サクラソウ(桜草)
<サクラソウ科サクラソウ属>
花の形が桜に似て、江戸時代には荒川沿いに多く見られたそうだ。
私も埼玉県の彩湖と、田島ヶ原に残る群生地まで出かけた。
土手に黄色い菜の花が群れて咲いて、桜も満開で、
特別天然記念物に指定されているサクラソウを見に行った。
花には雌しべの長い個体と短い個体があり、
これは雌しべが短いタイプで外から雌しべが見えない。
減少の一途で、低地のものはまれで、
本来は山地の草原に生える野草だ。
園芸植物として親しまれているが、野生のものは
丈が低く、花数も少なく優しい繊細さがある。
保護されている場所には誰もいなかった。
同じ場所にはノウルシもたくさん咲いていたので明日、
掲載いたします。
花は紅紫色で、直径2~3センチ。
草丈は15センチほど。
葉や花径に白く縮れた毛がある。
いつまでも残って欲しいサクラソウ群生地でした。