ヤセウツボ(痩靭)
<ハマウツボ科ハマウツボ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
葉緑素を全く持たない寄生植物。
特に豆科植物に寄生する。
この頃、空き地でも見かけることがある。
花は淡黄褐色で紫の筋がある。
野川公園でよく見られた。
私が初めて見たのは小石川植物園でした。
草丈は20~40センチで葉が無い。
葉は麟片状に退化している。
現在、大量発生中。
ヤセウツボ(痩靭)
<ハマウツボ科ハマウツボ属>
ヨーロッパ原産の帰化植物。
葉緑素を全く持たない寄生植物。
特に豆科植物に寄生する。
この頃、空き地でも見かけることがある。
花は淡黄褐色で紫の筋がある。
野川公園でよく見られた。
私が初めて見たのは小石川植物園でした。
草丈は20~40センチで葉が無い。
葉は麟片状に退化している。
現在、大量発生中。
ヤマボウシ(山法師)
<ミズキ科ミズキ属>
各地の山野にはえる落葉小高木または高木。
小さな花が20~30個集まった球形の頭状花序を作る。
白い花弁のように見えるのは4個の総苞片で長さ3~6センチ。
葉は対生し、
長さ4~12センチの卵状楕円形で、
側脈は4~5対。
ヤマボウシ(山法師)の名前の由来は、
頭状花序を僧侶の頭に、それより下の部分から出ている
4枚の白色の総萼片を頭巾に例えたことから。
ハンショウズル(半鐘蔓)
<キンポウゲ科センニンソウ属>
木質のつる植物。
葉は3出複葉で互生する。
小葉は卵形または楕円形で長さ4~9センチ、
あらい鋸歯がある。
葉の両面に短毛がはえる。
花柄は6~12センチあり、
先端に紅紫色の鐘形の花を1個つける。
花は完全に開かず、垂れ下がる。
そう果は狭卵形で、
宿存する羽毛状の花柱が尾状につく。
和名は花の形が半鐘に似ていることによる。
野川公園にて。
スイカズラ(吸葛)
<スイカズラ科スイカズラ属>
別名キンギンカ
各地の山野や道端に生える。
茎は長く延び、よく分岐する。
若枝には褐色の軟毛と腺毛が密生し、
髄は中空。
葉は対生し、
長さ3~7センチの楕円形または長楕円形だが変形も多い。
両面に毛がある。
葉は内側に巻いて冬を越す。
このスイカズラの花は普通白から黄色になるのだが
蕾の時が紅色で園芸品か別種かもしれません。
枝先の葉脈に2個づつ花をつける。
ベニバナトチノキ(紅花栃木)
<トチノキ科トチノキ属>
落葉高木。
この頃公園などでよく見られる。
セイヨウアカバナトチノキとアカバナアメリカトチノキの
雑種。
枝先に大きな円錐花序を直立し、
雄花と両性花をつける。
花弁は4個、本来は白色のものですが
この種は薄紅色をしています。
下は普通のトチノキの花
雄しべは花の外につきでています。
雄しべは7個。雌しべは1個です。
蒴果は約4センチほど。
種子は、すりつぶしてトチ餅にする。
エゴノキ(斉墩果、野茉莉)の花
<エゴノキ科エゴノキ属>
雑木林などによく生える落葉高木。
葉は互生し、長さ4,5~8センチの長楕円形で
先端が尖り、基部は楔形。
ふちは細かい鋸歯がある。
葉裏は脈に沿って星状毛が散生するかほとんど無毛。
今年伸びた短い枝の先に白い花を1~4個、下垂する。
花冠は長さ1,5~2センチで深く5つに裂け、
星状毛が密生する。
果皮は星状毛が密生し、
縦に裂けて落ち褐色の固い種子が1個残る。
下はまだ青いエゴの実
果皮にはエゴサポニンが含まれ、
石鹸にしたり、麻酔効果があるので
すりつぶして川に流し、
魚取りに使っていた。
ゴウダソウ(合田草)
<アブラナ科ゴウダソウ属>
春にアブラナ科特有の十字型の4弁花をつける。
花色は赤紫色で、(白色もある)
雄しべは6本。
フランスからの帰化植物で、越年草。
明治34年、
東京美術大学の合田清氏がパリから
種子を持ち帰ったのが始まりであり名前の由来だそうだ。
花後に薄っぺらい小判形のユニークな緑色の果実をつける。
私は小石川植物園で始めてこの花の名を知った。
上は去年の6月中旬、石神井公園の近くの家で
出会ったゴウダソウの種子です。
ユリノキ(百合木)の花
<モクレン科ユリノキ属>
別名ハンテンボク・チューリップツリーとも言う。
日本には明治初期に渡来。
落葉高木。
葉は半纏に似た形で長さ5~15センチ。
奴凧や軍配のようにも見えるので、
ヤッコダコノキ、グンバイノキとも言う。
径、5~6センチで帯黄緑色のチューリップに似た花が咲く。
花弁は6個で基部に橙赤色の斑紋がある。
萼片は淡緑色で3個あり、反り返る。
果実は翼果が集まった集合体。
公園などでよく見られる。
下はユリノキの実
ホウノキ(朴木)の花
<モクレン科モクレン属>
山地に生える落葉高木。
葉は有柄で枝先に集まって互生し、
長さ20~40センチの倒卵状楕円形。
裏面は帯白色で細い毛がある。
枝先に帯黄白色で径15センチほどの
芳香のある花を上向きにつける。
雄しべは多数あり、花糸は紅色で葯は帯黄白色。
雌しべは円錐状に多数つく。
萼片は淡緑紅色で3個。
下はホウノキの実
果実は袋果が多数集まった集合果で
長さ10~15センチ。
熟すと袋果が裂け、2個の赤い種子を
白い糸で吊り下げる。