ゲンノショウコの花
<フウロソウ科フウロソウ属>
原野に自生する多年草。
葉は掌状に分裂、葉面に暗紫色の斑点がある。
茎葉ともに細毛がある。
紅紫色~白色の花5弁の花を咲せ、果を結ぶ。
茎葉は下痢止め・健胃に有効。
果実の炸裂した形が神輿の屋根に似ているので
ミコシグサの名がある。
↓ゲンノショウコ(赤)
<俳句歳時記>夏
現の証拠(げんのしょうこ)
<医者いらず・たちまちぐさ>
あゆめばぽつりげんのしょうこはあかい花 山下 淳
兵の屍かげんのしょうこの朱の花びら 大友 力生
通り雨ありたる現の証拠かな 右城 墓石
げんのしょうこから夕闇の子守唄 高野ムツオ