採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

台湾2023.4:国立故宮博物院南院

2023-06-06 | +海外

4月に台湾に行ったときのことです。

嘉義にある、故宮博物院南部院区に、お友達に連れて行って頂きました。

故宮博物院といえば台北ですが、台湾南部の嘉義に、2015年に別館が出来たのです。
建築家は、台湾出身の姚 仁喜(ヤオ・レンシー/ Cris Yao/クリス・ヤオ)氏。
現代建築には明るくないので知りませんでしたが、台湾で沢山の公共建築を手がけた方だそうです。
あと、台湾の大手書店・雑貨チェーン「誠品生活」の日本出店1号店(東京・日本橋。2019年)の店内設計も手がけたそうです。

故宮博物院南院

駐車場からてくてく歩いて池のほとりに出て、更に進んで池の上の橋を渡って建物に至ります。
橋の右に見えるのが目的地。
中国の書の濃墨、飛白(かすれ)、渲染(ぼかし)の三つの筆法にインスピレーションを得たのだそうです。


故宮博物院南院

建物はこんな感じ。
(Wikiからの借り物です)

ここまでで思ったことは次の通り。
・なんでこんなに広大な敷地なのに駐車場が狭いのか。
(昼の直前に到着し、いっぱいで待つほどでした。週末とはいえ特に大人気の特別展があったとは思えないのに)
・駐車場からずいぶん歩くようになっているけど、高齢者や体調不良の人にはつらいのでは。
斜路になっているので一応車椅子でもいけるけど・・・。
・しかも道中、日よけになる屋根なし。台湾の真夏、また雨の日はこの距離は楽しめなさそう。
・遠くから眺める橋はまあ綺麗だが、構造物本体は、特に印象なし(写真撮り忘れたほど)。
写真で見返しても、うーむ、まあ、なんか、ゴツゴツしてるというか・・・。
・もし美術館地下に直結の駐車場があるならば、次はそちらに停めたい(建築の鑑賞はもういいかな・・)。
   ↓
と思って調べたら、身障者用に建物近くに駐車場があるようでした。
あと、今回停めた遠い駐車場からはシャトルバスがあるようです。私がいたときは目につきませんでしたが・・。

故宮博物院南院

館内は、ロビーエリアは明るい構造でした。
展示物のエリアは、展示物保護のため外光が全く入らない設計になっているようです。

今回行ったときは、
・例の翡翠の白菜
・仏教美術(含龍蔵経
(この龍蔵経、外箱とその装飾、包み布など全ての点でとても貴重なものらしい、ということは分かるのですが、実際どう使ったのか(それともたまに見るだけ?作っただけ?)など基本的なことが分かりません。どこかに解説がないものか・・・。)
・茶道具の歴史
・清朝の七宝
などの展示をやっていました。

撮影は不可ではないようですが、気後れしてあまり撮れず。
じっくり鑑賞を楽しみました。


ちょっと面白いと思ったのは、茶道具の展示で見た、お茶の入れ方の歴史。
時代によってお茶っ葉の形状やお茶の入れ方って異なっていて、それに対応して茶器も変わってくるのです。
日本の抹茶のルーツかも、と思うものも。

故宮博物院南院

■唐代のお茶
固く押し固めた茶葉(餅茶)を遠火であぶる(プーアル茶みたいな感じかな?)
→茶葉を薬研のようなもので粉にする
→粉状のお茶をふるう
→鍋にお湯を沸かし細かい方の粉茶を入れる
→煮えているお茶をお玉に汲んで高いところから注ぐようにして泡が立つようにする
→朝顔型に開いた茶器にお茶を注ぐ

故宮博物院南院

■宋代のお茶
搗き臼のようなものでお茶を粉々にする
→茶餅の場合は薬研で、茶葉の場合は石臼で更に細かくする。
→粉茶を篩う
→粉末のお茶は容器にしまっておく(茶道の棗みたいな感じかしら)
→茶杯に粉末茶を入れる
→沸騰したお湯をそこに注ぐ
→茶筅というかササラ?のようなもので攪拌する
→独特の形状の台に、茶杯を置く

粉末のお茶にお湯を注いで攪拌だなんて、お抹茶のようです!
あと、日本のどこかにぶくぶく茶だったかバタバタ茶という泡立てるお茶もあるようですが、あれのルーツもこのあたりかな?

故宮博物院南院

■明代のお茶
お湯をわかす
→茶葉(粉ではない)を壺からすくい出し、急須に入れる
→急須にお湯を注ぐ
→急須から茶杯にお茶を注ぐ

この方法は、現代の中国や日本の通常のお茶の入れ方ですよね。

故宮博物院南院

■清代のお茶
お湯を沸かす
→茶葉を(壺から)掬いだし、急須に入れる
→急須にお湯を注ぐ
→急須から、茶こしを通して茶碗にお茶を注ぐ
→茶碗には蓋をする

明代とほぼ同じですが、茶碗に蓋をするようになっています。



展示物の中で印象に残ったのは、上記のどれとも該当しない茶器。
チベットのバター茶を作るための木製容器「ドンモ」を模して作られた、陶磁器のドンモ。

故宮博物院南院

バター茶を作るには、まずブロック状の茶葉から少量の茶葉をほぐし、大量のお湯で煮出します。
この熱いお茶と、ヤクのバター、塩、はったい粉のようなものも混ぜて攪拌して乳化させると、ポタージュスープのようなものになるのだそうです。
このバター茶は、チベットの人が大変に愛好する飲み物。一日に10杯も飲んだりするそうです。

清朝の宮廷にもチベットからお客さんが来るので、このバター茶を作って振舞ったのでしょうか。

故宮博物院南院

ひとつめの写真のドンモはまだ、木製で金属のタガがはまっている原型の様子が残っていますが、これはすっかりかけ離れたロココ調(?)の華麗な装飾。
別途、本当のドンモで攪拌してバター茶を作っておき、この装飾茶器はあたためておいて、出来上がったバター茶をこれに入れたのでしょうね。

チベット人でなくても、リッチなバター茶好きの清朝宮廷人がいたりしたのかな。

 

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台湾2023.4:桑の実(買ったり摘んだり)

2023-05-08 | +海外

始めて4月上旬に台南に行ったのですが、これまでまず見なかった、桑の実のシーズンでした。

ホテルの近くの市場のそばで、桑の実だけ、売っている人がいました。

桑の実

早速購入。

桑の実

これは、巨大!
最近開発された、巨大な実の品種のようです。
目を疑う大きさ。

なのですが。
味が。

甘さも香りも酸味もなくて、なんというか、モリモリとした歯ごたえのある何か、という感じ。
むむ。
ちょっと拍子抜け。

桑の実

そして、お友達とちょっと散歩に行ったところに、桑の木が!!!


桑の実

散歩ってちょっと退屈ですが、採集ならば話は別。
目をぎらぎらさせて、摘みまくってしまいました。
こちらは、巨大果実品種ではなく、台湾では一般的な系統。
でも、日本で私が見る最大級・最高クオリティ(実がしっかり固め)のものです。

こういういい実が摘めるのであれば、あの巨大果実のものは、買わないほうがいい気がします。


桑の実

ホテル泊なのでジャムにする術がなく、ホテルの朝食にて、毎朝ヨーグルトに混ぜて食べました。
(お友達のキッチンをお借りしたかったのだけれど、タイミングがあわず)

台湾の桑の実は、私が摘んでいるものより甘さや酸味が濃くて、そのまま食べても美味しいです。
あと、実がしっかりしているので、数日冷蔵庫に入れておいてもカビたりしないです。
この桑の木が、近くにあったらなあ・・・。


ジャムにまではできませんでしたが、外国にて採集が出来て大満足でした。

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台湾2023.4:店舗軒下の石貼り

2023-04-25 | +海外

台南は古いビルが多く、そのデザインが可愛いです。
台湾の可愛い古ビル:当ブログ)


で、ビルの足許というのかな、一階は、2階がせり出しているので、日陰が確保された歩道のようになっています。
歩道ぽいとはいっても、おそらくそのビルの敷地。
飲食店の場合などは、そのエリアに机と椅子を出して、客席にしていることもあります。

日陰なので歩きやすいので、大抵このビルの足許を歩くのですが、そこのフロア施工が興味深いです。

私有地の範囲が、4間くらいなのかな、とても小さくこま切れになっていて、それぞれの店舗(家)ごとに、床も違います。

日本だと合成樹脂のフロアタイルやシートがかなりメジャーですが、高温・多湿・多雨という環境が影響しているのかどうか、あと国民性(好み)もあるのか、台湾は石を多用しています。

おそらく大規模なホテルやマンションの施工(by大手ゼネコン)の際の端材を小さ目の工務店に払い下げたりしているのかなあと想像しています。
石屋さんが、半端な材料で施工したと思われるのですが、それはそれで凝ったデザインになっているのです。


台南の石畳
大きさの違う素材を組み合わせていますが、むしろよほど手間がかかっていますよね。
とても細長かったり小さいパーツもあったりして、施工現場で石をカットしているのですよね、きっと。
モンドリアンの絵のようでは??


台南の石畳
また別の場所。
こちらも、様々なサイズのものを組み合わせています。
上の写真とはちょっと違うテイスト。



台南の石畳
こちらは、白・グレー・黒の石の破片をセメントで塗り込んで、そのあと磨きだしています(多分)。
セメント部分を、濃いグリーンにしているところが素敵。
石材としては一番安い部類の端材だと思いますが、黒い石をなるべく均等に配置したり、余白をなるべく均等にしたり、実は手間がかかっているのではなかろうか。

この場所は、角地のお店で、比較的施工面積が広い場所でした。


こういう石貼りの記事、前に一度記事にしたことがあったかと思っていましたが、探しても見当たりませんでした。アップしてなかったかなあ??
旅行のカテゴリになってなくて、迷子になってしまった??
(見覚えがある方、ご一報下さい)

過去の写真コレクションがまだあるはずなので、折角なので少しずつ放出しようかと思います。(こんなものに興味ある人あんまりいないかもだけど)

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台湾2023.4:奇美博物館(彫刻)

2023-04-25 | +海外

台南には、奇美博物館という、私立の博物館があります。
奇美財団?という、化学工業系の大企業のオーナーの、プライベートコレクションに基づいたもの。
動物・鳥の剥製、西洋絵画・彫刻(ロダンほか)、楽器、バイオリン(ストラディバリウスが何台も!)、武器という幅広さ。

今回の旅行で、訪れる機会がありました。
私は2度目、ダンナサマは初めて。

私は前に一度行ったので知っているのですが、とにかく広くて見るものが沢山。
(そして椅子が少ない)
どれを丁寧に見て、どれは流す、と予め決めておくのがいいです。

アートの中で、私があまり好きでないのは彫刻。
ナポリの博物館にも、何百もの発掘された彫像があって、体力を消耗しました。
西洋人って、人体が好きよね?(ザツな感想)
ギリシャ神話のキャラは一通り知っているつもりですが、それでも、1キャラにつき1像くらいでおなかいっぱい・・・。人体って、そんなに興味ないかも・・・・。
(それに比べ、西洋美術って花鳥風月はあんまり力入っていないですよね・・・静物画というジャンルはあるけれど・・・)


時間と体力を節約するため、今回は彫刻コーナーはぴゅーっと通り過ぎたのですが、
ふと目に留まったものが。

奇美博物館

近現代の彫刻家の作品だと思うのですが、
顔にヴェールをかけて透けて見えるようすが、透けていないはずの石で、よく表現されています。
何で石なのに透けて見えるのか・・・??
(裏側から彫ったりとか?←ちがう)
絵画や漫画ならば、透ける布の表現というのはよくあるものですが、彫刻でもこんなことができるのか・・・。
仏像など、胴体や脚の表面に薄い布をまとう、というのはよくありますが、あれは、基本、体に沿っている訳で、顔のような立体的なものに布をかぶせた状況とはちょっと違いますよね。
なんかすごい。

しかも、肌や花はしっとりツルツルした感じ、ヴェールはそれとは違うザラリとした布の質感。
石で各種質感を彫り分けていて、不思議・・。


もうひとつ、写真を撮り忘れたのですが、女の人の彫像がクッションに載っているものがありました。
「なるほど、近現代の石像は、異素材を組み合わせたりもするのね」
と勝手に納得したのですが、よくよく見ると、そのクッションも石でした。
人体やその衣服とはまったく違う、ゴブラン織りの質感に、騙されました。


人体(裸体)彫刻の良さはまだよく分かりませんが、素材感、質感の表現はちょっと興味深いと思うようになりました。
自分なりのとっかかりが出来るというのはいいですね。


初訪問のダンナサマは、一点一点、ほぼ手抜きなしでじっくり鑑賞。
久々の文化的な活動、楽しかったようです。
10時半から5時まで、びっちり見学しました。
(めちゃつかれた・・・)



最近、山田五郎氏のYouTube動画を見ているのですが、西洋絵画コーナーは、知っている画家も出てきたりしてとっても助けになりました。

あと、撮影禁止マークがほぼ見当たらなかったです。
動画や写真は基本的にOKのような気がします。太っ腹な美術館です。

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台湾2023.4:機内食のローソルトミール

2023-04-20 | +海外

国際線の機内食は、可能な場合は事前にスペシャルミールを頼んでいます。
(エコノミークラスでも、様々な種類から選べるようになっています)
例えば、シーフード、ベジタリアン、ヴィーガン、低糖質、ローフード、乳製品オフ、イスラム教対応食、ユダヤ教対応食、ジャイナ教対応食、などなど。
その宗教の人でなくても頼めますし(最初にヒンドゥーミールを頼んだときは。ヒンドゥー教の方ですか、と証明を求められたらどうしようかとちょっとドキドキしました)、往路ベジタリアン、復路ノンベジタリアンと、変節漢のように変えることも可能です。


私はヒンディーミール(ノンベジ)がお気に入り。
日本発は、だいたい、ほどよくマイルドなチキンのカレーと豆のカレーが2種入っています。
台湾発は、日本発よりもパンチが強め。カレーも本格派だし、つけあわせのチャツネも辛くて、インド方面からの輸入品と思われます。
ダンナサマはシーフードミールがお気に入り。日台どちら発でも洋風の味付けで、メインディッシュにも、前菜にもシーフードが使われています。(台湾発の方が少し盛りがいい感じ)

今回は初めてローソルトミール(減塩食)というのを頼んでみました。
これが、日本発と台湾発で全然違ったので、ご紹介したいと思います。


こちらが日本発、減塩食。

日本発ローソルトミール

メイン(洋風):チキンソテー、青梗菜炒め、飴色タマネギ、つぶつぶ穀類(麦・枝豆・コーンなど)
サラダ右:スナップえんどう、薄切り酢れんこん、プチトマト
サラダ左:カリフラワー、アスパラ、クレソン、トマトジェリー(控えめにおいしく味付けされてる)
デザート:紅茶ゼリー+ママレードソース

盛り付けは違いますが、ちょっといい感じのカフェめしのような感じでした。
特に、つぶつぶ穀類が好み☆ コーンをこういう使い方してもいいのだわ~。
どれも減塩なのが全然気にならないくらいでした。
通常の機内食って、減圧状態での味覚変化を考慮してやや味濃いめらしいですよね(なんとなく浮腫むしそれが戻りにくい気がします)。
(減塩の代わりにしっかり酸味をつけるのかと想像していましたが、野菜などはほぼ無調味)
サラダの下の赤いものは、単なるトマトソースかと思いきや、ほんのり甘酸っぱく味つけしてゼリー状にしてあるトマトジェリー。「え、なんか美味しい!?」と驚きました。

このメニューでの唯一の残念ポイントは、デザート。
紅茶ゼリーに、うっすらママレードソースがかかっているのですが、私的には、味がしない・・・(減圧状態だからか!?)。減塩だけど、減甘じゃなくていいのに~。
水みたいなゼリーで全然デザート気分にならないものでしたが、なぜかダンナサマには、割と好評。
なんとか味をつけようと、パンに添えられていたりんごジャムを絞り出して乗せたのですが、むしろそれがない方がよかったようです。


こちらは台湾発、減塩食。
なんとこちらは、オリエンタルスタイル?(どことなく中華ぽい)

台湾発ローソルトミール

メイン:鶏唐揚げ、野菜炒め、玄米、トッピングの揚げた葉っぱは正体不明(香りなし)
サラダ左:切っただけのきゅうり
サラダ右:蒸し鶏、蒸し?ズッキーニ、細アスパラ、プチトマト
デザート:パイナップル、メロン、すいか

台湾発の方が減塩度合いが強いような気がしました。
台湾で普段より味が濃いものを食べ慣れていたからかもしれませんが、どのお料理も、ほぼ無塩のように感じました。
とはいえ、それぞれ滋味深いというか、ほんのりとした素材の味で、美味しいです。
玄米の炊き方が丁度いい感じで、もちもち・プチプチとして特に印象深かったです。
とてもヘルシーな食後感のお料理でした。


どちらについても、My調味料としてポッカレモンミニがあると少し変化がつけられてよりいいかもしれません。
あと、My甘物がちょびっとあるといいかな。(いや、おなかは十分いっぱいになるので、やっぱ食べちゃだめだな)

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台湾2023.4:果樹など

2023-04-19 | +海外

花より断然興奮するのは果樹。
住宅地レベルで見られる果樹が、日本とは全然違います。


マンゴー

この細長い葉っぱは、マンゴー。
お友達のお友達の別荘(台南市内)ですが、広いお庭をマンゴー園にしています。
よくよく見ると葉っぱの形が違うものがあり、いくつかの品種を植えているようです。

マンゴー

こちらがマンゴーの花房。
花は沢山、総状につく模様ですが、自然落果してどんどん減ります。
でもって、美味しく大きく育てるため、更に実を減らして、軸ひとつに実1~2個にまでするそうです。

マンゴー

こちらが自然落下したもの。
落ちたもののうち大きなものは、スライスして塩もみして、お漬物的なものを作ったりするようです。

樹葡萄

幹に直接花がついているこれは、ご存じでしょうか。
台湾では比較的新顔のフルーツで、ジャボチカバ。あちらでは樹葡萄と呼ばれています。
数年前から苗木が買えるようになったとかで、庭先に植えられていました。これは4-5年経過したもの。
(そろそろ本格的に実をつける時期)

樹葡萄

これは別の方のジャボチカバ。緑色の実が見えますよね。
ものすごく鳥に狙われるようで、ネットやヒラヒラで対策してあります。
この固そうな緑色の実は、たったの4-5日で熟すのだそうです。

樹葡萄

我々が滞在中に熟してきたとのことで、貴重な収穫を頂いてしまいました。
左が、鳥除けのヒラヒラをつけていた方のもの。とても丁寧に、肥料などもしっかりやって育てたとのころで、大粒です!
何より違うのが、皮の味。
この大粒の方は、皮を噛みしめても渋くなくて、ほんのり酸味があって、果肉と一緒に食べてしまえます。
右側の方は、皮を噛むと渋さがあるので、最終的には口から吐き出す感じになります。
2018年に台南で売っているものを食べたことがありますが、皮はやはり渋かった)

中には白くてやわらかい果肉があって、果肉が繊維状にくっついているタネが1-2個。
白い果肉は甘酸っぱくて美味しいです。


蓮霧

お友達の右側のとても大きな木は、果樹です。
緑地帯のようなところの、野良。

蓮霧

薄い赤い実が見えるでしょうか。
あとその手前に、小さな薄緑の実と、左端には花も。

蓮霧

これは蓮霧(レンブ)の木。
一個だけ落っこちている実をみつけましたが、とても小さいです。
フルーツとして売られているものは、もっと大きいです。やはり栽培ものはそれ相応の手間をかけているのですね。(あと、小さく仕立てる工夫もしてあるはず。この大木では収穫が大変すぎる)
ちなみに、この落ちてる実に少し歯を立ててみましたが(お友達ご夫妻には「あああっ、ダメダメっ」とたしなめられましたが)、渋さなどはなく、割と食べられそう。
台湾で採集生活をするならば、この木の下をパトロールするな、きっと。

バナナ

バナナ。
バナナは、まず最初に球根のようなものを植え、一株が大きくなって実をつけたら、○段の実を残して先端はカット(数字を聞いたのですが忘れてしまいました)。
で、青いうちに収穫し、段ボールなどに入れて半密封状態で追熟させます。
収穫後の株は伐採(カッターナイフで切れるほどの柔らかさだとか。草本ですものね)。
そしてその根からまた芽が出るのだそうです(数本芽が出た場合は1本に絞り込む)。

台南には、野良っぽいバナナが結構あちこちにあります。
最初は誰かが1株植えたようなものが、管理不行き届き(のような感じ)でもっさりした群落になっています。
管理されていない(ように見える)野良バナナは、誰かが収穫しているのかしら。
すごく気になる・・・。
やっぱり味が劣るのかもしれないけれど、食べられない程ではないよね・・??

東南アジアではバナナの花も食べるようですが、野良バナナからそれを採集しちゃってる人はいないのかなあ。実は味がイマイチだとしても、花ならば野良でもそこそこでは・・・。
(最近、台湾にも東南アジアからの労働者や花嫁さんが増えているようなので、もしかしたら彼らも気になって見ているかも)


乳香

最後のこれは、果樹ではないのですが、とても香りのいい木。
奇数羽状複葉のこれは、「乳香」の一種だということです。
(Wikiで見てみましたが、オマーン、イエメン(アラビア半島南部)のいわゆる乳香とは同じではなさそうですが)

葉っぱを千切ると、瞬間的にいい香りが漂います。

乳香

そして、木の幹から分泌されるネバネバしたこの白い樹液が、とてもいい香り(この香りは持続性)。
人工的に傷つけてそれなりの分量を採集し、蒸留してフレグランスウォーターを作ったら面白そうです。
(乾くと固くなるとは思いますが、今回はそういうカケラはみあたりませんでした)

この木は鳥が殖やすようで、あちこちから勝手に生えているのだそうです。
中近東の乳香の木は「栽培して増やすことが困難」だそうですが、台湾版乳香は育ちやすいようです。

鳥が好きという実は、どんな実なのでしょうね・・・。
(香りはどんな・・・)


■参考情報
台湾ニ生育スベキ熱帯林木調査 薬木,香木類ノ2 東京帝国大学農学部附属演習林 編(1927/昭和2)
カタログ情報 web閲覧

台湾が日本領だったとき、熱帯農林業の発展のために調査した報告書かなと思います。
(当時)台湾に生えているもの、ではなく、台湾で育てられそうな香木、ということになります。
乳香の項目はあるのですが、数品種あって、今回見つけたものがどれかに該当するのかは分かりませんでした。
気候が似ているインド原産のものがそうかな?と思いましたが、インドでも乾燥地に生息している模様。アラビアのものも乾燥地ですし、どれも乾燥地に育つもののようです。

それにしても、香木には詳しくないけど少しくらい知っている木はあるかな、と思いましたが、34種掲載されているうち、聞いたことがあるのは7-8種類くらいで(白檀、沈香、乳香、没薬、丁字、八角、杏仁)、全く聞いたこともない樹種がどっさりです(しわう、すちっくらっく、きりんけつ、かすからさぐらだ、などなど)。今度時間があるときに読み直そう・・。

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台湾2023.4:花など

2023-04-18 | +海外

4月上旬は、台湾に行ってきました。
今年1月にも行ったのですが、その時はセレモニー参加がメインで、とてもせわしなかったので今回はのんびりしたいのと、あと、花粉からの避難も。

久しぶりにフリータイムたっぷりの台南で、予想していたよりずっと楽しかった!
もう何度も言った台南ですが、ここ数年行っていなかったので忘れているし、あと、変化していることもありました。
ホテルを出るとすぐに繁華街、というのが一番楽しいポイントかな。
自宅周辺は、あー、スーパーマーケットとかあるけど、(コロナでそこしか行く場所なかったから)ちょっと飽きちゃったのよね・・・。
(そういう意味では国内の中規模都市に泊りに行く、というのもいいのかも)


「ぬおお、なんだこれは」と思ったものほど写真を撮り忘れていますが、なんとか撮れているものを使って記事にしていきます。

まずは花。
私は花には疎いのですが、4月上旬に行くのは珍しく、3月とはまた違う花が咲いていた気がします。
(1月に行ったときは、気温は木綿の長袖でちょうどいいくらいで、全然冬という気がしなかったのですが、台湾の植物的には休養の時期のようで、花は少な目でした)

紫の花

灌木にの花で、大きなガクと花が二重になった面白い構造。
色が綺麗。

紫の花ドライ

このガクの部分はドライフラワーにしても、きれいな青色が保たれます。


極楽鳥花

極楽鳥花。
花屋さんやアレンジメントでは見たことがありますが、生えているのを見るのはあんまりありません。

極楽鳥花

植物体はこんな感じ。
最初葉っぱだけ見て、芋系?と思いましたが花でした。

ブーゲンビリア

ブーゲンビリア・
奥にあるような濃い色合いのものは知っていましたが、こんなほんのりしたぼかしピンクのものは初めてみました。

蘇芯花?

これは、手が届かないくらい大きくなる木の花です。
落ちていたものを拾いました。
4月上旬はほぼ花シーズンは終わりですが、3月にはピンクの花が花盛りだったようです。
おそらく「蘇芯花」というものの一種ではないかと思います。(葉っぱの形から別名羊蹄木とも)
黄色いおしべ数本に囲まれて、えんじ色の「し」みたいな形の長い雌しべが。
この雌しべから予想がつくかもしれませんが、マメ科です。

この豆が割と予想外。

蘇芯花?

40cmほどもある細長い豆が一本の木から数え切れないくらい、ぶらぶらぶら下がっているのですが、豆の収納形式が、枝豆や空豆とは全然違っています。
枝豆のように整然と豆粒が並ぶのではなく、膜質の羽がついた薄べったい種子(豆には見えない)が、鞘の中にランダムにぎっしり詰まっています。
このヒト、(チャンスがあれば)この実を全部殖やすつもりなんだろうか。生産性高すぎのような・・・。
(そういう意味でいえば例えばドングリも無駄に実の数が多いです。でもあれはリスとかに食べられてしまう分も考慮してるだろうけれど、このペナペナのおいしくなさそうな種子は、何かの動物が食べるのだろうか??)


黄色い蘭

通りがかったお宅に植えてあった、真っ黄色の蘭。
蘭って、わりと立体感のある花だと思っていましたが(絵に描くのが難しい系)、この蘭は、あまりに鮮やかな単色の色合いで目がチカチカして、立体感がつかめません。

台湾はとても暖かいので、蘭は特に苦労しなくても育つようです。
日本だと小さなおうちの軒先の鉢植えに小菊を植えてあるような感じで、蘭が割と無造作に育っています。




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2010インドネシア:バティック工房見学

2020-10-02 | +海外

2010年3月にインドネシア、ジョグジャカルタ周辺に行ったときの記録です。

========

ジョグジャカルタ近郊の、バティック工房に見学に行ってきました。
染織方面は、自分では全くやりませんが、伝統工芸の手仕事は大好き。
柄や色が独特なので、日本での普段使いにはやや難しいところがありますが、それでも美しいです。
インドネシアの景色の中でみると、違和感なく、みんな似合ってるんだよなあ・・。

インドネシアのバティックは、ろうけつ染めの一種で、日本だと沖縄の紅型に近いのかなと思います。

ジョグジャカルタバティック工房

こちら手描きバティックの下絵描き。
ライティングボードの上にのせて、紙に描いた下絵を透かして、布に鉛筆で描いていきます。

ジョグジャカルタバティック工房

布の上にろうをひいているところ。
これはシルクの布です。わりと大き目の柄ですね。

ジョグジャカルタバティック工房

こちらは細かい柄がびっしり。
ろうを置いたところは染料が染まらないので色が白く残ることになります。

ジョグジャカルタバティック工房

面的にろうをひいてあります。
これで一度染めて、一旦ろうを落として、またろうを塗りなおして違う色で染める、というのを繰り返す場合もあるようです。

ジョグジャカルタバティック工房

これは地模様のある布を使っています。まず模様の輪郭をつけたあと、その隙間にたっぷりと面的にろうを引いています。

ジョグジャカルタバティック工房

こちらも手描きで、部分染めも加わわった染め方。ところどころ手で色を塗っています。
さらにその部分には全面にろうをおいて、別の色が染まらないようにするようです。

ジョグジャカルタバティック工房

こちらは型染め。
スタンプのようなものにろうをつけて、ぽんぽん、と押していきます。
とても手早く簡単そうに進みますが、柄がずれないようにまっすぐ押すのは、大変な技術が必要です。
私が押したら、布のはしっこまで進む間に斜めになって、何センチもずれてしまいそう。

ジョグジャカルタバティック工房

しかもですね、布の裏からも、全く同じ位置にまたスタンプするのですよ!

ジョグジャカルタバティック工房

型押しの型。木製や金属製があるようです。

ジョグジャカルタバティック工房

染めたり煮たりするエリア。

ジョグジャカルタバティック工房

ここでは、木綿の布をぐつぐつ煮て、ろうを溶かして落としているところ。

木綿の布はこうやって高温のお湯で煮溶かすことができますが、シルクはタンパク質なので高温は厳禁。
シルクの場合は、ベンジン的な油性の溶剤を使って手作業でろうをおとしていくようです。

ジョグジャカルタバティック工房

これは何かというと、固まったろう。
こんなにどっさり!
とかして再利用するのだそうです。

ジョグジャカルタバティック工房

バティックの模様の名前。


参考情報
ジョグジャカルタのバティック工房見学と体験ブログ

ジョグジャカルタのバティック工房見学と体験ブログ

ジャワ島のバティック工房の方のブログ
孔雀と柘榴。生命樹文様のタペストリーの布、素敵・・。東京国立博物館(トーハク)の東洋館にある布をお手本にしたそうです。

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2010インドネシア:喫茶店にて雨宿り

2020-09-30 | +海外

2010年にインドネシア、ジョグジャカルタ周辺に旅行に行ったときの記録です。
(古い話ですみません。)
ダンナサマと、母、私で行きました。

====

ダンナサマはどこかで仕事だったのかな、母と私で市内を散策してまわりました。
夕方近い時刻だったか、雨がぽつぽつ降ってきました。
傘も持っていなかったので、手近なお店に入ることに。

喫茶店なのかレストランなのか、比較的大きなお店でした。

ジョグジャカルタ喫茶店

インテリアがとても独特で、こんな感じの彫像がお店のあちこちに。


このときは、インドネシアは乾季。
乾季とはいっても、夕方にはスコールがあるらしいのです。
このときも、最初はぽつぽつだった雨が・・・

ジョグジャカルタ喫茶店
ジョグジャカルタ喫茶店

あっという間に土砂降りに!
無理して歩き続けずに、お店に入っておいてよかった!!!


しばらく降りそうなので、ちょっとお腹も減ったことだし、軽食も頼むことにしました。

ジョグジャカルタ喫茶店

飲み物は、私は確か、左側のバナナジュース。割と美味しかった記憶があります。
(インドネシアでバナナジュースを頼んだら、その場で作るはずですよね)
右側は母の頼んだ、うーん、パイナップルジュースだったかな。
こちらは、バナナジュースよりはいまひとつだったような記憶があるけれど、もはや忘却の彼方・・・。


ジョグジャカルタ喫茶店

軽食は、本当はよそで食べた揚げテンペが美味しかったので頼みたかったのですが、ここにはおいていませんでした。
(テンペって、ちょっと気合の入ったレストランではおかないような、垢抜けない食材なのかも。)

で、フライドポテト(これはおそらく母の注文)。
Fujka:「え、なんでインドネシアでフライドポテトなの?」
母:「いまジャガイモが食べたいし」
という会話があったような気がします。
(母は割とジャガイモ好き)

もうひとつは、私が頼んだのかなあ、天ぷら的な何か。

ジョグジャカルタ喫茶店

母が書いてくれたと思われる「バクワン・ゴレン」という名前。
ところがこれで検索してみると、揚げエシャロットのことらしいのです。
料理名としては、「天ぷら的な何か」で、その具がバクワンゴレンなのかな・・・。
bakwan goreng で検索すると、この天ぷら的なものが出てきました。
ダンナサマによると、bakwanは「天ぷら」で、ゴレンは、ナシ・ゴレン=フライドライスにもあるように、揚げたもの。
「天ぷら・揚げ」のようなダブルミーニングなのかな?と言っていました。


届いたものを見て、「あら?これ?」と思った(ややがっかりした)ような記憶がうっすら。
で、味はすっかり忘れました。
異議を申し立てたフライドポテトに負けたような記憶が。


普段は旅行写真を見返すのって結構苦手で、旅行記事を書くのもはかどらない方です。
でも、ここまで長期間、旅行できな状況が続くと、古い旅行写真でも、なんだか懐かしく(ていうかほぼ忘れているから新鮮味も加わって)見返してしまいます。
またみんなが安全に旅行出来る日が早く戻ってくるといいですよね・・。

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2010インドネシア:お店で買ったもち菓子系

2020-08-12 | +海外

2010年にインドネシア、主にジョグジャカルタに行ったときの記録です。

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ホテルの朝食でももちもち系の軽食を食べましたが、街を歩いて買い物できるチャンスがあるときは、更にせっせと買い食いしました。
外見から味が想像つかないことも多いのですが、大抵がモチモチしたもので、それなら全部好み!

母は、「(小汚い道端に売られているものでも)なんでも食べるからビックリした」
と言っていましたが(こういうこという人っておなか弱めですよね。実際母もそう)、私は一度もおなかこわしませんでしたよ!



このインドネシア旅行で一番心に残ったおやつが、実はこれ。

もっちり系軽食

もち米とココナツ(あと微量の塩)を、おはぎみたいに半殺しにして四角い型に詰め、それをスライスして炭火で焼いたもの。
お砂糖はおそらく入れておらず、自然なココナツの甘みのみ。
これが、ほんのりした薄い味わいで、もちもちして香ばしくて、とっても美味しかったのです。

持ち運べるコンロに、商品はこれだけ。道端商売の中でも、いちばん簡便な機材ですよね。
しかも、おやつ作りの技術も簡単な部類。
簡素だけれど、美味しかったんだなー。

何度か同じ道を通りましたが、同じ人はみかけませんでした。
今でもまだお店出しているかなあ・・。



もっちり系軽食

こちらはまた別のお店。
さきほどよりも手が込んでいます。

左側のお団子を買ってみました。
(指さして買うしかないので、右側は注文が難しそうでやめました)

もっちり系軽食

パッケージはこんな感じ。
ノートブックの1ページで包んであります。
子供の勉強用ノートの古いやつかなー。

もっちり系軽食

ノートの内側はバナナの葉で、その中にココナツまぶしのおだんご。


もっちり系軽食

緑色のお餅的な質感のもので、中にはとろっとした甘いシロップ。
パンダンリーフで色づけした米粉で椰子砂糖のカケラを包み、茹で、ゆだったらココナツをまぶしてあると思われます。
マレーシアで食べたオンデ・オンデとほぼ同じものだと、今となっては分かります。
インドネシアではクロポン/Keleponというようです。
(インドネシアのオンデ・オンデは、マレーシアとは違って中華菓子の揚げ胡麻団子になるみたい)

ココナツがとても新鮮で風味豊かで美味しかったなー。
マレーシアのものは大手チェーン店のものでしたが、こちらは、誰かが今朝作った、という感じがあります。

もっちり系軽食

これは、タピオカ的な粉(もしくは芋?)を練って揚げたような感じ。
米粉よりはデンプンぽい半透明な感じで、もちもちして、表面はサックリ。味は薄めで具などはなかった気がします。
また食べたい・・。


もっちり系軽食

小麦粉、ふくらし粉、イーストも使って鉄板で焼くカステラ。
今調べたところ、マルタバ・マニス/Martabak Manisというようです。
霜柱のように縦にのびた気泡が見事です。
とっても好き。

自分でも作れるんだろうか・・・。



もっちり系軽食

おやつ屋さんの店先。
選んだりする時間もなく、右上の葉っぱ巻、その左の唐辛子添え、その左下の揚げ菓子をぱぱぱっと買いました。


もっちり系軽食

葉っぱ巻はこうなっていました。
炊いたもち米をのばして、その中に塩味の炒め物的なものが入っています。
塩味系の軽食で、もち米がたっぷり使われているので、わりとおなかにたまります。


もっちり系軽食

これは揚げ菓子。
皮はおそらく小麦粉製で、餃子みたいな形状です。
あんは、ニンジンと豆腐?の炒め物。薄めの味付け(塩味)です。


もっちり系軽食

唐辛子添えのものは、小麦粉のクレープで、豆腐とタケノコか何かの炒め物を包んであるものだった気がします。
炒め物の味は、え、暑いのにこのくらいでいいの?と言いたくなるくらい、薄味。
スパイスもほとんどなしでした。
パンチを効かせたい場合は、青唐辛子をかじる、ということでしょうか。


もっちり系軽食

これはえーと、バナナ関連の揚げ物だったかな。


もっちり系軽食

母に評価が高かったのはこちら。
蒸し焼きバナナ。
(母は世代的なものもあって、かなりのバナナ好き)
単純にバナナを蒸し焼きにしてあります。
(バナナといってもいろいろ品種があるようですが)
特にこれは小さなサイズのバナナでおやつにちょうどよかったです。


もっちり系軽食

これはMirotaという大型軽食レストランにみんなで行ったときのもの。

ongol-ongolというもちもちしたココナツまぶしのお菓子がぷるぷる美味しかったです。
上から2番目のものに似ていますが、色は茶色で半透明。ココナツシュガーを混ぜ込んであるのでこの色なのかな?
わらび餅に似ている気がします。
調べてみると、サゴ椰子の幹からとったサゴ澱粉と椰子砂糖を混ぜて加熱して作るようです。


右奥の層状になっているものは、クエラピス/Kue Lapis。ういろうのようなぷるぷるのお菓子です。
様々な色合いのバリエーションがある模様。

インドネシアのお菓子を体系的に解説した本があったら是非読みたいものです・・・。

もっちり系軽食

こちらがMirota。
トレーにとっていくスタイルなので、コミュニケーションがいまいちでも大丈夫。
でも、道端の手作りのお店の方が、素朴な味わいかなーと思いました。


コメント (2)
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