採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

水戸芸術館

2015-04-30 | +国内

 4/29の祝日、珍しくお出かけしてきました。
先日、ダンナサマと一緒に『日曜美術館』を見ていて興味深かった「山口晃展」。場所は水戸芸術館です。
TVを見ながら珍しくダンナサマが、「行こうか!」と乗り気になっていました。
まあそのうちかな?(うちらのことだから知らない間に会期が過ぎる可能性も・・)と思っていたら、29日になって突然、「そうだ、あれ行く?」と。

水戸なんて、運転免許をとったとき以来でしょうか。
バスで、えらく時間がかかった記憶があります。
しかもあの場所は(今思うと)水戸の町はずれで、お昼ご飯を買うのにも不自由な地の果てみたいな印象のところでした。

マイカーで行けば、水戸は1時間くらいで着いてしまいます。意外に近い。
しかも、なかなかの市街地(県庁所在地ですしね)。
 

水戸芸術館

「山口晃」で画像検索すると作品が沢山出てきますが、大和絵や日本画風の細い線で、とても緻密な絵を描く方です。
現代アート界では一番の売れっ子なのだそうです。

水戸芸術館

立体作品もありました。
電柱が気になる存在のようです・・・。
私は、電柱より鉄塔が好きかな。
子供の頃、高圧電線の鉄塔を見て「こ、これが東京タワーかな!?でも同じものが沢山あるからきっと違うよね」と心密かに思っていました。
(写真OKなので撮影してきました)

水戸芸術館

昔は染め付けの碍子(ガイシ)が作られていたようです。
 

水戸芸術館

水戸芸術館にはパイプオルガンもあります。
日本最大級なのだとか。
時折演奏会があり、29日も午後1時半から無料のミニコンサートがあったのですが、我々はそのずっと後に家を出たくらいで、間に合いませんでした。 

水戸芸術館

中庭は清々しい芝生の広場になっています。
左手にあるのはモニュメント。 

水戸芸術館

こんな感じの縦長のモニュメントです。
(高すぎて写真に入りません)

このモニュメントをクレーンで下から上まで撮影した動画が、今回の展覧会のひとつに使われていました。 
右のTVではこのモニュメントをずーっと下から上に映し、左では、普通に人が住んでいるマンションやアパートの部屋内部を下から上に、何部屋も映してありました。
山口氏の作品によくあるような、建物の壁を取り払った横断図を見ているような感じ。 
ささっと見て通り過ぎてしまったのですが、人の家って面白いな、と思いました。 

水戸芸術館

で、ミュージアムショップで見付けたのがこの本。
都築響一著『TOKYO STYLE』。
1990年代頃の東京の(おそらく)独身者達の部屋の写真集。
最近、自分の家を何とかしたいと色々なインテリア本を借りて眺めたりしているのですが、そういうものとは対極の、リアルライフ。
というか、リアル脳内。
ちょっと立ち読みしただけでしたが、ものすごいインパクトでした。 


「無惨刀絵巻」のような劇画タッチの連作は、ほんと、マンガのようでした。
この方の作風がそうなのか、それともこの世代だとマンガの影響は免れないということか・・。
(イラストエッセイ集も出版されています)

これくらい絵が上手だと、おそらく描こうと思うものは何でも描けてしまうだろうなあ。
作品は、完成前から売れてしまうほどの人気だとか。
そういう人が何をどう描くか、それはそれで大変なのかもしれません。
アートについて何にも分からない私ですが、いろいろ考えさせられました。

・漫画家とイラストレーターと現代美術家の違いって何だろう?
・商業デザインとアートの違いって?
・色塗りされておらず、鉛筆の下書き線も残った作品「東京図」があったが、クライアントはあれでOKだったのかな。
 相手がイラストレーターだったら、「塗って下さい」と注文を出せる(と思う)けれど、アーティストの場合はそういうこと言えないのかしら?
・上手な(一流の)マンガ家の手描き色つき原画と、この方の作品、サイズや所要時間が同じ絵を比較すると、値段ってどう違うのだろう。
 (マンガ家による?)
・山口氏は美大では油彩を専攻したそうだけれど、何故日本画にしなかったのだろう。
 余りに(作風として)親和性がよすぎるから、むしろ居心地が悪い油彩を選んでみたのかな・・。
・カタログを見ると、それぞれの作品に作者のコメントがついていた。存命の作家でも、必ずしもこうはならないですよね?お得かも?
 ちょっと調べたところ余技で落語も出来る方だそうで、ある意味饒舌なアーティストなのかもしれない。
 作品のアピール、というよりは、ごにょごにょとした言い訳っぽいコメントを書いたりしていて、そこが面白い。


美術館の後は、中庭の写真の奥に見えている京成デパートへ。
デパートの後にはストリートもうろうろするつもりが、デパートに入った瞬間、お刺身を買ってしまったのでした(ダンナサマが)。
ほかにも干物や、あと催事コーナーでお寿司を買ったりバウムクーヘンを2つも買ってしまったり。
普段行かない場所だったので、二人ともつい財布の紐をゆるめてしまいました。
「外食すると思えば安いよね」というのがこういう時の言い訳なのですが、しょっちゅう使っているような気もしてきたな。キケンだわ。 

 

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巾着型バッグのプチ改造(カメラバッグ)

2015-04-28 | +縫い物

ファスナー式や巾着式ポーチは、最近余り好きではなくなってきました。
口の開け閉めがなんとなく億劫で・・・。
ぱっちん、と片手で、ワン・アクションで開閉できるがま口が最近の好みなのですが、がま口ポーチって結構高価です。
自分で作ろうかと、手作りがま口の本を図書館で借りてはみましたが、ミシンには寒すぎる気候だったため、着手には至らず・・。

手芸材料店のサイトを見ていたところ、ばね口金、というものがあるのに気づきました。 
これ、いいかも。
 

ばね口金

バネ口金というのはこういうもの。
金属製の板バネ2枚を使って、パカ、と口が開くようになっています。
上はカンなし。下はカンつき。
カンつきだと、ここに手提げヒモを通すことが出来ます。 

ばね口金

こういう巾着式のバッグが、ダンナサマの実家の片付けをしていたら出てきました。(ほぼ唯一の掘り出し物)
丈夫な生地で、仕立てもとても丁寧なバッグです。
これにバネ口金をつけてみます。

ばね口金

巾着のヒモが通っていたところに、丁度バネ口金を通すことが出来ました。
ぴったり閉じるので、中味がこぼれ落ちることはなくなりました。
カンには、巾着ひもだったものをくくりつけました。 

ばね口金

手提げヒモを内側に隠せば、ショルダータイプになります。 

ばね口金

バッグの全体像はこんな感じ。
沖縄の、八重山ミンサーという織物です。
素材は木綿、組織は平織り、生産地は石垣市と竹富町です。五つと四つの絣を組み合わせて、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という想いが込められているのだそうです。
織りもしっかりしていますが、仕立てが素晴らしい。ものすごく丁寧です。
どこも縫い直さずに改造できてよかったです。 

ばね口金

このバネ口金は、ぱかっと、小判型に開きます。
(普通は四角形に開きます)
中にはクッションボックス(インナーケース)をはめ込んで、カメラバッグにしました。
(しばらく前、中くらいの大きさのカメラを買ったのです。カメラについてはまたいつか・・。あまり使いこなせていなくて、この写真も昔なじみのコンパクトカメラで撮ってるし・・・)

パカっと開くカメラバッグ、とても使い易くて大満足です。
嬉しくて毎日持ち歩いています(カメラは、あまり取り出さないまま・・) 

ばね口金

カンの部分は、爪で指している六角ナットがストッパーになっています。
このナット、指でぎゅっと締めておいたくらいではすぐにゆるんでしまい、早速2個なくしました。 

ばね口金

換えのナットをホームセンターに探しに行きました。
同じサイズのナットもありましたが、ナイロンナットというものを買ってみました。
ピンの先端のネジ部分が隠れて、すべすべとして手触りはよくなりましたが、より目立つようになったかも・・。 

ばね口金

中に弾力性のあるものが仕込んであり、それに食い込むことで、抜けにくいという仕組みではないかと思っています。
(今度はペンチでぎゅうぎゅう締めておきました)

金色のナットが売っていればよかったのになあ、と(口には出さず)ひそかに思っていたら、ダンナサマは「それ、銀色のポイントで、いいんじゃない?」ですって。
ふーん。 好みっていろいろ。
私も、銀色でも気にしないことにしました。 

ばね口金

その後、実家の自分の部屋で、長年埋没していた革のショルダーバッグひもを発見。
これにぴったりなのでとりつけてみました。
更に使い易くなりました☆

ばね口金ポーチはとても使い易いです。
巾着ポーチで使えそうなものは、みなこの口金をとりつけているところ。
いくつか試してみましたが、てろてろと薄い生地(絹など)のものは、口金の強さに負けて布が弱ってしまいそう。
やや厚手の木綿生地に適しているようです。

ファスナー式ポーチはもう処分しましょうかね・・。

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インドネシアの謎のフルーツ

2015-04-27 | +フルーツ

ダンナサマがインドネシアに出張に行って、珍しいフルーツを食べたよ、と写真を撮ってきてくれました。
 
正体不明なものなので、もし何かご存知の方がいらっしゃいましたら、是非情報お願いします!
 

duku

ピンポン球よりやや小さいサイズ。
丸くて肌色のものはドゥク。
私も以前食べたことがあります。

緑色で細長い方は、名前不明。
初めてみました。 

duku

上がドゥク。
ライチよりもなめらかな薄い皮を向くと、ライチやランブータンのようなゼリー状の果肉が現れます。
果肉はマンゴスチンのように5,6房に分かれています。
ぷにぷにして柔らかいグミのようで、果汁は滴らないです。
味は、カルピスウォーターのような、ハイチュウヨーグルト味をごくごく薄めたような、というか。うっすらした甘酸っぱさです。

緑の方。
ヘタの方から殻を剥くと、ちょっと空洞になっていてその向こうに種の一部が見えます。
全部皮を剥くと、つるん、と一体化した果肉が現れます。
表面はぬるぬるというかつるつるというか、指が濡れる感じ。
(ドゥクの方はそんなことがない) 

duku

上がドゥク。
中心部に綿状のものがあります。
種は、それぞれの房に一つずつあり、大半がシイナですが、1個くらい大きめの種があります。
種は噛むと苦いので、周りのゼリー部分のみ、軽く噛んで食べる必要があります。

緑の方は、真ん中に大きな種。(ドゥクよりはライチに似ているともいえる)
果実の大きさは似通っていますが、可食部はドゥクよりだいぶ少ないです。 
で、これの味ですが、「マーガリンみたい」ですって。
さほど甘くも酸っぱくもなくて、微妙に脂っぽいような味がする、とのこと。ううむ。ナニモノ。
(脂っぽいということは、アブラヤシの実かしら?と思って検索してみましたが違いました) 

duku

緑の方の、中心の種。
枇杷の種くらいのサイズです。
インドネシア人によると、この種も食べられるのだそうです。
「どうお?」と数個持って帰ってくれたのですが・・・・。
茹でたらいいのか、煎ったらいいのか・・・???


そうだ、播いてみたら正体が分かるかしら?
(とりだしてしばらく経っているので発芽能力はもうなさそう)


業務連絡:
ダンナサマへ
このページをインドネシアの人にメールで知らせて、この緑の実の名前を教えてもらってちょ。 
さほど美味しくないとはいえ、気になります。 


===========

■参考情報

ドゥク Dhuku Wikipediaジャワ語 

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ひさびさアミガサタケ

2015-04-24 | +きのこ

アミガサタケ、出てきました!
確か去年も一昨年も不作。
久々の収穫で、興奮もひとしおです。
 

morel_mushroom

ぽこぽこ!!

いくつも黄色いキノコが出ているのが分かるでしょうか。
こんなのを見つけると大興奮です。 
アドレナリンぷしー、って感じ。
一度味わってしまうと、中毒になります。

こんな大発生があちこちで!?と期待して見て回りましたが、そうでもないです。 

morel_mushroom

他の場所では、よーく探すと、ぽつ、ぽつ、と見つかる程度。

morel_mushroom

こちらには3本。

morel_mushroom

束になって生えていました。
 

morel_mushroom

晴れていると写真うつりがいいなあ☆
かわいいなあ☆ 

morel_mushroom

あにゃ。
発生の初期段階で踏まれたのかも。
(何度も探しに行った場所で、私が踏んだ可能性大) 

morel_mushroom

4/21の収穫。
公園エリアと住宅地エリアをハシゴして、かなりの収穫です。 

morel_mushroom

このあたりの黄色いものが、たたみ一畳ほどのエリアにまとまって生えていました。(一番上の写真)
群生地があると、一気に収穫量が多くなります。 

morel_mushroom

4/22の収穫。
この日は住宅地エリアを攻めてみました。
まあまあかな。

morel_mushroom

4/23。
この日は公園エリア。
一時間ほどみっちり歩き回った割には、この程度。
うーむ。足が疲れた割には、それほどでもないなあ。 

週末は、ダンナサマと東京に遊びに行こうかとも考えていましたが、キノコ狩りに予定変更。
二人で探索してみます。
運動にもなるし。

消費カロリーは、どっちが多いかな。
駅で階段をよく使う分、東京でぶらぶらする方が多いかも。

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ナチュラルとうふ チョコレート味

2015-04-23 | +お菓子・おやつ

 スーパーマーケットでお豆腐を買おうとしたら、変わったものを見付けました。
 

soymilkpudding

ナチュラルとうふ チョコレート味。
どんなものかよく分かりませんが、 ついカゴに入れてしまいました。
自分への言い訳は、「こういう商品はおそらくすぐ消えてしまうから今のうちに一度だけ買ってみよう」。

普段はスーパーやコンビニのスイーツには基本的に近寄らない/買わないことにしているのですが(食べたい場合は自分で作る)、 お豆腐コーナーではガードが甘くなってしまいました。

soymilkpudding

原材料は、豆乳クリーム、果糖ぶどう糖駅頭、ココアパウダー、オリゴ糖、食塩、凝固剤、香料、カカオ色素。

豆乳クリームって何だろう。
濃いめに絞った豆乳ってことかな?

soymilkpudding

開けてびっくり。
正方形のパッケージはトレイのみで、本体は楕円形のカップでした。
このムダなトレイは、お豆腐コーナーに置いてもらった場合、お豆腐と同じ大きさでよく目立たせるため、かな。

soymilkpudding

ひと口食べて写真を撮るつもりが、うっかり沢山食べ進んでしまいました。
とろん、と柔らかで、プリンとババロアの中間のよう。
予想以上に美味しいです。
豆腐のような味はしなくて、完全にスイーツです。
色は薄めですが、チョコレート的な味がちゃんとします。 


豆腐に無理矢理ココアを混ぜたものを想像していましたが、予想以上に美味しい、普通のスイーツでした。
豆腐コーナーではなく、コンビニのスイーツコーナーに置いたほうがしっくり来る感じ。
何故豆腐コーナーに? (豆腐メーカーだからだと思うけれど)

充填豆腐というカテゴリだと、スイーツコーナーに置いてはダメなのかな?そんなことないですよね。
豆腐を買いに来て、あ、お菓子も買おう、という人はあまりいないような。
スイーツコーナーに置いて”豆乳”ということでヘルシー感を漂わせた方がいいような気もします。

折角おいしい商品を開発したのだし、長く売り続けられるよう、がんばってほしいものだわ・・、と思いつつ、メーカーサイトを見てみたところ、
心配するまでもなく、期間限定発売だそうです。
(買っておいてよかったかも☆)
相模屋というこちらのメーカーは、ガンダム好きなら一度は買った(?)あのザク豆腐を開発したところ。
形でインパクトを与えるのみならず、こういう豆腐とは別タイプの豆乳製品も、いろいろ開発しているようです。

こちらの「ナチュラルとうふ」、過去の期間限定商品としては、ハロウィン時期のパンプキン味。なるほど美味しそう。
そして定番商品は、プレーンで甘みもなしの、「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」。
リコッタチーズの代わりとしてやマヨネーズ風にするなど、調理にいろいろ使えそうです。
今度買ってみようかな。




 

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ニンニク2015:多雨につき(?)不調

2015-04-22 | +ニンニク

今日は久々の晴れです。
乾いてしまう前に、アミガサタケを探しに行かなきゃ!畑は後回しだわ。

というのも。

畑に行くとちょっぴり悲しくなるため。
ニンニクが不調なのです。

(以下、2台のカメラで撮った写真を混ぜているので、色合いが濃かったり薄かったりしています。
 実物は薄い方に近いです。) 

ニンニク

概観を見てもなんとなく分かるかもしれませんが、黄色っぽい葉っぱが多いです。
以下、詳しく見ていきます。 

ニンニク

まずはいい例から。
福地ホワイト無臭。
スーパーで食用のものを買って、6粒だけ、他のニンニクとは別の場所に植えたもの。
全ての葉っぱが緑色で、比較的しゃんとしています。 

ニンニク

対するこちらは自家採種の、福地超大粒鱗片。
葉っぱが黄色くしなびて、小さくいじけています。
もはや腐る寸前です。
おそらく軟腐病。
過湿で多肥傾向だと発生しがちなのだとか。 

ニンニク

こちらも福地超大粒鱗片。
多少はましなものもあります。
上の状況よりは、多少ましかな。 

ニンニク

あまりにひどいものは、見ていて悲しいし、病気が拡大しないように抜いてしまいました。
この時期、まだ鱗片は肥大しておらず、葱のよう。

しっかり根を張った健康なニンニクであれば、ちょっと引っ張ったくらいでは抜けませんが、病気のものは簡単にスッポリ。
葉っぱだけでなく根っこもだいぶ死んでいるようです。

 

ニンニク

こちらは福地大玉の小粒鱗片。
大玉の小粒鱗片と、大きな珠芽、小さな珠芽など、それぞれどういう玉が出来るか比較するために植えてみました。
収穫があれば、の話ですが・・。はう。 


ニンニク

こちらは福地特大珠芽。

ニンニク

福地珠芽小。
この写真は色が濃く写っているせいかもしれませんが、珠芽出身のニンニクは、細いけれども比較的元気そうな気がします。 

ニンニク

山形の、最上赤ニンニクという品種。
あちゃ~という惨状。
まあいいや、来年の種分くらい採れれば御の字です。

ニンニク

山形の珠芽。
細いけれど、まあまあ元気かな。

ニンニク

沖縄ニンニクの、大粒鱗片。
冬の間は寒さにも負けず、シッカリ伸びて青々していたのになあ・・。


ニンニク

沖縄ニンニクの珠芽。
極小粒の珠芽だったので、ひょろひょろです。
どんなサイズのニンニクになるのだろう。
巨峰くらいかも。 

ニンニク

台湾珠芽。
おそらく南方系で、沖縄ニンニクよりやや赤味が薄いタイプ。珠芽のみ植えてみました。

ニンニク

スペイン原産の、アホ・サント(アホ・モラード)。自家採種の鱗片です。
来年の種用がとれるといいなあ。

ニンニク

今年初めて植えてみたアブルッツォの赤ニンニク。
ソフトネックタイプではないかと予想しています。
確認したいので、何とか生き延びてくれ。 

ニンニク

こちらも今年初めて植えてみたシチリアの赤ニンニク。
収穫できるといいなあ。 
せめて来年の種分だけでも・・。 


■病気多発の心当たり
・天候不順? 
 春になってから日照が非常に少なく、雨が多すぎ、という印象。

・追肥に使った肥料は、昨年は園芸全般用の粒化成肥料だったが、今年は「タマネギ・ニンニク用肥料」だった。
 粒が大きいため、それぞれのマルチ穴に、割と多めにざらっと播いてしまった。 
 量が多すぎた可能性がある。またそもそも例年のものより肥料効果が高い肥料だったかもしれない。

・モグラがニンニクエリアの地下を縦横に走りまわっており。それで根っこが傷んで、その傷口から感染したのかも。

・冬の間のマルチ穴の除草の際、雑草の根っこの土を、そこらにまき散らすようにしてしまった。
 ニンニクの地上部に無闇に土がかかると病気のもとになるらしい。
 天候不順もあいまって、この土が病気蔓延を助長したか・・。

・やや救いなのは、同じ家庭菜園の他の方々(皆さん、例年とても上手に作っています)も、ニンニクはかなり不調気味なこと。
 やはり今年は気象条件が厳しかったのかもしれません。

■来年の課題
・追肥は、いつもの粒化成肥料に戻してみる。

・今年は6列マルチに5列又は6列植えた。これを、1列おきに3列とし、追肥は植え穴と植え穴の間の穴にしてみる。
 また、空いている列はよく踏んで、モグラ通路をよく潰すようにする。

・竹の棒を植えた場所の周囲等に沢山指しておくとモグラよけになるらしい(KOHさんブログより)。
 秋、篠竹を沢山切って、モグラ除け棒を用意しておくといいかも。地下に差し込む長さは30cmくらい?とすると棒は40cmくらいか。

・草むしりの際はそーっとむしって、土をニンニクにふりかけないようにする。
 

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サンボル Sambol(モルジブのふりかけ)

2015-04-21 | +その他食べるもの

アミガサタケ、とある一箇所でいっぱいでていました!ようやく! 今後の発生も期待したいところ。
写真はまた後日。

===

お友達の楽子さんから、珍しい食材を頂きましたのでご紹介します。
モルジブ土産の、「サンボル Sambol」というもの。

Sambol は和え物という意味で、ふりかけ状の食べ物です。
Katta(唐辛子)Sambol や pol(ココナッツ)sambol など色々な種類があるそうです。
 

sambol

頂いたのはKatta Sambol。
原材料の赤唐辛子、タマネギ、カツオの絵がついています。

 

sambol

ラベルによると材料は
燻製カツオ(モルジブフィッシュ 後述)、タマネギ、タマリンド、唐辛子、塩、植物油、醤油、砂糖、カレーリーフ、スパイス

ポルサンボルだと、これにココナッツが加わるのかな。 

sambol

茶色くてほろほろしたふりかけです。 

sambol

バスマティライスにふりかけてみました。
(南インドのお米は丸っこいそうですが・・)

とても辛い!ですが、なじみ深いおかかふりかけの味。
日本のものは甘めの味だったりしますが、こちらは甘さはほとんど感じない程度で、さっぱりしてこちらの方が好きかも。
日本の白いごはんにもよく合いそうです。
時折モルジブフィッシュの大きなカケラがガギっと歯にあたるので、ごはんの湿気で少ししとらせて食べるといいかもしれません。 
辛味はあるものの、スパイスは控えめで、エスニック風の感じはほとんどしません。和食メニューでおかずが足りないときとかでも使えそう。
ココナッツを混ぜてもおいしそう☆



モルジブって全然イメージが湧きませんでしたが、これを機会にようやく調べてみました。
正しくはモルディブ共和国。
楽子さんがよく行かれているのはダイビングが目的なので、カリブ海あたり?と想像していましたが全然違って、インド南端の、更に南西にあります。
国土の全ての土地は小さな島々から構成され、グーグルマップでスリランカと同じ画面に納めようとすると、島が小さすぎて表示されず、のっぺりした海面しか見えない状態。

写真モードで見ると、スリランカ島より広い(というか南北長が長い)範囲に、いくつもの珊瑚礁の島々があるのが分かります。
英語名の Maldives はサンスクリット語で 「島々の花輪」を意味する Malodheep (マローディープ:マーラー mAlA「花輪」+ドウィーパーハdvIpAH 「島々」)に由来するそうで、直径数十キロから百数十キロの環礁が26個、花飾りのように縦長の環形に連なっています(南北の全長は800km弱)。
約1200の島があり、人が住んでいるのは200の島。国土の最高標高は、なんと2.4m。 !!!。
海面上昇があった場合、国土が消滅する危険があるそうです(海面が1m上昇すると、80%が水没)。
泳げない私は、想像しただけでハラハラしてしまいます。

自国で生産できるものは、ココナッツ、バナナ、タロイモ、そしてマグロやカツオなどの魚類。
マグロやカツオは輸出していますが、コメなどの穀物は輸入だそうです。
大半の食材が輸入のため、スーパーでの価格は日本より高いくらいで、しかもイスラム国なのでお酒も決まった場所でしか飲めないそうです。
(生きていくのは結構きびしそうな国ですね・・。)


沢山獲れるカツオを使って作られるのが、モルジブフィッシュ。
これは何と、鰹節そっくり。
カツオを捌いて、片身を背と腹に分けて細長くし、これを煮沸、燻製、そして天日でカチカチになるまで乾燥させるのです。
こうなると、常温で輸送可能です。
(日本のカツオブシも、遡ればこちらから伝わってきたものなのでしょうか)
使う際は当然カチカチのままではなくて細かくする訳ですが、日本のようにカンナで薄く削るのではなく、擂り鉢で打ち砕くようにするようです。

モルジブフィッシュは、モルジブ国内で料理に使われるほか、スリランカにも古くから輸出され、スリランカ料理の非常に重要な調味料。
(日本のカツオパックのように)砕いた粉末状のものがパック入りで売られており、東南アジアでナンプラーがよく使われるように、スリランカでも野菜カレーなどの隠し味として、その他ほぼ何にでも使われるようです。 

モルディブ料理の食材は(おそらくスリランカよりもずっと)シンプルで、ココナッツ、魚、炭水化物(米:輸入、タロイモ、サツマイモ、アダンの実、パンノキの実など)の組み合わせ。
サンボルは、特に朝食に、たっぷりのお米を食べるためにふりかけて食されるようです。


■参考情報
Wiki モルディブ モルディブ料理 モルジブフィッシュ
モルディブ料理解説 トラベルサイトによる

ポル・サンボル
 スリランカ料理の説明として
ポル・サンボル レシピ 
 ココナッツ、赤唐辛子、モルジブフィッシュ(けずり節)、タマネギ使用の、薄赤いサンボル。 

赤唐辛子サンボル レシピ
 (英語)  別レシピ 
 赤唐辛子、タマネギ、モルジブフィッシュ、等の赤いサンボル。(ココナツなし)

コラサンボル レシピ
 
 コラというのは緑という意味で、まさに緑のサンボル。本来はゴトゥゴラ(ツボクサ)を使うところをこの方は三つ葉で代用しています。
 三つ葉、ココナッツ、タマネギ、ライムという材料で、唐辛子もモルジブフィッシュもなしの緑色のサンボルです。 

ココナツサンボル レシピ

 ココナツとタマネギを使っていて、白いサンボル。(唐辛子、モルディブフィッシュなし) 

  

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アマドコロ大収穫、アミガサタケはぽっちり

2015-04-20 | +きのこ以外

土日と、久しぶりに実家に行ってきました。
目的は、うちで余っているベッドとエアコンをひきとってもらうため。
元私の部屋で、今でも帰省する時に使っているベッドは、30年以上前に買ってもらったもの。
だいぶガタが来ています。
それを、昔ダンナサマが使っていたものに交換。私のと同じくらいの古さかもしれませんが、さほどガタが来ていません。
今あるベッドをバラして、新しいものを組み立て。
廃材を再び車に積み込み。(ここしばらくうちの車はゴミ運搬車も同然の働きぷり)
夜は珍しく外食で、駅まで出かけて4人で牛タンを食べてきました。
(駅前デパートの食堂街はどこも大混雑で行列!びっくり!うちの地元ではここしばらく並んだことなんてありませんでした。)

外食の前後は、家で食前酒・食後酒タイム。父が那須から担いできてくれた美味しい日本酒を楽しみました。
日曜日は、早々に帰宅。
というのも、アミガサタケが気になるため。

日曜午後は、ダンナサマとふたりでのハンティング。
で、ゲットしたのは・・・ 

アマドコロ

アマドコロ、どっさり。

前回のに比べると、太いものがいっぱいです。 
ダンナサマも「うひょー」って感じで、アドレナリン出まくりだったとか。 

アマドコロ

こんな感じで、サヤ、先端、茎、と3パーツに分けてから、それぞれ茹でます。
茎のところはアスパラ的な食感です。
先端は、ほうれん草っぽい感じ(茹でてからよく晒した方がいいです。苦いので)
サヤは、シャキシャキして一番苦味が少なめ。
茹でてマヨネーズで食べるほか、赤梅酢に漬けてみました。

アマドコロ梅酢漬け

アマドコロのサヤの梅酢漬け。
赤梅酢だけでなく発酵梅シロップなどを使った、マイルドな漬け液です。

アマドコロ梅酢漬け

シャキシャキしてとても美味しいです。
4等分した海苔に白いごはんを少し広げ、これと、山椒の葉を乗せてくるっと巻いて食べると、即席のお寿司のよう。
(この食べ方で、山椒って何て美味しいのだろう、と初めて実感しました) 

アミガサタケ

本命のアミガサタケですが、目を皿のようにして捜しましたが、たったの2個。
おかしいなあ、雨は十分のはずなのだけれど・・。



おまけ。
今回実家で飲んだお酒はこちら。 

門外不出(西堀酒造)門外不出(西堀酒造)

栃木県小山市の西堀酒造の『門外不出』というもの。
『門外不出』にもいろいろあるようですが、ボトルに書いてある情報は、
  若盛 しぼりたて原酒 生 純米吟醸
  酒米「あさひの夢」 【限定品】
です。
きりっとしつつも濃い味わいで、美味しいお酒でした。
ほぼ3人で4合瓶1本、するっとあいてしまいました。
ごちそうさまでした。
 

 

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インドのお菓子

2015-04-16 | +お菓子・おやつ

1月初め頃のことですが、お友達からインドのお菓子を頂きました。
(Onoさんありがとうございます!)
年末年始にかけて、夫婦でインド旅行をしてこられたのだそうです。

インド・・・。
学生時代、男の子の友人がバックパック旅行に行っていました。
インドは、そういうバックパッカーの旅行記が多いせいか、もはやこの年で行くのはなあ、と思っていましたが、Onoさんご夫妻、すごい行動力!(お二方とも私より少し年上)

そして、素敵なおみやげを頂いてしまいました。 

インド菓子!
わお☆

インドでは料理(カレー)と染織関連品には興味がありましたが、そういえばお菓子にも興味があったのでした。
ミーハーな理由だけでも、行く価値があるかも。

 

インドのお菓子

頂いたお菓子はこちら。
こんなに☆

上段左は、インドレストランでもレジそばに置いてあったりするリフレッシュメント(フェンネルシード糖衣がけ)。
その右の白い塊は、おそらくコヤkhoyaというもの。ミルクを煮詰めて作った固形物(味梨)。これが下段のお菓子の材料になるのだと思います。
上段左の半透明のキューブは冬瓜糖のようなもの。 

インドのお菓子

インド菓子は、実はこちらの箱に入っていました。
私が以前作ったチョコレート用の箱。
嬉しいくらいぴったりです。 

インドのお菓子

カップに入ったものは、綿のような砂糖菓子、SOAN PAPDI。
(容器にはSPAN CAKEと書いてあります)
以前ブログ記事にしたインドのコレとかバングラディシュのコレの仲間だと思います。 


箱に入ったお菓子ですが、外見は似た感じですが、それぞれみんな異なっています。
悔しいことに、知識が足りないので、名前も製法もよく分からず、目隠しして食べているも同然(見た目が似ているため)。 
食感は、ものによりますが、ねっとりしてたり、ほろっとしていたり。どれも柔らかめです。
味からして、基本はおそらく煮詰めたミルクで、ココナツ入りだったり、おそらく何かのナッツの粉を使っていたり。スパイスの香りもします。
白かったり、黄色っぽかったり、(ココア味はしないのに)茶色だったり。
茶色くてココア風味のものもありました。
ドーム状のものは、それぞれ中に何かが包まれています。

インド人ならば、基本形とそのバリエーションについて何らかの法則を理解しているのでしょうけれど、初めて食べるものなので何がなにやら、です(外国人にとっての和菓子も似た感じではなかろうか。どれもあんことモチ的なものの組み合わせで、見た目や大きさも似通っているし)。
でも、どれも美味しい!
当然ながら全体的にとても甘いのですが、恐ろしいことに後をひきます。

あと、どれも日保ちがいいです。ミルクで出来ているのに! さすが暑い国のお菓子。
常温でおいても全然変質しない気がします。
乾いてくると、すこしシャリっとなってきて、これがまた美味しい。
(勿論、勿体ないのであまり冒険はせずに、冷凍しました)


いくつかOnoさんに教えて頂いた名前は・・

バルフィ 牛乳と砂糖、そしてカシューナッツの粉など。正方形や菱形にカット。
khir kadam ドーム状に成形。
moti pak ひよこ豆の粉と乳製品、スパイス。黄色い色合い。正方形にカット。
ミルクケーキ  茶色っぽくてモロモロした形状。食感はしっとり。直方体。牛乳、砂糖、ナッツ。


キールとバルフィの違いって何だろう。
あと、まん丸く成形したラドゥというものもあるけれど、形が丸ければラドゥなのか、作り方も全く別個のものなのか・・?
牛乳を煮詰めたら色がついてくると思うのだけれど、coyaをはじめ、お菓子も大概みんな白いのは何故だろう。ミルクケーキだけ茶色いのは何故?
他のお菓子にもミルクを使っているはずなのに、何故、とあるひとつのものだけミルクケーキ?

インド菓子、追い追いもっと調べてみようかと思います。

■ 参考情報
インド菓子レシピ集  (英語)
こちらのサイトからいくつか、名前と材料を書いてみます。
Kaju katli カシューナッツ、砂糖、水、牛乳
MAIDA BURFI 小麦粉 砂糖 ギー カシューナッツ 水 
KESAR BURFI WITH KHOYA コヤ 砂糖 サフラン(KESAR) ミルク少々 ギー少々
Badam Burfi アーモンド 砂糖 ミルク 
SANDESH 酸凝固カッテージチーズ(ミルク+レモン) 砂糖
Kalakand パニール コンデンスミルク 砂糖 粉乳
Coconut ladoo コンデンスミルク ココナツ
Coconut Burfi  ココナツ 砂糖 (他にミルクを使うレシピもあるようです)

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フルーツケーキ用ドライフルーツミックス2015

2015-04-15 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

ここ数年、2月~3月にピールのチョコがけを作った残りで、フルーツケーキ用の洋酒漬けを作っています。
今年は八朔、市木オレンジ、夏みかん、清見オレンジなどのピール類に、叔母から頂いたミックスレーズンを加えました。
(漬け込んだのは3月頃でしたが、写真をとりそびれて今頃のアップです。)

ドライフルーツ漬け

一番左はラム酒漬け、右ふたつはブランデー漬け。
ブランデーを使うことの方が多くてよく分からないのですが、ラム酒と味は違いますよね?
みなさんはどちらが好きですか? 

ドライフルーツ漬け

ブランデー(アルマニャック)は、ほぼ毎年、Damblatというものを使っています。

レーズンの比率が低いので、買い足して別に漬け込む予定です。 

ドライフルーツ漬け

例年は微塵切りにしていましたが、今年はピールはやや細長くカットしてみました。

ドライフルーツ漬け

こちらはベルベデーレ(ベラベッカ)用。
芋焼酎に漬けています。
実はこれは昨シーズン漬け込んだもの。
今年作ろうかと思って一度瓶から出して(計量のため)ビニール袋に移したのですが、1月にドタバタして作りそびれました。
で、再び瓶に詰め直しました・・(お酒も追加)。
最近、初挑戦のものを作るのを敬遠しがちになっています。漠然と思うだけでなかなか着手できないというか・・・。失敗を恐れず、何でもやってみないとね。

 

ドライフルーツ漬け

ベルベデーレ用は、ピールは細かく刻まず、細長いまま。
明るい黄色のものは台湾のドライグアバ。
梨のようなちょっとザリザリした食感です。
プルーンをもうちょっと足してもいいかな?こんなもんかな?

あったかい季節になってしまいましたが、ベルベデーレ、挑戦してみるかな・・。


■これまでのフルーツ漬け
2011年
2012年
2013年
2014年 

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