ハリエンジュ(針槐)
<マメ科ハリエンジュ属>
別名ニセアカシア
落葉高木。
葉は奇数羽状複葉。
小葉は3~9対あり、楕円形。
本年枝の葉の脇に長さ10~15センチの
総状花序を垂らし、
芳香のある白い蝶形花を開く。
ニワゼキショウ(庭石菖)
<アヤメ科ニワゼキショウ科>
日当たりの良い芝生や道端などに
野生化している。
草丈、10~20センチ。
葉は平たい線形で、
根際からたくさん生える。
紫色から白紫で変化が大きく
6枚の花弁の中心に黄色く濃い紫色の
すじが入る。
下は日光植物園で見た
ルリニワゼキショウ(瑠璃庭石菖)
ヘラオオバコ(箆大葉子)
<オオバコ科オオバコ属>
道端や荒れ地、河原などで、
よくみられるヨーロッパ原産の帰化植物。
花茎は20~70センチ。
長さ5~10センチ程度の花序から、
1センチ程度の雄蕊が飛び出すのが
目立つ。
葉がへらのような形なのが
花の名の由来である。
花になんとなく愛嬌がある。
都会の公園や芝の中にはえているのが
よくみられる。
オオカワジサ(大川萵苣)
<ゴマノハグサ科クワガタソウ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
河原の水辺近くに咲いていた。
茎は下部でよく分岐して、
先端が直立して高さ30センチほどになる。
葉は長楕円状披針形で対生する。
花は4裂した青色の花で濃い紫色の線が入る。
カワジサの萵苣は、レタスのことで、
川にはえる食用の葉からきている。
アカバナ(赤花)の白花
<アカバナ科アカバナ属>
アカバナの名前の由来は
赤い花ではなく秋に葉や茎が紅葉するから
この名がある。
アカバナはよく見るが
アカバナの白色は、初めて見た。
入間川の河原で、アカバナの隣に
真っ白な花が一叢咲いているのを見つけた。
アカバナ(赤花)
本来はこのピンク色が普通だ。
アルビノなのかも?
なかよくアカバナとアカバナの白が隣通しで
咲いていた。
ブタナ(豚菜)
<キク科ブタナ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
草地や道端、芝生などにはえる。
花茎の高さが20~70センチもあり
花はタンポポそっくりだ。
ブタナは豚菜と書く。
本来は豚のサラダと言うフランス語を訳して、
この名がついた。
一つの花茎に1~3個の花がつく。
葉はすべて根もとから生え、
切れ込みがあるものからないものまで
変化がある。
カラタネオガタマ(唐種招霊)
<モクレン科オガタマノキ属>
常緑小高木。
葉は互生。
花弁と萼片はともに黄白色で
ふちは紅色を帯びている。
タイサンボクの花が直径15センチくらいあるとすると、
カラタネオガタマの花は直径3センチぐらいで、
タイサンボクの花を5分の一ぐらいにした花だ。
つぼみに褐色の毛がある。
花の咲き始めはバナナの匂いがする。
咲ききってしまうと匂わないのだ。
この頃、緑道によく植えられている。
下はカラタネオガタマポートワイン
紅色の花だ。
オガタマは霊を招くと言う意味の「おきたま(招霊)」が訛ったもの。
枝葉が神事に用いられたからと言われている。
カラスビシャク(烏柄杓)
<サトイモ科ハンゲ属>
緑色の筒の中から細い紐状のものが伸びる。
お散歩途中で、
毎年楽しみにしていた場所が2か所あったが、
もう、一か所しか見られなくなった。
数も少なくなって寂しい限りです。
花の色は緑が多いが、
紫がかったものもある。
上は石神井公園にて。
名前の由来は
花の形を柄杓に見立てたが、
人は使えないほど小さいのでカラスがついた。
フタリシズカ(二人静)
<センリョウ科センリョウ属>
山野の林下にはえる多年草。
上部に対生する葉をつけて
やや輪生状に見える。
葉は短い柄があり、
ふちにこまかい鋸歯がある。
茎の先に穂状花序をだし、
小さな白い花を点々とつける。
花弁は無く、3個の雄蕊が丸く子房を抱く。
和名の二人静は、
静御前とその亡霊にたとえたものだと言う。
マツバウンラン(松葉海蘭)
<ゴマノハグサ科>
北アメリカ原産の帰化植物。
去年は近所でよく見かけたのだが、
デング熱の影響もあってか・・
都会の雑草が綺麗に抜かれている事が多くなり、
なかなか出合えなくなった。
茎は細く、基部で分岐する。
葉は線形で、
はじめはロゼッタ状でのちに互生する。
直径1センチほどの薄紫色の唇状の花を
穂状につける。
今では
都会の道端や芝生に群生していたりする。
下は園芸品のリナリア
花は、
園芸品のリナリアより小さいが似ている。