クサギの実
<シソ科クサギ属>
山野の日当たりのよい場所に自生する。
枝や葉に臭気があるが、
若葉は食べられる。
葉はハート形に近い三角形でふちにぎざぎざがある。
(でるものとでないものがある)
花は筒形で先端が大きく裂けて平らに開く。
白色で、雄蕊4本と雌蕊が突き出て、
筒の部分は紅桃色。
果実は染料につかわれ、
わらの灰汁で煮だした液で布を染めると、
浅黄色になる。
☆実は美しくもっと深い藍色になったりする。
<俳句歳時記>秋
臭木の実(くさぎのみ)
<常山木の実>
旅の鼻歌青さはじける臭木の実 藤原 啓
花臭木サラブレッドの眼の北の旅 前原 東作
谷底の音結びたる定山木の実 原 裕
臭木の実山も掃かれてありにけり 八木林之助
池干して釣り堀休業臭木の実 塩川 裕子