![]() |
「あぎ茸」というもの。 |
![]() |
椎茸のようでもありますが、軸部分はエリンギのような風情も。 |
あぎ茸は、2008年5月頃から長野県中野市で生産され始めた、まだ新しい新種のきのこだそうです。
ネットで調べると、イタリア原産という説と、中国原産という説があります。
イタリアでは「アウィー」、中国では「阿魏茸」だそうです。「あぎ茸」は中国からもらった名前ですね。
豚ヒレ肉ファルシと一緒にオーブンで焼いたのですが、とても濃厚なきのこの香りがしました。アカヤマドリにも通じるような、強い風味がありました。とっても美味しいです。
このきのこの紹介サイトを見ると、「食味が非常によい」とはありますが、それほど強い風味とはありません(日本の食卓に、あまり風味の強いものは合わないでしょうしね)。おそらく収穫のタイミングなどで多少味が変化するのでは、と思います。
![]() |
こちらは白霊茸。 |
白霊茸は、バイリングともいい、中国の天山山脈に自生する希少種のキノコだそです。
バイリング・・・・。変な名前ですが、何だか聞き覚えが。
そうだわ、以前買ったことがあったような!その時は、「雪嶺たけ」という商品名でした(群馬県産)。「白霊茸」だと、なんだかアヤシイ漢方薬っぽいから、「雪嶺たけ」に変えたのかな。
地元のスーパーで一度だけ見かけ、それ以来一度も見ていない、幻のきのこでした。このときは、1パックに1個だけ、エリンギの先端を巨大にしたようなものが入っていました。小学生の握り拳くらいの大きさでした。
今回の、コロコロした小さなものとは全く見かけが違いますが、これは、1個を大きく育てるために、芽かきをしたものだと思います。
この大きさのものも、コロコロして可愛い! 切らずにそのまま使えるので便利ですよね。
あぎ茸も白霊茸も、どちらも元は大変な希少種で高級きのこというだけあって、とっても美味しいです。歯ごたえはエリンギよりは噛みきり易く、高齢者や子供でも食べやすいかもしれません。
どちらも、どんな料理にも合いそうです。
特にあぎ茸は、香りが濃厚なので、イタリア料理やフランス料理で使ったら面白そうです。
■参考情報
バイリングの安定栽培とあぎたけの生産を成功させたたけうちきのこ園の紹介
竹内修治さん(たけうちきのこ園)によるあぎ茸とバイリング栽培(写真多数)
(ブログ)「クサマヒサコの野菜ノート」のあぎ茸と白霊茸の記事