スダジイの実
<ブナ科シイ属>
幹はまっすぐに育ちこんもりと茂る。
樹皮は黒褐色で縦に割れ目が入る。
葉は厚みがあり、裏面は灰褐色の毛が生えている。
雌雄同株で、
春に雄花は長く垂れ、雌花は上向きにつきます。
花には甘い香りがする。
花が咲いた翌年の秋に
厚い殻に全体が包まれている。
熟すと先端が三つに割れて実が現れ、
食べられる。
<俳句歳時記>秋
椎の実(しいのみ)
椎の実が降るはればれと愛されよ 藤田 湘子
椎の実のころがりゆきて木と無縁 津田 清子
昏るる韻ありとせば降る椎の実の 杣木 紀子
椎の実降るウサギ子狐あつまって 鮫島 康子