シリーズ名は月下美人。シュロの葉っぱみたいなのは、月下美人の花ということになります。

カガミクリスタルアウトレットフェアにて

形が違うだけでなく、花びらのカットの数や、底のデザインも違います。
この前作った引き出しに二つ並んでいる姿はなかなか素敵☆

カガミクリスタルアウトレットフェアにて

あと、シャンパングラスを1つ。

カガミクリスタルアウトレットフェアにて

以前は左のものを2つ持っていたのですが、(確か)震災で1つ割れてしまいました。
同じものはなかったので、似た大きさのものを選びました。

シャンパングラスは、通常よりステムがごくごく短くて(この方が収納に便利だし倒しにくい)、カップ部がごく薄い吹きガラスのようなのがないかなあ、と捜しています。
カットグラスは綺麗ですが、ちょっと重たくて厚手なんですよね。


ダンナサマは、
「もっといっぱい買うつもりだったのに~」
と欲求不満げでしたが、絞り込むのに結構悩んだりもして、十分楽しめました。
また来年行きましょうね。

=========

今年の更新はこれまで。
来年は、1月第2週くらいから、かな。
みなさま、年末年始、怪我や病気のないようお過ごし下さい。(病院はみんな閉まってますからね) 

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干し柿2016:粉を吹いてきた

2016-12-27 | +干し柿・干し芋・栗

缶に保管している干し柿をあけてみたら、すごく綺麗に粉を吹いていました。
嬉しくなって写真を撮っておきました。
 

干し柿

わ~、びっしり粉が~☆

最近は、缶入りのものって少ないので、大きくて平たい缶を手に入れるのは結構大変です。
去年は缶が足りなくなって、どこかで買えないかとネットで探し回りましたが、少量で売っているところはみつからず。結局買わずになんとか間に合わせました。

干し柿

アップにしても、綺麗・・・・・(そう思うのは私だけ?)

干し柿

三角形のこちらは、種無しの柿です。

干し柿

全体にしっとりもっちり柔らかいのに丁度良く粉が吹いています。色もさほど黒くならず、綺麗です。

干し柿

こちらは甘柿や、丸ごと干すには柔らかすぎた渋柿の、スライス干し柿。
普通の干し柿はツブツブと白くなっていきますが、こちらは薄氷が張るように粉が吹いてきます。(この後もっと白くなります)
天然フルーツ100%とは思えない甘さです。

干し柿

八珍柿は、しばらく待ってみたものの、なかなか粉が吹きません・・・。(本家矢田さんは柿の色そのままで粉をふかせて、粉雪をかぶった紅葉のよう。夢のように美しいので、リンク先、是非見てみて!)




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フルーツケーキ2016

2016-12-26 | +お菓子(西洋)

先週は、フルーツケーキを焼きました。
ウィークデイに1回、金曜に1回。
そして土曜になって、年明け、台湾に行くおみやげの分が足りないことに気づき、日曜にもう1回。
 

フルーツケーキ

1バッチは、バター等400gで、フルーツは1.1kg、ナッツ200g分。これをダイソーの型6本に分けて焼きます。

一昨年までは、オーブン天板1枚に5個しかのらないため、これを5本に分けていたのですが、ややあふれ気味。
天板上下2段に、各3本で焼けば、ほどよいすきまで置くので焼け具合も丁度よい、と昨年ようやく気づきました。 

仕上げはブランデーを浸したガーゼで包んであります。
(こうするとお酒も沁みるし、苦手な表面デコレーションが不要、という利点もあります) 

フルーツケーキ

頂き物のゴージャスな金色唐草模様の包装紙があったので、手みやげ分は包んでみることにしました。
(カノンさま、ありがとうございます!)
(一度プチプチでくるんであります)
でもぷっくりしたケーキを包むと、金色の枕みたいになってしまいました。
包装紙のゴージャス感が、何故発揮されない?
エッジのある四角いものを包む方がいいのかなあ。 

フルーツケーキ

プレゼントらしくなるように、リボンがけしてみました。
むむう。いまひとつかも・・。
今年はこれでいいことにしましょう。 

フルーツケーキ

断面は借り物写真で。
カノンさんが素敵に写真を撮って下さいました。

(比較的フルーツ大きめなので、厚切りだと食べにくくなかったか心配です。ca_nonさま、大丈夫でしたか?) 

 
■メモ
・今年のお砂糖は三温糖(キョウコさんありがとうございます!)と、大洗の砂糖専門店で買ってきた人玉糖 。
人玉糖を卵白に混ぜてメレンゲにしてそれを混ぜ込んだのだけれど、メレンゲ状態ではとっても黒糖味がしたけれど、
ケーキに焼いてしまうとそれほどでもない。

・干し柿が干しあがる直前くらいに1バッチ焼いておくと、柿と同時に送れてよいかも。
でも、甘いものふたつが同時に届くよりも、ケーキはクリスマス近くに届いた方が、気分が盛り上がるかな? 

・お友達のSさんが「不自然な重さ」と褒めて下さいました。嬉しい☆ 

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リクシルのシャワーシステム「スパージュ」

2016-12-22 | +食べるもの以外

先日、ダンナサマと近所の住宅展示場を見に行ってきました。
といっても家を買うつもりは全然ないです。

とあるマンション(今住んでいる場所ではないところ)をリフォームすることになって、何か参考にならないかな~と。
(このリフォームについてはまた後日記事にしますね)

結論からいうと、戸建て住宅とマンションは条件が違いすぎ。
あと、住宅展示場はネジの頭どころか作った痕跡も見せないように、びっしり、きっちり作り込んであるので、DIY感が欲しい私の好みとはだいぶ違いました。

そんななか、ダンナサマが食いついていたのがこちら。 

リクシルのシャワー


ダンナサマ:「これいいね!」
Fujika:「え?どれ?このタイル?」
ダンナサマ:「こんなの欲しいなあ☆」
Fujika:「え、こんな黒いのが好きだっけ。メタリックなところ?」

話が噛み合っていませんでしたが(興味のない私には見えてすらいなかった)、ダンナサマが欲しかったのは、このシャワーシステム。
リクシルのスパージュ、というシリーズだそうです。 

リクシルのシャワー

こうやって、上から雨のように降り注ぐシャワーが欲しいみたいです。
ふーん。


立った状態で上からびたびたシャワーをあびると、側壁にしぶきが飛び散って、掃除の手間が増えますよね・・・。
私としては、なるべく低い位置で、体に密着させて、弱い水流で浴びて欲しいところなんだけどね・・・・。 

リクシルのシャワー

手持ちシャワーのノズルも、このツマミも、とっても洗練されていることは確かです。
(このノズルが使いやすいのかどうかは別問題)

お値段は、本気で導入を検討する気にならないくらい、お高いです。 

リクシルのシャワー


あと問題は、我が家のバスルームの形状。
これを設置するであろう壁面と天井の境目に、10cm角の梁みたいなものが出っ張っています。
すっきり90度の壁~天井になっていないのです。
 


あと、うちの入浴スタイルもちょっと問題。
お風呂に漬かるときは、洗い場でシャワーを使いますが、シャワーだけ使う場合(主に夏期)は、バスタブの中でシャワーを使うようにしています。(ビジネスホテルみたいに)
そうすると、シャワーで跳ね散らかされた汚れや石鹸カスが、バスタブ内部にとどまり、掃除が割と楽です。

でっぱりの問題がなんとかなって、こういうシャワー(rainfall showerとか、オーバーヘッドシャワーと言ったりするよう)を取り付けられることになった場合、洗い場につけるべきか、バスタブの上につけるべきか・・・?
バスタブの上につけてしまうと、冬はお風呂の中に立ってシャワーを浴びることに・・?バスタブの脇の壁にしぶきが散って汚れて、それがバスタブと壁の隙間に落ちていくだろうなあ・・・。
洗い場につけると、洗い場脇の壁がすごく汚れて、カビもくるだろうなあ・・・。
取り付け金具を両方につけておけば、手軽に移動出来るものなのだろうか。

こんな感じのもの、ダンナサマのためにとりつけてあげたいけど(楽天のこちらで格安で売ってます)、こういった周辺事情もあって、迷っています。

レインフォールシャワー、とりつけていらっしゃる方、いらっしゃいますか?
みなさん、お風呂にはどのくらいこだわっているのかな。


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2016出雲:イシクラゲ

2016-12-21 | +きのこ

荒神谷遺跡に行った際、前から気になっていた、変わった生き物(あえていえば植物系)をみつけました。

記念館から発掘現場まで、200mくらいの遊歩道があります。
右側は蓮池。
もう花の時期は終わっており、特に見るものはないです。

左側は、ちょっとジメジメした草地。 
いやにぬめぬめしているなあ、水たまりだったのかな、と覗き込んでみると・・・ 

イシクラゲ

ぬらぬら光るのはこれ!
あれです!

イシクラゲ。

 こんなところでお目にかかろうとは。

イシクラゲ

ちょっとだけむしってみました。
ぴろぴろして柔らかく、岩海苔みたい。
陸棲藍藻の一種なのだそうです。 

水たまりみたいなジメジメした(あまり綺麗そうでない)場所に生えていて、食べられると分かっていても、あまり食欲をそそりません。
最初に食べてみたひとはえらいなあ。 

イシクラゲ

実は食べたことがあります
台湾のレストランで、「雨来」という変わった名前に惹かれて注文してもらったのです。
海藻に近いけれど、歯応えと磯の香りに欠けるかな・・という印象。
すごく美味しいというものでもないかな・・・。


旅先だったので摘むひまもありませんでしたが、もし家の近くに生えていたら・・・・・・どうしましょうね。 
すごく綺麗な場所だったら、摘んでみちゃうかも。
ワカメと一緒に炒めるとか、磯っぽい味を足すと美味しいと思うのよね・・・。
(じゃあワカメ炒めでいいじゃん、という気もする) 

地面に生えているといえば、duckbillさんは(トリュフに詳しい方の案内で)トリュフをみつけたそうです。
どうせみつけるなら、イシクラゲよりトリュフがいいなあ。


■参考情報
デイリーポータルZ
公園とかグランドに落ちているワカメみたいなアレを食べる」 

Wikipedia イシクラゲ  

イシクラゲの生態についての読み物 




=========
昨晩は獅子柚子ピールのシロップを煮返し、柚子ピールを煮始め、年末チョコがけ用の瓶詰めピールを煮直して干し、屑サツマイモ少々を50度洗いしてオーブンで焼いて皮を剥いて干しはじめました(←ザツにやったせいかなんかちょっと失敗。温度が高かったかも)。

道具の片づけは当然追いつかず、家が段々荒れてきています・・・。
(ダンナサマはしばらく出張。週末帰ってくるはずなので、それまでには多少片付けなくては・・) 

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2016出雲:松江城

2016-12-20 | +国内

昨晩は、獅子柚子ママレード、ひと鍋分瓶詰めしました。
引き続き、柚子ピール作り、途中まで。 ぜーはー。

砂糖で煮る直前まで進めたので、今晩煮て、明日は干しはじめられるかな。

写真も撮らず一心不乱に作業していたので、ブログネタがありません。
そういうときは、旅行記事。
(つまんなくってすみません。)

====

出雲旅行で、2泊目は松江に泊まりました。
なので翌日は、松江城見学。
 

松江城

松江城。
別名千鳥城というそうです。
日本百名城のひとつ。
お城には全く詳しくありませんが、綺麗だなあ、とは思います。

父と私はお城の中まで行ってみることにしました。
階段が沢山あるということで、膝の痛い母は体力温存のため、ふもとで待機。

松江城

自分ひとりで松江をぶらぶらしていたら、きっとお城には入らなかったと思います。
でも、松江城の中は、かなり見応えがありました。
(入ってみてよかった)
過去の松江市の再現模型が、いくつもあるのです。
 
一番古いものは、旧藩時代。宍道湖畔の平らな松江で、お城のところだけぽっこり高いのが分かります。

街は道も広く、建物も詰んでおらず、スカスカ。 

松江城

これは、昭和34年頃だったかな。建物が詰んできていますが、高層建築はまだほとんどないです。

もっと後の時代のものもあって、模型を見比べるだけでも、かなり楽しいです。 旅行者の私でも面白いのだから、松江に土地勘のある人だったら、尚更だろうなあ。

松江城

宝物的なものもいろいろ。
これは螺鈿の机。

松江城

蒔絵の重箱、だったかな。

松江城

昔のしゃちほこ。

(全部お宝ではありますが、雑多なものが詰め込まれて、倉庫みたいですね) 

松江城

松江城は戦前までは国宝だったのですが、戦後、文化財保護法の改正で、重要文化財に格下げになってしまいました。
それというのも、築城年代に関する史料がないため。

ところが、平成24年に、松江神社で築城年代推定の助けになる祈祷札が見付かったのです。
それがこちら。「慶長拾六年正月吉祥日」と書いてあるのだそう。

松江城

この発見をうけて、平成27年に悲願の国宝(再)指定。

(黄ばんだ紙なので、戦前の国宝の指定書かと思っちゃいましたが、最近のものです)

松江城

どの部材がどのくらい古いのかな。
床は、大勢の観光客の足で磨かれて、ツルツルすべすべでした。

(足袋靴下は、湯上がり用ということで旅館のアメニティのひとつ。靴下がひとつ足りなかったので助かりました) 

松江城

天辺まで登ると、眺めがよいです。
模型のころとは大分違って、びっしり建物が建ち並んで、隙間がみえません。 

松江城

高層建築も沢山。

松江城

なだらかな山が、遠くに見えます。
(山陰では、山は南側、海は北側になります。なんか不思議な感じ) 

 

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獅子柚子ママレード

2016-12-19 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

もう12月も下旬です。

いつの間に。

(今朝から)ダンナサマがほぼ連続で2週間出張なので、自分の時間はたっぷりあるわ、と思っていましたが、再来週はもう年末で、半ばには実家に移動してしまいます。ということは、今週中+週末で、年末作業を終わらせないと。

例年は12月に入った頃から干し芋作りを始めるのですが、今年はまだ一度もやっていません。
去年、極度の豊作のため、「頑張らないと終わらないかも・・」と根を詰めてほぼ毎日のようにお芋を蒸かしていました。
で、今年は不作気味。
去年の疲れが出たのか(飽きたのか)、少量なので気合いがいまひとつ入らないのか。
今週中、数回は蒸かして干したいものです。
(やり始めてしまえば軌道に乗るのだけれど、やらなきゃ、って思っている時間が長いし憂鬱です。さっさとやればいいのにね) 

あと、今年も巻き柿を作る予定なのに、柚子ピールのこと、すっかり忘れていました。
これから仕込みです。ああ。


その前に、こちら。
 

獅子柚子ママレード

巨大な獅子柚子の面々。
(カノンさま、ありがとうございました!) 

獅子柚子ママレード

それぞれが巨大で、しかも数もあるため、皮を剥き始めるまで、勇気が必要です。
でも一旦始めてしまえば慣れた作業。 
剥くのなんかは、手が勝手にやってくれる感じです。 

今年は果肉がとても瑞々しく、柔らかです。 
あたり年なのかな?
剥いていて嬉しくなります。 

獅子柚子ママレード

一番小さな獅子柚子。
どうなっているかとワクワクしながら切ってみたら、ほとんど皮ばっかり~☆
(以前買った仏手柑を思い出します) 
 

獅子柚子ママレード

果肉だけ、まず電子レンジで加熱。(獅子柚子は果肉の方が固いです)
皮は茹でこぼしてよく洗います。
で、スライスして、皮の一部を刻み、(水を少し足して)やはり電子レンジで加熱。
その後皮と果肉を合わせて砂糖など追加。
この状態で1日目は終了。

第一陣は、鍋二つに満タンの果肉と皮。
翌日、3回に分けて瓶詰めしました。 

獅子柚子ママレード

1回目10個、2回目13個、3回目6個、合計29個。
最初の2回は、マンゴーフレークを混ぜてみました。
(色がちょっと黄色いです)


第2陣ママレードは、鍋ひとつ分、獅子柚子の皮と柚子果肉(昨年の冷凍)のママレード。今日明日にでも瓶詰めの予定。

そして第3陣は、鍋3つ分の獅子柚子ピール。(年内に煮上がるだろうか!?) 

趣味なのに、このスリリングさは、何故。



■追記

獅子柚子ママレード

2016/12/19作
獅子柚子ママレード、3バッチ目。

 

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2016出雲:荒神谷(こうじんだに)遺跡

2016-12-15 | +国内

出雲旅行の際、大量の銅剣類が出土した、荒神谷遺跡というところに行ってきました。
 

荒神谷遺跡

特にどうということはない谷あいに、荒神谷はあります。

荒神谷遺跡

ごく普通に見える斜面に重要な遺跡があるなんて、想像がつきませんよね。
1983年、広域農道(愛称・出雲ロマン街道)の建設に伴い、(恐らく単にルーティンとして)遺跡調査が行われたのだそうです。(もともと神庭と呼ばれる土地だったそうですが、特に期待はしていなかったのではないかな・・)

ここで調査員が古墳時代の須恵器の破片を発見したことから発掘が開始されたのだそうです。
掘ってみたら、、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土する大発見!ということに。 

荒神谷遺跡

行ってみると、しっとり落ち着いた谷あい。

荒神谷遺跡

かなりの急斜面に段が作ってあり、そこに出土品が綺麗に並べられていたのだそうです。

荒神谷遺跡

びっしり、交互にならべられた銅剣。
(発掘当時の様子を再現してあります) 

荒神谷遺跡

こちらには銅鐸と銅矛。

荒神谷遺跡

どれも、実用品というよりは、まつりごとの道具だったとのこと。

荒神谷遺跡

なお、発掘される青銅製品は緑青が出て渋い色合いになってしまっていますが、鋳造直後および埋納時は金色だったそうです。
ふむ。
ピカピカの金色なら、なんか有り難みがある気がする。

荒神谷遺跡

発掘関係者は大興奮で、マスコミにも随分と取りあげられたそうです。
最終的に出土した銅剣358本というのは、それまでに全国で発掘された銅剣の総数を超える数なのだとか。
 
出土品は、島根県立古代出雲歴史博物館に展示されています。 

荒神谷遺跡

じゃじゃーん!

再現模型は、金ぴかに輝いており、しかも大量にあって壮観です。
(錆びてレースみたいになってしまった実物は下段に)

荒神谷遺跡

銅矛と銅鐸も、昔は金色だったようです。

荒神谷遺跡

これら銅製品の製作年代は、弥生時代前期末から中期中頃、製造地は北九州と考えられているようです。 

荒神谷遺跡

(写真がひどくてすみません)
埋納された時期については定説はないとのこと。
何かの勢力争いがあって、負けている側が、将来の再起を誓って宝物を隠した、という説があるそうです。で、未明もしくは夕暮れ時の薄闇の中、宝物を隠す様子の模型が展示されていました。


このほかにも、出雲のあちこちに、まだ宝物が埋まっているのかも?
歴史のことはサッパリですが、宝探しはワクワクします。
観光途中も、爪先で地面を蹴りながら歩いたりしてました・・・・。


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2016出雲:風土記の頃の市場

2016-12-14 | +国内

島根県立古代出雲歴史博物館の中に、市場がありましたよ!

といっても風土記の時代の市場の再現。
出雲の国風土記は733年完成だそうなので、奈良時代、ですよね。

この風土記は、地方の文化風土や地勢等を国ごとに記録編纂して、天皇に献上させた報告書なのだそうです。
神話・伝説も書かれていますが、その土地の産物も記録されていたようです。
それに基づいた市場の想像図が模型で再現されていました。 

古代出雲歴史博物館

これは薬草屋さんかな。
干した朝鮮人参みたいなのがありますが、これは、輸入品かも?(日本では育たないですよね?)

古代出雲歴史博物館

魚屋さん。
広大な宍道湖があるので、魚介は充実していただろうなあ、と思います。波もなく、無限に沸くように魚や貝がとれただろうなあ。
湖畔の人は誰でもさぞかし豊かな食生活だっただろう、と思いますが、プライベートビーチ(?)とか入漁権が当時からあって、貧乏人はやっぱり苦しかったのだろうか・・・。

古代出雲歴史博物館

手前の大きなザルはアワビ。干しアワビのように見えます。その左は生のナマコ。
このほか、エビ、コウイカ、シジミ、塩、サザエ、牡蠣、クロダイ、ハマグリ、カメノテ、ボラ、フグ、マグロ、ワニザメ、スズキ、鴨、マダコ。
すごい美味しそう。
海洋汚染もなく、今より美味しい魚貝だったのでは、と母が言っていました。
タイムマシンがあったら、美味しい魚介を買いに行きたい!(あ、この頃ってもう貨幣経済?)

あと、台湾の市場を見た経験から、これら全部が1件の店に並ぶことはないんじゃないかと思います。
湖のもの、海のもの(磯・沖)、あと乾物類は別の人が売っていたのではないかな。

 

古代出雲歴史博物館

八百屋さん。
すごく寂しいです。ヤマブキ、カブ、セリ、ジュンサイ、タケノコ、くらいです。
(ジュンサイは多分シジミとかと一緒に売られていたのでは) 

本当は、もっと色々並んでたのだろうと思います。
少なくとも一人の人が運べる限界までは、商品を並べたのではないかな。 

古代出雲歴史博物館

風土記を書いた人、野菜には興味なかったのかなあ。珍しい野菜だけ書いたのかな。調査した時期が早春で、品揃えが悪かったのかも。

当時は果物はあまりなかったのかな?
(何かしらあったと思うけど)
あとキノコも、季節にはとってきて売る人がいただろうなと思います。 
 

古代出雲歴史博物館

宍道湖の、当時の漁法。(見学していたおじいさんが、ちょっと前までこうやって漁をしていた、と言っていました)
巨大な竹箒みたいなのを湖に立てておいて、それを魚礁にするのだそうです。

古代出雲歴史博物館

で、それをさっと引き上げると、竹箒に沢山の魚が挟まれて、つかまえることが出来るのだとか。

古代出雲歴史博物館

漁具もいろいろ展示してありました。
植物系の採集は好きですが、狩猟・漁労はほとんど経験なし。なので見ても、ふーん、という印象しか持てず、でした。

古代出雲歴史博物館

この小屋は、玉作りの工房の再現。
遺跡では、碧玉や瑪瑙などのクズが100kg以上出土したそうです。
もしこの時代に生まれたら、玉造工房に弟子入りしたいかも(子供の頃、石が大好きでした)。

この頃は、漁師の子は漁師、職人の子は職人、と将来が決まっていたのだろうか。 ある程度適性によって選べたのだろうか・・・。


奈良時代、庶民の暮らしはどんなだったのでしょう。
忙しかったのか、意外とのんびりしていたのか・・。
便利な機械はないし、店で買えるものも限られているし、ヒマな訳はないよなあ、とは思います。
でも母によると、「子供が学校に行かないならば、結構な労働力になるわよね」と。
ふむ。なるほど。確かに。
子守もするだろうし、おかずになる魚をとってきたり、薪を拾ってきたり、色々役に立ってくれそうですね。
(母が子供の頃くらいまでは、子ども達が結構仕事してたかも)

豊かな宍道湖周辺では、少なくとも、食べるだけでカツカツ、ではなさそうです。
だから権力者が生まれて、特に役にも立たない古墳や、巨大建造物を造る余裕があったのだろうなあ、と。
 

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クリスマス飾り物

2016-12-13 | +その他

何故か我が家に、素敵なクリスマス飾りが沢山あります。
滅多にないことなので、ご紹介しますね。
 

クリスマス飾り

クリスマスツリー☆
とっても背が高く、ゴージャスです。
(サクマさん、ありがとうございます~)
国立のお花屋さんによるアレンジメントです。 

クリスマス飾り

家にあったお盆が、丁度ピッタリサイズ!
色もよく似合っていますよね。
盛り合わせに埋め込んでみたきのこは、また別の頂き物(楽子さん、ありがとうございます!)。
ケーキのブッシュドノエルにもメレンゲキノコを添えたりしますし、似合ってるのでは☆ 

クリスマス飾り

でも、ツリーのてっぺんのお星様がわりにきのこ、っていうのは、ちょっと違うかな?

クリスマス飾り

クリスマスリース。
これは頂き物のセンリョウ(ですよね?)を使って自分で作りました。ニンニクリース用の段ボールの輪っかがあったので、チャレンジ!
(といっても適当に結わえただけなのですけれど・・。よく見るとヒモと枝が・・・。後で切っておこう・・・)

クリスマス飾り

昨年はこんな風に生けて飾りましたが、(日保ちはどうか分かりませんが)リースの方がスペシャルな感じに仕上がりますね。
(カノンさん、ありがとうございました!) 

クリスマス飾り

そして玄関には、キャンドルとミニサンタさん。
(ポメマルさん、Onoさん、ありがとうございます!)

お友達からの頂き物で、ぐっとクリスマス気分が盛り上がってきました。
そろそろフルーツケーキの準備をするかな・・・。
 

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