クロウスゴ(黒臼子)
<ツツジ科スノキ属>
高山に生える落葉低木。
葉は長さ2~3センチ。
液果は径1センチの球形で、
先は浅くくぼむ。
熟すと藍黒色になり、白粉わかぶり食べられる。
実の真ん中が凹んで臼のように見えるのでこの名がある。
クロウスゴ(黒臼子)
<ツツジ科スノキ属>
高山に生える落葉低木。
葉は長さ2~3センチ。
液果は径1センチの球形で、
先は浅くくぼむ。
熟すと藍黒色になり、白粉わかぶり食べられる。
実の真ん中が凹んで臼のように見えるのでこの名がある。
ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹)
<スベリヒユ科スベリヒユ属>
熱帯アメリカ原産の一年草。
去年、コンクリートの駐車場に咲いていたのを見て、
今年も楽しみにしていたが、
他の雑草の勢いがありすぎて今年は出てこなかった。
他に、公園の片隅に去年見つけたものがあり、
何回か見に行ったが、雑草すべてが抜かれて、
今年はもう無理かと思ったら、
ヒメマツバボタンのみ又、生えてきていたので楽しみに見ていた。
やっと、1輪咲いていた。
マツバボタンによく似た小さな紅色の花を咲かせます。
花径0,5~1センチほどの5枚の花弁。
雄しべは黄色でたくさんつき、
雌しべは紅色。
葉は線形で肉厚。
長さ1~3センチほどで互生する。
葉のつけねにちじれた白い毛が生える。
地を這って広がる。
この日も一輪だけ咲いていた。
ヒョウタンボク(瓢箪木)
<スイカズラ科スイカズラ属>
山地に自生する落葉高木。
イボタヒョウタンボクは落葉低木なので、
私が見た限りは、こちらに近いかもしれない。
よく分岐して1~2メートルになる。
髄が中空だそうだが、折ってみてないので
確かめてはいない。
本年度の葉腋に淡黄色の花を2個づつつける。
液果は径5ミリほどの球形で2個が合着し、
9~10月に赤く熟す。
二個の実が合着してひょうたんのように見えるので
この名がある。
別名キンギンボクとも。
ザリコミ(砂利茱萸)
<スグリ科スグリ属>
深山にはえ、
よく分岐して高さ1メートルになる落葉低木。
葉は互生し、掌状に3~5裂し裂片の先は尖る。
葉の両面と葉柄には腺毛がある。
カエデによく似るが、カエデの仲間葉は枝に対生する。
雌雄異株で、5月頃に黄緑色の小花をつける。
8~9月頃、長さ約7ミリほどの卵円形で、赤く熟す。
和名のザリコミは、
牧野博士によればザリは「砂利」で
コミはグミ(茱萸)からで躒地に生えるグミの意味だろうとの事です。
チダケサシ(乳茸刺)
<ユキノシタ科チダケサシ属>
山野の湿ったところに生える。
細長い茎がまっすぐ伸び、
草丈は30~80センチになる。
葉は2~3回羽状複葉。
小葉は楕円形または倒卵形で、
ふちには不揃いの鋭い鋸歯がある。
花茎の先に淡紅色か白色の小さな花を多数つける。
花軸には淡褐色の腺毛が密に生える。
これは淡紅色のチダケサシでした。
円錐状にたくさんついた小花の淡い紅色が綺麗です。
名前の由来は、食用になる乳茸(チダケ)と言う
茸をこの茎に刺して持ち帰ったことによるそうです。
クサボタン(草牡丹)
<キンポウゲ科センニンソウ属>
山地の草原や林の縁などの明るい所に生える。
ハチマガイスカシバ?がクサボタンの花に。
茎は木質で直立し高さ1メートルほどになる。
葉は3出複葉で対生。
小葉は広卵形で浅く3裂し先は尖り、
縁にあらい鋸歯がある。
茎の先端や茎のわきから花序をだし、
多数の花を下向きにつける。
花は狭い鐘形で先は反り返り、内側は淡紫色。
有毒だそうです。
ウツボグサ(靭草)
<シソ科ウツボグサ属>
道端、草地に生え、低地だけでなく、
標高2000メートル近い高原でも見られる。
茎の先に長さ3~8センチの花序をつくり、
次々と紅紫色の花を咲かす。
花序にある苞葉には白い短毛があり、
かっては乾燥させ利尿剤として煎じて利用した。
草丈は10~30センチ。
葉は対生し茎の断面は四角形。
矢を入れる武具の空穂に見立てて
この名がある。
ボタンズル(牡丹蔓)
<キンポウゲ科ボタンズル属>
日当たりのよい山野に生えるつる性植物。
センニンソウ(仙人草)に似るが、
花糸が長く、萼片と同じかさらに長い事と、
小葉に鋸歯があるので、区別がつく。
茎は長く伸びて、まばらに枝分かれする。
葉は3出複葉で対生する。
茎の先や葉のわきから花序をだし、
白色で径1,5~2センチの花が群がってつく。
葉の様子から、牡丹蔓の名がついている。
クガイソウ(九蓋草・九階草)
<ゴマノハグサ科クガイソウ属>
山地や草原にはえる多年草。
葉は4~8輪生し、
長さ5~18センチの広披針形または
長楕円形。先が尖る。
花は茎の上に密な総状につき、
下から咲きあがる。
ヒョウモン蝶が遊びに来ていた。
花の色は青紫色~淡紫色で、
生える場所で色が変わるそうだ。
花冠は筒形で、浅く4裂し裂片は三角形。
雄しべは2個あり花冠の外に長く突き出す。
葉が6~9段に輪生につくので、
九蓋草または九段草の名がある。
キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)
<キンポウゲ科オダマキ属>
ミヤマオダマキに対して、
ただたんにヤマオダマキとも言う。
深山の林の縁や道端などに生える多年草。
茎はまばらに枝分かれする。
しばしば紫褐色を帯びる。
花は3~3,5センチあり、茎の先に
下向きにつく。
萼は紫褐色で5個あり、
卵状披針形。
花弁は5個あり、長楕円形で萼片より短く、
上部は淡黄色、基部は距となりわずかに外側に弓状に曲がる。
距は紫褐色をしている。