富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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水苔の話・・その2

2009年06月06日 | 作について
ミズゴケ植えのデメリットですがほとんどの場合、
前回のメリットの裏を返せば・・・ということになろうかと思います。

まず前回の①ですが、今は入手が容易でも
輸入物はだんだん質が悪くなっており、
特に質の良いコケはおいそれとは買えない値段になってきています。
今後、石油がピークアウトを迎え船賃が更に高くなったら
輸入さえ難しくなるのではと思います。

また、たとえば自然保護団体などが
ニュージーランドの自然破壊はまかりならんなどと言い出し
ミズゴケの採集を禁じてしまえばそれでジ・エンドです。
いつまでも輸入できると思わないほうが自然でしょう。

次に②や③ですが他の人に見せたり展示会に出品したりするつもりがなく
自分ひとりで眺めて楽しむ分には、
別にミズゴケにこだわる必要もないかなと思います。
特に入門者にとっては鉢や長いミズゴケの入手、
また、植え替えなどが相当のネックになっているものと思われます。
私も今でもそうですから。

④の水持ちが良いということは水遣りの加減が難しいということ。
空洞植えなどで乾きを早くするよう工夫はしていますが
有機質の塊ということで雑菌やカビ、虫が繁殖し易く、
根腐れなどの被害はいつまで経っても付き纏います。

⑤のミズゴケを根から外すのは容易ですが
そのかわりコケは劣化しますので
年に1度は植え替えなければなりません。

⑥⑦⑧など増やして売るつもりの人には確かに便利でしょうね。
でも、そのつもりの無い方は・・・・。

ということで今回はここまで。
次回はミズゴケ植えに代わる新たな提案です。
お楽しみに~

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