カタバミ(傍食)
<カタバミ科カタバミ属>
ワンコや主人のこともあり、今回は近場の2泊3の河口湖畔
だった。それでも、2日目には太宰の碑の裏山(御坂山)に
紅葉を踏み分けて登った。
始めに、降りたサービスエリアの裏側に、
可憐に咲いていたのがこの黄色いカタバミだった。
勿論、たくさんシジミチョウは飛んでいたのに・・
カメラを向けると被写体にはなってくれなかったのだ。
道端の植物だが、夕方には葉を閉じる。
閉じている状態の葉を、「片(傍)方を食(は)む」として、
傍食(カタバミ)と名付けられた。
葉はハート形の小葉が3枚組み合わさる。
5弁の黄色い花咲黄、細長い果実が結実すると、
熟して乾燥し、5つに裂け、種子が弾ける。
他に、赤カタバミやオッタチカタバミなどがある。
下はヤマウルシ
ヤマウルシ(山漆)
<ウルシ科ウルシ属>
落葉小高木。
山地に生え、葉は秋には美しく紅葉するが、画像のはもう
乾いた葉になって落ちるのを待つばかりの葉だったが、
なかなか漆の木には、会えずじまいでまし手や紅葉も
ここ、ずっと見ていなかったので、湖畔の小島だったが、
出会えて懐かしかった。
葉は羽状複葉で互生する。小葉は6~8対あり、
卵形、または卵状長楕円形で有毛。
若木の葉には荒い鋸歯がある。
春に黄緑色の小さな花を多数開く。雌雄異株。
核果は直径5~6センチの扁平球形で帯黄色の短剛毛がある。
かぶれるので要注意。
休憩
紅葉は湖畔では、少し進みすぎていた。
ツタ(蔦)の紅葉がきれいでした。
★昆虫コーナーはヒメウラナミジャノメ♂です。
どちらかと言うと、低いところをジグザギに飛ぶ。
チジミザサなどが幼虫の食草。
俳句は季語冬の蝶
冬蝶(冬蝶)・凍蝶(いて蝶)とも使う。
凍蝶に海の音する木末かな 佐藤惣之助
佐藤惣之助は、詩人であり作詞家でもある。
朔太郎の義弟でもある。著書はたくさんあり、
赤城の子守歌や、阪神タイガースの作詞もしています。
海の音と樹に吹いてくる音との対比がある。