サネカズラの実
<モクレン科サネカズラ属>
別名(ビナンカズラ)
山野に生える蔓性植物だが庭にも植えられる。
枝には粘液が多い。
葉は互生し、長楕円形。
8月頃、
淡黄色の厚みのある花が垂れ下がってつく。
花弁と萼片もともに淡黄色。
雌花は、花後に球状にふくらみ、
球形の赤い実になる。
☆昔はこの枝皮の粘液を水に溶かして髪を梳った。
<俳句歳時記>秋
美男葛(びなんかづら)
<真葛(さねかづら)>
悔い多し美男葛の実を数え 小堀 香珠
実葛青年海を見て下山 蓮田 双川
一詩人腕拱きぬさねかづら 森田 峠
たそがれの堂拭く素足さねかずら 三木 聆