採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

パーネ・グッティアウ Pane Guttiau

2013-05-20 | +パン・麺・穀類

サルデーニャ名物の紙のように薄いパン、パーネ・カラサウについては以前記事にしました。

これに、オリーブオイルと塩(ときにニンニク)を塗って少し焼いたものを、パーネ・グッティアウ pane guttiau といいます。
味がついているので、アンティパストやスナックとして食べられるのだそうです。

 

PaneGuttiau

それがこちら。
(Aさんありがとうございました!) 

PaneGuttiau

4つに畳んだ状態で箱に入っていました。

PaneGuttiau

半径が20cm以上あるので、もともとのパンの直径は50cm近いです。
セモリナ粉を使っているのですが、伝統的な製粉方法なのでしょうか、ザラザラする粗挽きの粒もあれば、比較的きめ細かい粒もあったりします。

パリパリで、ほどよい塩味がついていて、すごく美味!止まりません。 

kantos_cracker

こちらもイタリアのスナック。

KANTOS と書いてあります。 

上の2行の意味は分かりませんが、下の「spianatina croccante」は「とってもカリカリ」という意味じゃないかな? 

kantos_cracker

写真を撮る前にうっかり全部食べてしまったので、パッケージの写真をば。
このスナックもセモリナ粉で出来ていて、薄いチップ状。よくあるスナック菓子程は油っぽくないので、パーネ・グッティアウのように、一度焼いた後にオリーブオイルを塗って香ばしくしてあるのかも。


Kantosの方には、伝統あるスナックとかそういうことは特に書いていないようでしたが、味は、実はパーネ・グッティアウによく似た感じです。(材料がほとんど同じですし)
Kantosの方はきめ細かいセモリナ粉を使っているようで、ザラリとした感じは全くなく、均一なカリカリ感です。
とても手間のかかるパーネ・グッティアウに比べるのはパーネ・グッティアウに失礼かもしれませんが、どちらもセモリナ粉の香ばしさがあって、すごく美味しいスナックでした。

カリカリの塩味スナックが好きな方は、イタリアに行かれたら是非このどちらかをお試しを!



パーネ・カラサウの手間暇かかりっぷりはこちら ↓ の動画を見て下さい。

■参考情報
(1)youtube(動画)
パーネ・グッティアウの作り方 その1
 ・粉をスタンドミキサーで練る。
 ・ロール状に引き延ばし、1個分ずつのサイズに、丸めつつ手で切り分ける。
 ・麺棒で平たくのばす。
 ・打ち粉をふりつつ、簡単な機械に通して更に薄くのばす。
 ・反物のような長い布を屏風畳みにしながら、1枚ずつそこに挟んで、しばらく寝かせる。
 ・かまどを熱々にしておく。
 ・寝かせた生地を一つずつ、木製の柄付き円盤にのせ、かまどに投入。見る見る生地がぷくぷくふくらんでくる。
  金属製の柄付き小型円盤に持ち替え、裏返したり、ぽんぽん叩いたりして、全体が風船のように袋状に膨らむようにし、取り出す。1枚をかまどに入れている時間はほんの25秒ほど。
 ・かまどから取り出すと、すぐにぺたんとしぼむ。これをかまど係とは別の人が、ナイフで上下に切り分けて、2枚のシートにする。

パーネ・グッティアウの作り方 その2
  ・ある程度生の生地を焼き終わったら、1枚のシート状になったパンを、2枚ずつ、金属製の柄付き小型円盤でかまどに入れる。
  ・裏返したりしてカリッと焼けたらかまどから取り出す。
 ・(先程の上下に切り分けた人が)台の上に焼けたパンをどんどん積み重ねていき、4枚ほど新たに積んだ時点で簀の子のようなものでぎゅうぎゅうと押して平らにして出来上がり。 

(2)薄いパン生地をまず鉄板で焼いて、その後直火であぶって袋状にふくらませるチャパティも、パーネ・カラサウに似ています。
底を抜いた植木鉢をコンロの上に立て、そこでチャパティをあぶると、上手にふくらむそうです。
ヘロヨン食堂

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刀削麺

2013-01-17 | +パン・麺・穀類

しばらく前に台南に行った際、スーパーでこんなものを買ってきました。
刀削麺(wikipediaによると読み方は、とうさくめん、とうしょうめん、ダオシャオミエン)の乾麺です。

本来の刀削麺は、丸めた小麦粉生地をまな板を使わず小型の刃物で削いで飛ばして鍋に放り込むので、割と短めの麺のような気がしますが、こちらはうどん程度の長い麺です。
ヘリがひらひらして面白い形の麺で、きしめんより幅広で薄め。

メーカーは「度小月」という、台南の老舗。担仔麺で有名なお店ですが、刀削麺のことは初耳です。 

茹でてみます。
ひらひらは水を吸うと伸び切っちゃうのかな、と思っていましたが、茹でてもヒラヒラのまま。

やや厚みのある中央部は白く、薄いひらひら部分は、半透明に茹で上がります。

食べてみると、ちょっと日本の麺にはないような、つるっつるの歯応え。
中央部の厚さでもきしめんより格段に薄く、しかも周辺のウェーブがぴろぴろした食感を生み出しています。
平たい麺が好きな方には、一度試して頂きたい美味しさです。 


台湾風だと、角煮を細かくしたような肉そぼろダレをかけるようですが、洋風(パスタ)や和風(うどん風)の味付けでも美味しかったです。
ヘリのウェーブにソースが絡んで美味しいので、やや濃度のあるものと合わせるとよさそう。

ひとつ小さな問題があって、あまりに麺が薄べったいため、お箸では大変持ちにくいのです。
ぐっとつかんでも、うどんのような食い込む肉厚な場所がなく、つるつると滑り落ちてしまいます。
和風味でも、フォークで食べたくなる麺です。

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神戸屋のパン「むぎの詩」シリーズ

2012-03-01 | +パン・麺・穀類

2月も末だというのに昨日はしっかり雪が降って、雪景色になりましたね。
午後には雨に変わって皆溶けてしまいましたが・・・。

大粒の牡丹雪が降りしきっていてなんだか気分がワクワクするので、雪見がてら買い物に行ってみました。
 

2012/02/29雪の日

長靴をはいて。

長靴だと、普通の人が歩かないところもスタスタ歩けて、ちょっと優越感。

 

2012/02/29雪の日

見慣れた景色が一変して幻想的な雰囲気になります。

ほとんど誰もいないところも、何だか嬉しいです。

 

2012/02/29雪の日

北欧の森みたい・・。

雪の日って普段より音が静かなところも好きです。 


てくてく歩いて買いに行くものは、パン。
パン屋さんではなくて、スーパーなのです。

先日、パン屋さんに行く時間がないからと試しに買った神戸屋の「オリーブの香り」というパンが大当たり。
表面のクラスト(皮)は、パン屋さんのパンほどカリカリではないものの、中の気泡が大きくつやがあり、とっても美味しいパンでした。
パン屋さんでは「リュスティック」として売られているような、水分が多めのパンに似ています。
ややしんなり気味のクラストも、トースターで焼けばパリパリになります。
このパンがスーパーで買えるなら、しばらくパン屋さんに行かなくてもいいかも!
と思った程。


雪の中、パンを買いにいくなんて、『小さなお茶会』のもっぷみたい。
(でも気温が高いせいか地面の雪は溶けていて、フローズンマルガリータみたいになっているけれど)

勇んでスーパーに着いてパンコーナーに行ってみると、お目当ての「オリーブの香り」がありません。
あれ売り切れ?
いや、棚にはめ込んであった札自体がなくなっています。

あららら?

店員さんに聞いてみると、神戸屋の「むぎの詩」シリーズは、3ヶ月くらいで商品が替わることがあるとか。
「オリーブの香り」はもう作らなくなったみたいです、と。

えー、そんな~ぁぁぁ。

スーパーに売っているのですっかり定番商品だと思い込んでいましたが、限定商品だったとは。
それとも、売り上げがいまひとつで淘汰されちゃったのかなあ・・・。
なくなると分かっていれば、買い溜めしておいたのに・・・・。

予想外の美味しさにびっくりしたときにすぐ、ブログの記事にしようかな、とも思ったのです。
でも、いつでも買えるし、と写真にも撮らず。

ああ、まぼろしの「オリーブの香り」・・・。



気を取り直して、別のパンを買ってきました。

2012/02/29神戸屋むぎの詩シリーズ「パン・オ・ルヴァン」

「パン・オ・ルヴァン」というもの。
天然酵母種を使ったもののようです。

 

2012/02/29神戸屋むぎの詩シリーズ「パン・オ・ルヴァン」

神戸屋の「むぎの詩」というシリーズは、イーストフードや乳化剤を使わないものだそうです。
このパン・オ・ルヴァンの原材料は、小麦粉・ライ麦粉・ルヴァン種・食塩・発酵風味量・パン酵母・モルト・ビタミンC

パン屋さんのパンとほぼ同じです。

 


お目当てのパンはなく、雪も半分雨に変わり、スーパーからの帰りは、とぼとぼ・ぐしょぐしょ(つる)びちょびちょ、という感じでした。


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調べてみると、1994年のクープ・デュ・モンド(パン職人のオリンピックのようなもの)に日本チームとして参加された方の一人が、このむぎの詩シリーズに携わったそうです。
この年のクープ・デュ・モンドで、日本は初参加だったにも関わらず、3位入賞!(すごい!)

その後、営業サイドからの強い要望で、「本物のパンの味」「イーストフードや乳化剤不使用の無添加」にこだわったパンを開発することに。
高い技術を持つ職人さんとしては、本物のパンを(工場で)作れるなんてやったー、と喜んだのだろうと思いきや、むしろかなり困ったのだそうです。
実際、「それはそれは本当に大変」だったようです。
最初はほとんどパンにならなかったとか。
そして試作で成功しても、ラインに乗せるとダメだったり、ということが何度も繰り返されたそうです。
くじけそうになっても、営業側が一歩も退かない強い信念があったとか。

営業の人、えらい!
そしてそれを実現させた技術者達もすごいなあ。

スーパーのパンひとつとっても、色々な技術の結晶なのだわ。
現代人って、舟の舳先に立っているようなものかも、と思います。


■参考情報
(1)むぎの詩開発者のインタビュー記事

(2)むぎの詩シリーズの商品紹介
(ここしばらく更新されていないようです)

 

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パーネ・カラサウ

2011-11-17 | +パン・麺・穀類

写真だけ撮って記事にし忘れていたのですが、6月にイタリアに行った際に買ってきたものを紹介します。
地下鉄駅そばの広場にイタリア各地の物産の露店が出ていたのですが、サルデーニャ島のお店にこんなものが。

2011/08/24パーネ・カラサウ パーネ・カラサウ(紙のパン?)、というもの。
サルデーニャ島特産のパンで、別名カルタ・ダ・ムジカ(五線譜)ともいうそうです。

まさに紙のように薄くパリパリのパンです。

持ち運びに便利な箱入りを買ってきました。
2011/08/24パーネ・カラサウ 中身はこんな感じ。
巨大な丸いものを四つ折りにしてあるような形状です。
2011/08/24パーネ・カラサウ むこうが透けて見えそうな薄さです。
(・・・どの辺が五線譜なんだろう?線ぽいものはないような・・)

Kavri Thin という極薄クラッカーがありますが、あれよりさらに薄いです。
パリパリで小麦粉の旨みがあり、塩分は少なめで、とても美味しいです。

 

こんなに薄いということは、クレープみたいにゆるい生地を鉄板に垂らして焼くのかな?それとも麺棒で延ばすのかしら?などと漠然と思っていたのですが、実は・・・。

麺棒を使うことは使うのですが、なんと、もとはピタパンやチャパティのような、袋状になっているパンらしいのです。
円盤状に伸ばしたパン生地を高温でまず焼くと、上下が分かれて、バルーンのように膨らみます(冷めるとしぼむ)。
これを2枚の円盤にはがし、(4つに折ってから?)さらに乾燥焼きするのだとか。

パリッパリに乾燥しているので、サルデーニャの乾燥した気候では1年ももつとか。
軽く持ち運びにも便利なので、羊飼いが放牧に出かけるときに持っていったそうです。

パリパリのまま何かを塗ったり添えたりして食べるだけでなく、粉に砕いて小麦粉代わりにしたり、または水などでしんなり戻して使ったりもするようです。

沸かした塩水もしくはブロード(だし汁)にさっとくぐらせて戻したパーネ・カラサウ、トマトソース、おろしたペコリーノチーズを数回重ね、てっぺんにポーチドエッグをトッピングしたものはサルデーニャ島のバルバジア地方の名物で、「パーネ・フラッタウ」というそうです。
パーネ・カラサウがしなやかに戻って、ラザーニャのようになるのだとか。


日本には炊いたごはんを(ゆすいでから)干した、糒(干し飯)があるけれど、似たような位置づけかしら?



■参考情報
(1)パーネ・カラサウの製造工程(写真多数)
窯の中でぽんぽんに膨らんでいる様子にはびっくりです。

(2)パーネ・フラッタウの作り方

(3)すごいことに大抵のイタリア食材は日本でも(一般消費者でも)買えますが、勿論パーネ・カラサウもあります。
例えば こちら とか こちら

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台湾の粉末完全食・・・のクッキー

2011-10-20 | +パン・麺・穀類

台湾の食べ物は、日本食と似ていても似ていなくても大概美味しいです。
でも希に、「ちょっと(私には)ダメかも・・・」というものもあります。

臭豆腐や豚血(鴨血)豆腐などは、私はOK。
全然問題なし!

これまでおそらく唯一、残してしまったものが、「粉末完全食」を水で溶いたもの。
これといった味はないのですが、ドロドロと濃くて、数口は飲んだものの、残りは・・・・。ゴメンナサイ・・・。

友人は、「栄養分はパーフェクトだから、忙しいときの朝ごはんはこれにすることもあるのよ」と言っていました。
朝食は毎朝コレ、という人(台湾人)も。

台湾ではかなり人気がある食品のようで、スーパーのある棚が、この「粉末」コーナーになっています。
「銀杏粉」はちょっと高級なようで、デパ地下で売られています。
どれも健康にいい、というのが一番の売りのようで、ベジタリアンの人にも人気があるようです。


日本にはこういう飲み物ってないですよね?
(あるのかな?)


2011/10/17台湾の完全食(粉)

どんな成分で出来ているかというと・・・。
例えばこちら。

黒豆、黒麦、蕎麦、小麦、うるち米、ブドウ糖、緑茶、大麦、ハトムギ、トウジンビエ、山芋、黒ごま、白ごま、カボチャの種、クコの実、小麦胚芽、金菊花、百合根、人参(おそらく朝鮮人参)、ミネラル、ビタミン。



2011/10/17台湾の完全食(粉)

こちらは22種の材料。
松の実、紅小麦、うるち米、小豆、緑豆、ハトムギ、、丸麦(大麦)、銀杏、トウモロコシ、ブクリョウ、山芋、ケツジツ(芡實。蓮の一種の実)、蓮の実、麦門冬(バクモントウ。ユリ科ジャノヒゲの根)、黒目豆、紫花豆、キビ、ユリ根、エンドウ豆、蕎麦、黒豆、オートミール。以上で22種。
プラス、植物性クリームパウダー、増粘材(ビーンガム)、麦芽粉末、大豆、氷砂糖。

こちらは漢方薬に使われる素材も含まれています(ブクリョウ、芡實、麦門冬)。


とても体によさそうだし、それぞれの材料自体は基本的には美味しくて好きなものです。
でも、これをドロドロの液状にして「飲む」というのはどうも・・・・。

日本も雑穀ブームだと思うのだけれど、こんな風な粉末は少数派ではないかしら?
雑穀料理といえば、ツブツブ系だと思います。

ドロドロより、ツブツブの方が好きだなあ。
粉末完全食も、飲まずに食べた方が美味しいと思う。


・・・という訳で、小麦粉も混ぜてクッキーを作ることにしました。

2011/10/17作クッキー那須のシイタケ

えいや!

その辺にあった残りものを寄せ集めて全く適当に作ったのですが、出来上がってみるとそれなりに、それらしいものに。

今回は、配合がめちゃくちゃ適当だった分(?)、切り方に気をつけてみました。
きっちり四角いクッキーを作ってみたかったのです。

 

小麦粉の比率の方が多いせいかどうか、この粉末完全食の風味はさほど目立ちません。
(そもそもこれといった味はないような粉末ですが・・・)
念のためシナモンやらスパイスを多めにしたのですが、むしろ有塩バターの塩味が一番突出しているかも。

しょっぱいなーと思いつつ、あるとつい、つまんでしまうのは、よくないような。
でも市販クッキーを買うくらいなら、自分で作った方がいいかも。
(冷凍庫整理などのためにも)

今度は無塩バターで作りたいものですが、売っているかなあ・・。
(バターの品薄はいつまで続くのでしょう・・・。一昨年(でしたっけ)の再来だわ・・・)


■■粉末完全食入り、適当クッキー覚え書き
■材料
小麦粉
台湾の粉末完全食
スパイス(シナモン、クローブ、カルダモン)
砂糖
蜂蜜
澄ましバターの残り(溶かしバター部分少々と、下に沈んだ水のような部分)
水切りヨーグルト 
ヘーゼルナッツ から焼きしておく
■作り方
(1)粉類をFPにかけて混ぜる。
(2)液体的なもの(バター、蜂蜜、水切りヨーグルト)を加え、更にFPにかける。
ぎゅっと握って固まる程度。
ぱらぱら過ぎるようならば何らかの液体(今回は蜂蜜)を加える。
(もさもさの粉を味見してみて、甘みがうすいようだったので)
ボウルにあけておく。
(3)あいたFPにヘーゼルナッツを入れ、細かく砕く。これも同じボウルにあける。
(4)ボウルの中で適当にこねまぜ、ビニール袋の中に入れて麺棒で四角くのばす。
しばらく冷蔵庫で休ませる。
(5)ビニール袋を切り裂いて、クッキー生地を定規とピザカッターを使ってカットする。
(6)オーブンで15分くらいだったか。

(反省)
・有塩バターより無塩バターの方がよい。
・ナッツはもっと多くてもよい
・ナッツは、あまり大きい粒だと四角くカットしたときにばらけるので、極度に大きいものは取り除く(細かくする)。

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ジャガイモと塩辛のおつまみ

2011-08-26 | +パン・麺・穀類

結婚して随分経つ気がしますが、いまだにダンナサマとの食べものの嗜好の違いに驚くことがあります。

ある日。
私が剥いた梨をふたりで食べながら、
「梨ってさー、この芯のところの酸っぱいところが美味しいよね~」
と、ふとダンナサマの方を見ると、なんだか変な食べ方をしています。

端からぱくぱくと食べ進むのではなく、妙な持ち方をして、へぎへぎとこそげとるような囓り方。

Fujika 「え?何してるの?」
ダンナサマ 「だってこの芯のところって酸っぱいじゃん」
Fujika 「えええええ゛。うそー!? この中心部が酸っぱくて美味しいのに~。だから芯を取るときも、種のところだけ、すごーく小さく切り取っていたんだよ。」
ダンナサマ 「・・・・・。どうりで・・・」

あー、びっくりした。
梨の芯が嫌いだなんて、結婚×年目にして初めて知りました。
(もしかして梨の芯が好きなのは少数派なのだろうか?)

もっと早く言ってくれれば、芯のところ大きく切り取ってあげたのに。
そんな×年も我慢し続けなくっても・・・・。

フルーツの中でぶどうが一番好きというのも、ダンナサマが自分から言わないから、結婚1年目は一度も買ってあげなかったし・・・。

ダンナサマへ:
スーパーに一緒に行ったら、色々なものについて積極的に好みをアピールしてね。
「Fujikaちゃ~ん、ここにぶどうがあるよ
では、好きなのかどうか分かりませんからね。


==話はかわって==============


夏野菜、特に山盛りのナスの消費に追われてふと気が付くと、じゃがいものことをすっかり忘れていました。
段ボールのそばを通るたびに、ああ、あるなー、あるなー、とは思っていたものの全然消費していないため一向に減る気配がありません(当たり前だ)。

そうだ、この前買った(あんまり美味しくない)イカ明太があるのだわ。
父がTVで見たお料理のなんちゃって版を作ろう。


■■ジャガイモとイカ塩辛(イカ明太)のおつまみ風
■材料
ジャガイモ  丸ごと蒸しておいたもの。
イカの塩辛(イカ明太)
バター
黒コショウ

■作り方
(1)茹でたジャガイモは、皮を剥いて半割にして、中央を少しくり抜く。
お皿に載せ、電子レンジで温めておく。
(茹でたものがない場合は、皮を剥いてサイの目に切って柔らかくなるまで茹でても短時間で済むので便利。
茹だったら水気を切ってココット型などに入れる)
(2)窪みの中にイカの塩辛少々を入れ、バター少々を乗せる。黒コショウをふる。
(3)オーブントースターで数分、塩辛に火が通るまで焼く。

初めに聞いたときは、ええー!?という驚きのレシピでしたが、以外や以外、何の違和感もなく美味しいのです。

 

2011/08/17ジャガイモと塩辛 塩辛を窪みに入れ、バターを載せたところ。

バターが大量に見えますが、とても小さいじゃがいもなので本当はごく少量です。
1.5cm×1cm×2mmくらい。

 

 

考えてみたら、イカの黒作りをパスタにすることもあるし、ジャガイモと塩辛だってアリですよね。
少量ではありますが、バターが洋風っぽくなる決めてじゃないかなあ。
オリーブオイル、ニンニクオイル、バジルソース、などでもいいかもしれません。


サイの目に切ったジャガイモを茹でて(丸茹でより時間短縮になるし)、生のハーブをまぶしてココットに詰め、塩辛+バター(オイル)、というのも美味しそう。

 

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円盤型パスタ クロゼッティ(Croxetti)

2011-08-16 | +パン・麺・穀類

6月にイタリアに行った際、お友達に変わったパスタを教えて頂いて、買って帰ってみました。
北イタリア、リグリア地方(コルシカ島の真北に相当する位置。ジェノバが州都)のパスタで、Croxetti(クロゼッティ)というものです。

(どうやらCorzetti(コルツェッティ)もしくはCorsetti,Crosettiというパスタと同じもの(別名)のようです。
画像検索のヒット数からすると、Corzetti 7300 > Croxetti 3330 となっていて、コルツェッティの方が多数派なのかも)


ジェノバのパスタだけあって、バジリコのペースト(ジェノベーゼ)や胡桃のソースなどと合わせるとよいらしいです。


2011/06/19クロゼッティパスタCroxetti

平たく丸い、コイン型のパスタです。
大変壊れやすいので、無事に持って帰るためには、箱が必要です。

セモリナ粉100%と卵を使っているようですが、かなり色白のパスタに見えます。
(クリックすると拡大します)

2011/06/19クロゼッティパスタCroxetti

バジルペースト(わらびさん作)と、トマトソースで味見してみました。

つるん・もっちりとしていて、すいとんのような味です。
美味しい☆

パスタには色々種類がありますが、スパゲッティなどよりも日本人には懐かしいとも思えるようなぺらりん・つるりん感があります。

2011/07/30クロゼッティパスタCroxetti

ジャガイモと一緒に茹でて、ポルチーニソースで和えてみました。
こちらもなかなか☆
(ジャガイモをもう半分に切ればよかった・・・)

スープに入れて、まさにすいとん的にしても美味しそうです。

 

美味しいのは勿論ですが、薄い円盤の両側に模様があって、見た目がなんとも上品なパスタです。
模様はさておき、丸く型抜きするのは(オレキエッティ(?耳型パスタ)などに比べると)比較的簡単そうです。

下記(3)のリンク先に詳しい工程写真がありますが生クロゼッティの作り方はおそらく次のような感じ。

(1)粉と卵・オイル少々を練ってパスタ生地を作る。(マジョラムを入れることもある)塩はなし。
(2)平らにのばす。
(3)円筒形の木型の浮き彫りでない側は円形カッターになっており、ここで、丸く生地をカットする。
(4)円筒形の木型の浮き彫りを上にして台に置き、そこに打ち粉をした丸い生地を置く。
 上になる木型をそこに重ね、ぎゅっと押す。これでパスタ両面に浮き彫り模様が形成される。
(5)適量の塩水を沸騰させ、茹でる。


作ろうとおもえば作れそうだけど・・・・
・・・・餃子の皮を4つに切って茹でたのでも、結構似たものにならないかな・・・。


■参考情報
(1)お友達のDuckbillさんのクロゼッティ料理
(2)クロゼッティのスタンプ各種の写真(英語) 円筒形と取っ手つき(スタンプのような形)の2個が一組です。
(3)クロゼッティの製造過程写真(英語) まあびっくり。円筒形の方の、浮き彫り模様がない側は円形にくり抜かれてカッターになっていました。
(4)イタリア在住経験のある方のブログ:クロゼッティ用スタンプ工場見学 レストランのクロゼッティ料理
(5)コイン型パスタクロゼッティ 1300円程度で日本でも販売されているようです。値段が高いのは、壊れないように運ぶのが大変だからではないかな・・・。
(6)THE GEOMETRY OF PASTA(英語) 各種パスタの形状が大変にスタイリッシュに模式化された図案になっています。このサイトでは、似たコイン型パスタはCORZETTIとなっています。
(7)2個一組のスタンプ型が楽天で売っていました。ここではコルツェッティという呼び名。高い・・・。
(8)コルツェッティには∞のつなぎめを太くした形というかピーナツの殻の形というか天才バカボンに出てくる警察官の目のかたちというか、要するに中央がくびれた楕円形のようなものもあります(かずさん情報ありがとうございました!)。 ようや画像みつけました! 割と小さめで、浮き彫り模様はないようです。
 北イタリア在住の方のブログ「うちの食卓 Non solo italiano」 (レシピ本も出版された方のようです)
 韓国語のブログ(写真多数)
(9)知る人ぞ知るマニアックなパスタかと思っていたコルツェッティですが、なんとおもちゃ屋さんタカラトミーが出している「パスタパスタ」というパスタメーカーに、スタンプ型(プラスチック製ですが)がついていることがわかりました。
この「パスタパスタ」は細長い麺をカットするだけでなく、車輪型や中空のマカロニのような押し出しパスタを作ることも出来ます。ちょっとびっくり。
 「パスタパスタ」体験記 (「うちの食卓 Non solo italiano」の関係者の方のブログのようです)

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