あれから1ヵ月半。
前からなんか変だなと思っていましたが
やはり天葉が伸びてきません。
フリーズしています。
芯痛ということで心も心痛。
と、思いきやアタリが大きく育って
そっちの喜びのほうが大きいかも。
仔は紺地がしっかりしていて派手にはなりそうもないし
墨芸もバッチリ伝わっていますです。
しかもパイナップル芽。
親木の養分まで独占しますからしばらくは年に4~5枚葉繰りして
その後葉元に付いている芽の分、一気に増えてくれるかも。
今まで増えなかったことを思えば夢のような展開です。
何しろ天葉を引っこ抜いてみようと思ったこともあるくらいですから
芯痛くらいはへっちゃら。
でも、仔の成長が落ち着いた頃また復活してくれないかなあなどとお願いするのは
やっぱり欲深過ぎますね。
あれから1年7ヶ月。
改めて品種の紹介をさせていただくと
羆覆輪が富貴殿のような大覆輪に変化したものです。
年に2枚程の葉繰りはあるようですが
ほとんど変わり映えしないのは増えている印象が無いためなのでしょう。
なんて毎度同じようなことを書いている気がします。
こんな柄ですから花芽は付き難く
その分、仔出しは良好なのですが派手柄になるのが多く
紺地のある仔は5本に1本も出ないかもしれません。
しかし派手柄でもいわば新月殿。
親木に付けている限りいつまでも生きています。
こっちの株も似たようなものですが
紺地のある仔が2本付いてちょっと良い感じです。
ただ、昨年の仔は派手模様。
写真を撮っていてこのままではなんか面白くないと思い立ち
植え替えを兼ねて株分けすることに・・・。
ということで植え替えと株分けをしてみました。
改めて親木はまずまずの覆輪。
仔はこっちは紺中通しはありますが
こちらは派手。
それでも外せない思い切りの悪さが玉に瑕かも。
こちらも親木はまずまず。
この仔も良い感じなのですが
こっちの派手仔はやはり毟りきれません。
そして外した仔はというと
これは何やら勢いがあって物になりそうです。
しかしこんな柄の木はすぐには枯れなくても
じわじわと弱り数年後にはたぶん逝ってしまうかも。
そんな感じでほとんど増えませんから出回ることもなく
それで人気とは無縁の品種なのでしょう。
建国殿系マニアにとっては本当は必須のアイテムなのですが。
あれから9ヶ月。
昨年の夏から葉繰りは1枚ちょっと。
この品種にしてはかなり頑張っているようです。
数十年前から御旗で来ている木ですからやはり柄の安定感は抜群。
ハデ仔はあまり出ないようです。
だから増えるし見飽きられて安くなっちゃうのでしょうか。
でも、都羽二重からも頻繁に覆輪が出ることは確か。
昔からの系統物とミソ○ソ混じっちゃうんでしょうね。
1本立ちでは見た目同じでも、株立ちにすれば雰囲気は別物なんですが・・・。
植え替えはというと・・・これも無し暦3年目。
昨年秋に長いミズゴケ数本で新根を押さえ鉢を新しいのに換えただけ。
その新根はあらぬ方向に伸びたりせずミズゴケに刺さっていきますので
植え替えは超簡単、超省エネです。
忘れるところでしたがこちらは親木が都羽二重から変わったばかりの株で
出る仔は覆輪とハデが半々といったところです。
それでも安くなればなったで見る目が変わり
こっちのほうがきれいと思う方が案外居たりして。
今は必死に増やしてとりあえず元を引くというような時代ではないし
癒しの空間を彩るのは派手混じりのほうが適しているかも。
それに毎日見ていても何がしかの発見がありますし
植物とはいえ好きな生き物がそばにあるのはいいものです。
あれから9ヶ月。
特に変化も異常もなく1枚ほどの葉繰りで推移しています。
株分けはおろか植え替えすることも忘れたのか
植えっ放し歴3年目に突入です。
このままにしておくと外側に巻いているミズゴケは
やせ細って崩れ中のピートモスがむき出しになりそう。
鉢底から中を覗いてみるとさすがに古い根は枯れ落ちています。
ただ、枯れた根は分解されて新しい根の養分になるのが自然の摂理。
たぶん、そうなっているはずです。
少なくとも古根が腐敗し、それが新しい根にまで害を及ぼすことはなさそう。
そんな感じでボロい棲み家も住めば都なのか下葉は落ちないですし
古木になった親木の上のほうからまで仔が出ています。
鉢の中は腸内フローラならぬ鉢内フローラ状態。
微生物群は善玉菌が優勢なのでしょう。
もうしばらく様子見しようかなと思っています。
あれから5ヶ月。
関東の自然作りの木は棚慣らし期間がないくらい
こちらの棚と相性が良いようです。
というか新根も天葉も順調過ぎるくらいに伸長しています。
虎斑プラス白縞芸ですが天葉は虎斑が勝って白縞はいまだ正体表さず。
なんだかだんだん縞が少なくなっているような気もします。
やはりメインは下葉付近。
下葉の柄が良かったのでここからの仔出しを期待していたのですが
早くも2本出てきました。
さて、果たして柄が出てくれるのかどうか
初めて入った木はやはり楽しみが多いものです。
あれから1ヵ月半。
早くも次の天葉が出て頼もしい生育振りです。
今までは黄緑を含んだくぐもったような黄縞でしたが
今出た天葉の柄は真っ白。
またちょっと変化の兆しがあるようです。
ただ、反対側は今まで通り。
2本の仔も同上です。
一見、華やかさに欠ける嫌いはありますが
チョビ柄からここまで進化してきたものですし
紺性の良い朝日殿に似ていなくもなくもないこの柄は
黒牡丹のラベルの立った本物の朝日殿を買っちゃわない為の
大切な役割を担っております。
あれから1ヵ月半。
木勢良く早くも次の天葉が出てきました。
これはご機嫌に生育してもらうために鉢や鉢の中のアンコ、
置き場所の日の当たり具合、通風、温度など
いろいろと工夫を重ねてきた成果かも。
ひとつ改善したくらいでは前と大して変わらないものですが
それが3つ、4つと積み重なれば相乗効果で目に見えてよくなるのがわかります。
ただ、生育面ではともかく柄のほうは思い通りにいかないもので
覆輪を期待した仔の天葉は真黄色。
次がどう出てくれるかといったところです。
親、仔もろともベタに黄縞が暗まず下葉まで残る本来の芸は影を潜めましたが
まだ少しは下葉に残る柄も出ているようです。
しかし、下葉に残る黄縞が多いとそれが葉焼けの原因になりますから
こっちのほうが芸は上かもと思えてきました。
いくら派手に出ても後暗みですから葉焼けの心配もなく木勢は益々向上しますので。
それを鑑みるとこの仔は期待と不安が半々といったところ。
暗むのと暗まない縞が半々の源平状態ですから。
ただし、天葉が伸びて開いたら見事な深覆輪が現れ
期待のボルテージは急上昇です。
その下の葉で半分は徐々に暗んできますが
先々どっちが優勢になるのかで天地の差になりそう。
派手仔は見込みのない暗まない柄のほうでしたので取りましたが
果たして次の仔がどちら側につくのか楽しみではあります。
こちらはあれから半年。
やっぱり暗む金牡丹柄だと元気で
葉幅も引いてきました。
ただ、まだ少し黄縞も残すようです。
大仔はほぼ金牡丹ですが
上の仔はちょっとあやしげな雰囲気。
更にこんなところからまで仔が出てきました。
普通、親木の上のほうから元気な仔が出ますと
ずっと下の裾のほうからはまず出ないとしたものですが・・・。
昨年の春に植え替えてからそのままですが
まだまだ木勢の衰えは見えないようです。
出品するようになって自分のだけじゃなくヤフオクの富貴蘭部門を良く見ますが、
富貴蘭の世界とは別物の紛い物が入り乱れているようです。
ただ、それが普通と思っている方も多いんでしょうね。
まともな品がまともな値段になると頭が混乱するのか違反申告が良く入ります。
しかしそんなのはパパッと2クリックで消去できますからぜんぜん心に響きません。
ということは誰しも同じようなもの。
まあ、偽物出品には違反申告ぐらいしか対策はないのでしょうが
対策にはなっていないということです。
ここは静観というか無視を決め込み、
出品者、落札者共にそっちの世界の人はそっちで好きにやっててね、
というしかないのでしょうね。
どちらも最初にボタンを掛け違えるとその後の修正はなかなか難しそうですから。
富貴蘭の世界とは別物の紛い物が入り乱れているようです。
ただ、それが普通と思っている方も多いんでしょうね。
まともな品がまともな値段になると頭が混乱するのか違反申告が良く入ります。
しかしそんなのはパパッと2クリックで消去できますからぜんぜん心に響きません。
ということは誰しも同じようなもの。
まあ、偽物出品には違反申告ぐらいしか対策はないのでしょうが
対策にはなっていないということです。
ここは静観というか無視を決め込み、
出品者、落札者共にそっちの世界の人はそっちで好きにやっててね、
というしかないのでしょうね。
どちらも最初にボタンを掛け違えるとその後の修正はなかなか難しそうですから。
ヤフオクの話題はさておき黒牡丹縞(C)はあれから1ヵ月半。
前々回、前回の(A)、(B)と違い墨が少なく
根、葉共にすんなりと伸びて大型になるタイプです。
親木は少し派手になりかけですが、こっちの仔2本は黒牡丹として最上の柄。
こっちの仔の天葉は金牡丹といろいろな表情を見せています。
毎年のように仔を生んでくれる木ですが
どうやら今年もノルマを達成したようです。
春に外した仔も生育は順調そう。
金、黒牡丹系は1本仔付きぐらいで分けるのがベストかも。
それにしても全斑の金牡丹柄になったからといって
その場所に留まらないのがこのタイプの面白いところです。
仔はやはり下葉まで黄縞を残しそう。
この仔から生まれる仔はどうなるのかとか
先々の楽しみは倍々増です。
こちらは上の割り仔の2年先を行く木です。
3本の仔は金牡丹黄縞としてパーフェクトですが
まだ仔に仔を生じるまでは行っていませんから
これからのお楽しみはまだまだ続きます。
あれから1ヵ月半。
心配していましたが、どうやら活着したようです。
皺は伸び、立ちも少し動き出しています。
たぶん、新根も出ているのでしょう。
鉢を開けて見てみたい衝動に駆られますがここは我慢。
そんなことしたらたちどころに逝っちゃいそうです。
ミズゴケの間から新根が出てくれたら安心できるのですが
ただでさえ伸びの良くない木ですからまず無理でしょう。
2年後の次の植え替えまで静かに待つとしましょう。
弱っていますからそれまで花芽が付かず
仔のほうに回ってくれたら文字通り怪我の功名ということです。
こちらはあれから8ヶ月。
上の木を生んだ親木です。
下に付いていた柄のない仔を2本外しました。
こざっぱりしたいい景色。
それに柄の無い仔2本の上からは
柄のある仔2本のお出ましです。
この親木はコート目ながらも満遍なく散った柄が続いていて
これで終わる木じゃないと信じていましたが思いは通じるものです。
2本目の柄の仔は何やら最上柄っぽい感じ。
看板木がもし枯れてもスペアが出来たかも。
仔が親木サイズまで大きくなったらまさに掌中の珠になりそう。