ヤマブキソウ(山吹草)
<ケシ科ヤマブキソウ属>
山野を明るく黄色が鮮やかに彩る
バラ科の木のヤマブキの花に形も色も、
そっくりな事からヤマブキソウの名がある。
バラ科のヤマブキは5弁だが、
ヤマブキソウは4弁で花も大きく、山野の林の中で群生する。
学名のギリシャ語は「森の罌粟(けし)」。
鮮やかな黄色いは林全体を明るくして印象的だ。
花は直径4~5センチで、草丈は30~40センチになる。
茎や葉を切ると黄色い乳液が出る。
ヤマブキソウの仲間の葉は普通楕円形で三つ葉のようだが、
葉が深く切れ込むものもあり、セリバヤマブキソウとか、
ホソバヤマブキソウなどと、呼ばれるものもある。
アルカロイドを含み、薬用になる。