富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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水苔の話・・その5(完)

2009年06月08日 | 作について



以前に紹介した植え方で使った竹炭を今年は使いませんでしたから(効果がイマイチで没)
それがそのまま余ってしまいましたので
棚下に置く分は全部この植え方にしようと今も植え替えている最中です。

ということで今は竹炭植えの鉢を2段の棚の下のほうに置いています。
水遣りの際、嫌でも下の棚に水の掛かるのは気になりますが
これだと乾きが早いのでいくら掛かっても平気です。
私の場合、仕事の為、数日水をやれない日がありますから
上の棚もこの方式でやるのはさすがに躊躇してしまいますが、
多分数年先には実行に移すでしょう。

正直言って乾いたミズゴケへの水やりはあまり楽しくないのですが
こっちは少しの水でも竹炭にスッと浸み込みますからそれだけで大満足。
毎日棚へ足を運べることの出来る方は
ついでに朝、夕潅水すれば風蘭も喜びますので
丹精しているような良い気分になれるかもしれません。

また、水遣りの回数が増えるといっても
水の全体の使用量はだいぶ少なくなります。
それに、家族に頼む場合でも特に難しい指示はいりませんので安心です。

もちろん、数日水をやれなくても
根の多い株ではそれで弱るということはなく
むしろ乾燥に耐えるという潜在能力が引き出されて
木勢が付くような気もしています。

半数に竹炭を使えば今後それは植え替えなくて済みますから
もろもろの手間や費用も半分で済みそうです。
全部に使えばあとは水やりしながら眺めるだけ、
これはもう夢のような富貴蘭との付き合いです。

さらに富貴蘭栽培で雨よけの屋根は必需品ですが
これだと必要ないかもしれないと気が付きました。
雨水栽培もしてみたいものです。

ということで、夢はどこまでも広がりますが
今は試運転中、ベータ版の情報でした。

コメント (2)
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水苔の話・・その4

2009年06月08日 | 作について



この品種は墨流し。
昨年の春、発泡スチロールでの冬越しで失敗した分です。
意外に被害は大きく株はボロボロ。
植え替えするのも棚に置いておくのも痛そうな姿をしています。

でも、転んでもタダでは起きないというか、
辛さを楽しみに変えるのが上達の秘訣というもので
これもダメ元で目を背けながらサッと植え替えてみました。

それが芯止まりになった木も下から新芽が出始めています。
最悪の状況からは脱したようで、5作後はどう様変わりするのか
一応、楽しみを見つけることが出来ました。
こんなことがなければ思いつかなかった植え方です。

それにしても、上作を目指す方向とはややベクトルが違っていますから
多分見向きもされないとは思いますが
なかなか植え替えが進まない株も日の目を見ることになるのは嬉しいことです。

また、これは入門者にとっても作という点で敷居が低くなりますので
富貴蘭栽培のブレークスルーになるかもと一人で盛り上がっているところです。

まだ続きますのでお付き合いの程を~。

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