ホオノキ(朴の木)の花
<モクレン科モクレン属>
山地に生える落葉高木。
葉は枝先に集まって互生。
枝先に白い芳香のある大きな花をつける。
いつも高い所に花を咲かすのでなかなかアップで撮れなかった。
今回はラッキーだった。
昭和記念公園にて
チョウジソウ(丁字草)
<キョウチクトウ科チョウジソウ属>
湿った草地に生える多年草。
葉は互生し披針形で先がとがる。
茎の先に多数の花を咲かせる。
花冠は青色で下部は筒になっている。
昭和記念公園の日本庭園にて
ミドリヨウラク(緑瓔珞)
<ユリ科アマドコロ属>
山地の草原にはえる多年草。
葉の脇から長い花柄を出し、
淡い黄緑色をした筒状の花を3~7輪くらいずつ垂れ下げる。
花には披針形の苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)がある。
鰐口草(ワニグチソウ)に似ている。
ミドリヨウラクは、花柄が長いことでワニグチソウと区別できる。
葉は楕円形で互生する。
「瓔珞」(ようらく)とは仏像を飾る装身具のことだそうだ。
石神井公園にて
ちなみに、下は
ワニグチソウ
赤塚植物園にて4月
オオハンゲはカラスビシャクを巨大化したようなものだ。
オオハンゲ
<サトイモ科ハンゲ属>
ラッパ状の仏炎包で山地の湿ったところにはえる多年草。
葉は三つ葉のように3深裂し、基部が合着した単葉。
ムラサキハンゲ
<サトイモ科ハンゲ属>
苞の中が紫色が特徴
日影を好み、林内などに見られる。
葉柄や小葉の付け根にムカゴ(球芽)がつく。
葉は三小葉。
苞の内側は紫色で、付属体は細長く直立する。
石神井公園にて
カマツカ(鎌柄)
<バラ科カマツカ属>
各地の山野にふつうに生える落葉低木。
樹皮は暗灰色で縦に皺があり、斑紋がある。
葉は互生し、
倒卵状長楕円形で先は鋭くとがり、基部は楔形。
枝先に散房花序をだし
小さな白い花が集まって咲く。
花弁は5個で円形。
果実は楕円形で秋に赤く熟す。
和名の鎌柄(かまつか)は堅くて丈夫、
折れにくく、鎌の柄に使われたことによる。
イヌビワ(犬枇杷)
<クワ科イチジク属>
山地や丘陵に生える落葉低木。
小枝を傷つけると白い乳液がでる。
葉は倒卵形で雌雄異株。
秋に雌花のうは果のうとなり熟すと食べられる。
雄花のうは赤くなるが食べられない。
小石川植物園にて
ハナヒョウタンボク(花瓢箪木)
<スイカズラ科スイカズラ属>
小石川植物園で大きな木があった。
花はスイカズラにそっくりなのだが、どこか風情が違う。
札にハナヒョウタンボクとあった。
図鑑では落葉低木とあったがここのは本当に大きく育っている。
若枝に短毛があり、
表皮はのちに縦にさけて落ち、灰褐色になる。
髄は中空。
葉は対生し、卵状長楕円形。
枝先の葉脈に2個ずつ花を咲かせる。
筒状でくちびる状に大きくニ裂する。
液果は球形で赤く熟す。
スイカズラの実は黒く熟す処が違う。
ヤセウツボ
<ハマウツボ科ヤマウツボ属>
マメ科植物に寄生するヨーロッパ原産の寄生植物。
花は黄褐色で紫色の筋がある。
小石川植物園にて
他にハマウツボ(カワラヨモギに寄生する花が紫)
ヤマウツボ(全体が白色で茎が太い)などがある。