ノササゲ(野大角豆または野豇豆)の実
<マメ科ノササゲ属>
何と言っても、この時期一番見たいのは、
紫色の鞘から藍色の種子が飛び出すノササゲの実だ。
丁度いい時期に出会うのも、
運があると思う。
食用になるササゲに似て、
野にはえることが名前の由来。
他の草に絡みついて広がるつる植物。
葉は3出複葉で互生する。
小葉は長卵形で質は薄く、裏面は白色を帯びる。
丁小葉は長さ3~15センチ、幅2~6センチある。
葉のわきから出る花序に、15~20ミリの
淡黄色の蝶形の花をつける。
豆果は倒披針形で、長さ2~5センチ。
熟すと淡紫色になり、中の種子の藍色も美しい。
山地のやぶや林の縁などで見られる。
(野川公園にて)