クヌギの実
<ブナ科コナラ属>
(橡・櫟・椚)
山地に生える落葉高木。
樹皮は灰白色で厚くて、縦に不規則な裂け目がある。
葉は互生し、
長楕円状披針形で、ふちには針状の鋸歯がある。
春に、本年枝の下部から
黄褐色で長さ7~8センチの雄花序を垂らし
上部の葉脈に雌花序をつける。
堅果は翌年の秋に成熟し、
直径2センチほどの大きな実で、
下部には椀形の殻斗に包まれる。
<俳句歳時記>秋
団栗(どんぐり)
<櫟(くぬぎ)の実>
咳よりもはやく団栗落ちきたる 米沢吾亦紅
どんぐりの山に声澄む小家族 福永 耕二
どんぐりや青剃坊の掌 赤尾 兜子
団栗のつぶて悪童いでてこよ 細谷 鳩舎