ヒガンバナ(彼岸花)
<ヒガンバナ科ヒガンバナ属>
マンジュシャゲ(曼殊紗華)
人里に近いところに群生する多年草。
中国から渡来したものが広がったと言われる。
りん茎から、花茎を伸ばし、
赤い花を輪状につける。
花後に、
線形の葉を広げる。
和名は
彼岸のころに咲くことからつけられた。
<俳句歳時記>秋
曼殊紗華(まんじゅしゃげ)
<彼岸花・死人花・天蓋花・幽霊花>
曼殊紗華咲けば悲願の如く折る 橋本 多佳子
つきぬけて天上の紺曼殊紗華 山口 誓子
夕方は遠くの曼殊紗華が見ゆ 細見 綾子
曼殊紗華わが去りしあと消ゆるべし 野澤 節子
今生の朱を尽せり曼殊紗華 能村 登四郎
曼殊紗華淋しき芯をあからさま 遠山 和子