れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

シロヤブケマン(白藪華鬘)チゴユリ(稚児百合)スズメノテッポウ(雀鉄砲)オタマジャクシ・シオヤトンボ・俳句鑑賞

2022-04-20 08:12:23 | 野の花日記

シロヤブケマン(白藪華鬘)
<ケシ科キケマン属>
ムラサキケマンの花の白色の花の事を、シロヤブケマンと言う。

ここ、「クロスケの家」付近では、殆どがムラサキケマンでは無くて、
このシロヤブケマンが多い。


葉は2~3回羽状に細かく裂ける。
花序は直立し、花茎の上にたくさんつく。




チゴユリ

チゴユリ(稚児百合)
<イヌサフラン科ホウチャクソウ属>
小さくて可愛い百合に似た花を、稚児(小さな子供)に
例えて名づけられた。


明るい林床や草地に生え、以前はユリ科だったが、
近年、イヌサフラン科になった。


スズメノテッポウ

スズメノテッポウ(雀鉄砲)
<イネ科スズメノテッポウ属>
穂を抜きとつて、葉を折り返し息を吹きかけて皆さん、
上手に草笛を吹いていました。
まっすぐな花の穂を鉄砲に見立てた。

              休憩

クロスケの家のトトロ


オタマジャクシ


★昆虫コーナーは、たぶんシオヤトンボ

水田の上をキラキラ翅を光らせながら飛んでいた。
シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)
<トンボ目トンボ科>
成虫で飛び回るのは、4月~7月まで、
春から夏にかけてよく見られるが、活動期間は短い。
平地の沼や池,水の張った田んぼに発生する。

            俳句季語蝌蚪(かと)
     蛙の子・お玉杓子(おたまじゃくし)・蝌蚪の紐(かとのひも)
     などと使う。

      蝌蚪ひとつ諸行無常と手を出せり 江 ほむら

    

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ニシキゴロモ(錦衣)(ツクバキンモンソウ・オウギカツラ・ヒイラギソウ)フモトスミレ(麓菫)ニョイスミレ(如意菫)ルリタテハ

2022-04-19 08:28:15 | 風景

ニシキゴロモ(錦衣)
<シソ科キランソウ属>
丘陵などに生える。
私は初めて出会った。狭山丘陵のトトロの森近くの丘で見つけた。
始めは、ジュウニヒトエかと思ったが、高尾で見たツクバキンモンソウにそっくりで、
葉が紫がかってなかったので調べたらニシキゴロモだった。


8~15センチの小形の多年草。
葉は対生し、長楕円形または広卵形で、ふちに鋸歯がある。
裏面は紫色をしている。


葉の和紀に淡紅紫色の花をつける。
上唇は長さ2,5~3センチで2唇裂し、下唇は大きくて3裂する。
雄しべは4個あり、そのうち2個が長い。
和名の錦衣(ニシキゴロモ)は、葉の感じからつけられた。


上は野川で今年は見られなかった(工事中で)ヒイラギソウ(柊草)
キランソウ属の多年草。


白い花のオウギカツラ(扇葛)


上は今年はまだ出会えていない高尾山にあるツクバキンモンソウ(筑波金紋草)
ニシキゴロモの変種で葉の脈に沿って紫色になり、
裏面は全体に紫色を帯びることが多い。

フモトスミレ

フモトスミレ(麓菫)
<スミレ科スミレ属>
やせた山地や丘陵に生える小形の多年草。
和名は山の麓に生えることが多いので。
葉は卵形または広卵形、基部は心形。


しばしば葉脈にそつて白点がある。
葉を裏返すと確かに紫色だった。




ニョイスミレ

ニョイスミレ(如意菫)またはツボスミレ(坪菫)
<スミレ科スミレ属>
山野の湿つた所に生える多年草。
和名のツボは坪庭を、葉の形が僧の持つ如意(仏具)
に似ることによる。




               休憩

タケノコ(筍)

★昆虫コーナーはルリタテハ



観察会の方の肩に止まっていたルリタテハでした。

   

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ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)サギゴケ(鷺苔)カキドウシ(垣通)トウゴクサバノオ(東国鯖尾)イチリンソウ(一輪草)ベニシジミ(紅蜆)

2022-04-18 09:35:36 | 野の花と昆虫

ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
<ゴマノハグサ科サギゴケ属>
湿り気のある水田の畔などに群生する多年草。
葉は根元に集まり、その間から横に這う枝をだし広がる。


横に這う枝先の葉は対生し、ごく小さい。
根元の葉は、倒卵形で、縁に不揃いの鋸歯がある。
根元の葉の間から花茎を伸ばし、まばらにいくつかの花をつける。
花冠は紅紫色。

下はサギゴケ

サギゴケ(鷺苔)
<ゴマノハグサ科サギゴケ属>
いサギゴケをサギゴケと言い、
紫色のものは、ムラサキサギゴケと言う。


カキドオシ

カキドオシ(垣通)
<シソ科カキドオシ属>
つる性の多年草。
茎は初め直立し、花が終わる頃には倒れて地表を這う。

葉は対生し、長い柄のある腎形で、先は丸く基部は心形。
花は淡紫色の唇形花で、柄があり葉の脇に1~3個づつつく。


トキワハゼ
<ゴマノハ属サギゴケ属>
人里近く、どこにでも見られる1年草。
ムラサキサギゴケに似るが、横に這う枝を出さない。


トウゴクサバノオ(東国鯖尾)
<キンポウゲ科シロカネソウ属>
山地のやや湿ったところに生える。
全体が柔らかく、根生葉は数枚で茎葉は、対生する。
実は始め、ハナネコノメの赤い蕊が落ちたものかと、
思ったのだが、何か気になって調べたところ、トウゴクサバノオに

行きついたので嬉しかった。


頂小葉は広卵形でしばしば中ほどまで裂ける。
花は径6~8ミリで全開せず、淡黄緑~白色。
和名は東国(関東)に多く、果実の形をサバの尾に例えた。
今度はぜひ、果実を見てみたいものです。

              休憩

イチリンソウ(一輪草)
<キンポウゲ科イチリンソウ属>


今年は、ゆっくりイチリンソウを愉しんでいなかった。
ニリンソウより大きな花を咲かせ、品がある。

   ★昆虫コーナー

ベニシジミ
写真には撮れなかったが、今は二匹で交尾している季節のようだ。
もしかして、翅に青い斑点のようなものが見えるので・♂かなぁ~と思う。

         俳句は季語桃の花
        花桃・桃咲くなどと使う。

     桃咲くや足投げ出して針仕事  高浜 虚子
    
      桃の花散るや中年不眠症    れんげ
   
     

 

 

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ツルカノコソウ(蔓鹿子草)ミヤマキケマン(深山黄華鬘)ミヤマカタバミ(深山酢漿草)ヤマルリソウ(山瑠璃草)テングチョウ

2022-04-17 07:15:21 | 野の花と昆虫

ツルカノコソウ(蔓鹿子草)
<スイカズラ科カノコソウ属>
一見、白い花のように見えるが、
よく見るとほんのり紅をさしています。
山地や丘陵の谷に沿った日影の湿地によく群生する多年草。


花後、走出枝を伸ばし、先に株をつくる。
茎葉は羽状、羽状鋸歯。


茎はやわらかく、花の色は薄く白に近い。



ミヤマキケマン

ミヤマキケマン(深山黄華鬘)

<ケシ科キケマン属>
日当たりの良い山地の崩壊地、伐採跡、谷川の礫地

林の縁などに生える。


数回羽状に深く裂ける。
枝分かれした茎の先に淡黄色で、約2センチの花を多数総状につける。



 

ミヤマカタバミ

ミヤマカタバミ(深山酢漿草)
<カタバミ科カタバミ属>
山地の木陰などに生える多年草。
白い花を1つつける。花は白色で淡いすじがあり、径3~4センチ。


   

                休憩

ヤマルリソウ(山瑠璃草)
<ムラサキ科ムラサキ属>
まだ、咲いていてくれたヤマルリソウ。
次に来るときはもう終わっているだろうな。

★昆虫コーナー

テングチョウ
この時期、よく留まってくれるので写真を撮りやすい。


翅を閉じると地味。


         俳句季語復活祭
     イースターとも言う。

    イースター・エッグ地球は脆き星  池田 典恵
     

 




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ミヤマハコベ(深山繁縷)マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)スイバ(酸葉)・ワカバグモ

2022-04-15 15:29:56 | 野の花と昆虫

ミヤマハコベ(深山繁縷)
<ハコベ科ハコベ属>
川岸の林中や山地の木陰などに生える多年草。
茎は斜上するがのちに地を這う。
花は普通の繁縷より大きく見栄えがする。


葉は対生し、卵円形か卵形で長さ1~4センチ。
先は尖り、基部と葉柄に長い軟毛がある。

葉の脇から花柄をだし、径1,5ミリぐらいの白い花を開く。
花弁は5個で萼片より長く、2深裂する。
外側に白くて長い毛が生える。

秋にはしばしば閉鎖花をつける。


マルバコンロンソウ

マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)
<アブラナ科タネツケバナ属>
山地の木陰に生える越年草。
全体に白色の毛がやや密に生える。
茎は直立し枝を分ける。


葉は羽状複葉で小葉は3~7枚。
白色の十字状花を数個開く。



        ミミガタテンナンショウ
ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)
<サトイモ科テンナンショウ属>
ウツボ状の仏炎苞に、耳たぶのような張り出しがあり、
天南星は、中国では夜空
に広がる星の意味を表し、
葉の広がる様子を
例えたものだそうです。

林下に生える多年草。汚紫色の蛇紋がある。葉は2枚。
小葉は7~11枚。春、葉より先に花が開く。

   後ろから見ると付属帯の耳型がよく見える。雌雄異株。

             休憩

スイバ(酸葉)
スカンポとも言う。
山に行って喉が渇いたときにぽきりと折って、齧ると水分補給になるが、
味は酸っぱいです。
  
★昆虫コーナーはワカバグモ

ワカバグモ(カニグモ科)
全身が緑色をしている。

       俳句は春の季語蜃気楼
    海市(かいし)・逃げ水などと使う。

     海市この頬杖くぐるおもかげや  加藤 郁乎

 

 

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緑色のニリンソウ(緑二輪草)タカオスミレ(高尾菫)エイザンスミレ(叡山菫)マルバスミレ(丸葉菫)タゴガエルの声

2022-04-14 05:46:28 | 野の花日記

緑のニリンソウ(緑二輪草)
<キンポウゲ科イチリンソウ属>
ニリンソウの白い花弁のように見える萼片が緑色になったもの。
もともと、萼片なので先祖帰りしたとも言える。
あまり目立たないので、探すのが難しい。


花の形も多様で、数株見つけることが出来た。




来年もまた同じ場所を探してみようと思っている。


タカオスミレ(高尾菫)
<スミレ科スミレ属>
林縁に咲くヒカゲスミレの品種で、葉の表面が紫がかつたもので、
花後は紫色が消えて緑色になる。


高尾山で初めて発見されたのでこの名がある。


沢沿いを好み、花は白く、葉は細長く緑色から紫色。


花は濃い紫色の筋が細かく入り、距はやや太く長い。


エイザンスミレ

エイザンスミレ(叡山菫)
<スミレ科スミレ属>
葉がギザギザで裂けているのが特徴。
花は大きく華やかな感じ。香りがある。


花弁のヘリが波打つ。

マルバスミレ

マルバスミレ(丸葉菫)
<スミレ科スミレ属>ミヤマスミレ類
何とも愛らしく、花は丸みのある白花で、花弁のヘリが波打つ。
距はやや太く長い。


群生して咲いていて、愛らしかった。
葉も丸みがあるハート型~長卵型。
葉の縁の鋸歯も丸い。


花は葉よりも上に咲き白色~ピンクがかった白で、側弁基部は有毛のもの
と無毛のものがある。

              休憩

ここには映っていないのだが、
タゴガエルの哀愁を帯びた声が聞こえていた。


ゲートから日影林道を歩いて行ったら、行き止まりだった!
帰りはキャンプ場におりたので早く帰れました♪


カエルの卵(日影林道にて)かな・


       俳句季語卒業
   卒業生・卒業子・卒業式・卒業歌・卒業期・卒業証書などと使う。

      君のすぐ横へ寄せ書き卒業す 大下 雅子

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ラショウモンカズラ(羅生門蔓)ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ムラサキケマン(紫華鬘)キランソウ(金瘡小草)アジュガ・ゴマダラチョウの幼虫

2022-04-12 05:52:59 | 野の花と昆虫

     
 ラショウモンカズラ(羅生門蔓)
 <シソ科ラショウモンカズラ属>
 花茎の上部の葉の脇から長さ4~5センチもある
 大きな紫色の唇形花をいくつかつける。
  
    

        京都の羅生門で渡辺綱に切り落とされた鬼女の腕に似る
      ことからこの名がついた。
          

         
            
 林の中に生える多年草で花茎は直立して20~30センチになる。
  葉は対生し、卵心形で、質は薄く、縁には荒い鋸歯がある。

     
   

 

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
<ケシ科キケマン属>
草花遊びでこちらを次郎坊、スミレを太郎坊と呼んだ。
この塊茎を乾燥させた漢方薬をエンゴサクと呼んだので、
ジロボウエンゴサクと名付けられた。

先端に筒型の花がまばらに咲く。
花の先は唇形状に開く。
花の色には紅紫から青紫まで変異があり、まれに白花も見られる。


ムラサキケマン

ムラサキケマン(紫華鬘)
<ケシ科キケマン属>
野原や林縁に普通に生える。
別名、ヤブケマン

              休憩


キランソウ(金瘡小草)
<シソ科キランソウ属>
又の名をジゴクノカマノフタ



アジュガ
園芸品でシソ科の多年草。
又の名を西洋ジュウニヒトエとも言う。

★昆虫コーナー
たぶん、榎の幼木が数本並んでいたので何かいないかと探してみたら!
会えました!
アカボシゴマダラかと思ったけれど、ゴマダラチョウの幼虫でした(#^.^#)


コマダラチョウの突起は3対です。

 

        俳句季語郭公(かっこう)

      郭公のリズムバーベル持ち上げる 横溝 惺哉

    「17音の青春」より

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ニリンソウ(二輪草)の群生地・ウワミズサクラ(上溝桜)ニョイスミレ(如意菫)アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)トガリアミガサタケ・モンシロチョウの羽化!

2022-04-11 07:45:18 | 野の花日記

ニリンソウ(二輪草)群生地へ
観察会で高島平で待ち合わせ。
ニリンソウの群生地まで歩く。
赤塚植物園には個人的には、よく出かけていたが、
いつも地下鉄成増方面から歩いて行っていた。
こんな場所にこんなにニリンソウの群生があるなんてずつと知らずにいた。
何年もかけて、ニリンソウを増やしたボランテアの方たちの努力の賜物だ。
今度は季節を替えて、また来てみよう。


1本の茎に2輪の花が咲くのが名前の由来。
花の直径は1,5~2,5センチ。


白い花びら状のものは花弁ではなく萼片で5枚。
萼片が緑のものをミドリニリンソウと呼ぶ。
葉の表面には白班が入ることが多い。

 


以前は、林の下によくこんなにたくさんのニリンソウが咲いていたものだった。



ウワミズサクラ

ウワミズサクラ(上溝桜)
<バラ科サクラ属>
山野に生える落葉高木。
樹皮は暗紫褐色で横に長い葉月利した皮目がある。
前年枝は黒紫色で光沢がある。
葉は互生し卵形または卵状長楕円形で先は尖る。葉の基部に腺点がある。


葉が開いてから本年枝の先に総状花序をだし、白色5弁の花を多数密につける。

ニョイスミレ(如意菫)またはツボスミレ
<スミレ科スミレ属>
やや湿つた丘陵地や田畑、山地に生える。
名前の由来は葉の形が僧侶の持つ仏具の如意に似ることから。
別名のツボスミレのツボは庭の事で、庭に咲くスミレの事。


アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)
<スミレ科スミレ属>
北アメリカ原産の帰化植物。
栽培されていたものが野生化し、急速に分布を広げている。

                 休憩
      
      トガリアミガサタケ

 

★昆虫コーナー
今日は嬉しい事があった。
   今朝、今先ほど!去年の冬を越した京都から送られてきたキャベツの葉にいた
  モンシロチョウ(でも少し黄色味を帯びている)が羽化したばかりで濡れていた。
  外のシロヤマブキの枝に留めたら、ずいぶんしっかりしてきた。
  暫くしたら、飛んでいくだろう。

  これは、今は亡き友人(今年の2月の末に急に亡くなった)
  が京都からキャベツの葉の上にいた幼虫を野菜や燻炭と一緒に送ってきてくれたものだ。


見つけた時は、まだ羽化したてでした。

ありがとう!
よく育ってくれたね。
  

        昨日、私事で俳句を詠んだ。
     今朝生れし濁音のなきモンシロチョウ  れんげ
   は、真実となった!

  
Pさ~ん💘
私はきちんと育てあげたよぉ~!!
天国から見てる~?(#^.^#)

 



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ヤマブキソウ(山吹草)レンゲツツジ(蓮華躑躅)ミツバツツジ(三葉躑躅)ヤマシャクヤク(山芍薬)の蕾・俳句

2022-04-09 06:20:17 | 野の花日記

ヤマブキソウ(山吹草)
<ケシ科ヤマブキソウ属>
山吹色の語源になつたバラ科のヤマブキに色も形も似ていることが、
この名の由来。
ヤマブキの花は5弁だが、ヤマブキソウは4弁で大きく、
山野の林の中で群生する。


鮮やかな黄色い花が明るくて印象的だ。


花は直径4~5センチで、草丈は30~40センチ。
茎や葉を切ると黄色い乳液が出る。
これはクサノオウと同じで、全草にアルカロイドを含み、薬用となる。

レンゲツツジ

レンゲツツジ(蓮華躑躅)
<ツツジ科ツツジ属>
前年の枝先の短い総状花序に朱橙色の花が2~8個咲く。
花冠は5~6センチの漏斗形で5中裂する。
雄しべは1個で、花柄に腺毛がある。


葉は互生し、倒披針形で先はあまり尖らない。
縁に細毛がある。


ミツバツツジ

ミツバツツジ(三葉躑躅)
<ツツジ科ツツジ属>
山地に生える落葉低木。
葉に先立って枝先に紅紫色の花を1~3個開く。
花冠は直径3~4センチの漏斗形で深く5裂して平開する。

雄しべは5個。花柱は無毛。子房には腺毛が密生する。


        

   

              休憩

ヤマシャクヤク(山芍薬)
は、まだ蕾でした。

 

           俳句季語蝶(ちょう)

    蝶々(ちょうちょう)・初蝶・紋白蝶・黄蝶・蜆蝶・蝶の昼・蝶生まる等と使う。

      今朝生れし濁音の無きモンシロチョウ  れんげ

 

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イカリソウ(碇草)サルトリイバラ(猿捕茨)カタクリ(片栗)ジュウニヒトエ(十二単)の蕾ナナホシテントウムシの幼虫

2022-04-08 05:18:49 | 野の花日記

イカリソウ(碇草)
<メギ科イカリソウ属>
花の形が船を停泊させる碇(イカリ)に似ているのでこの名がついた。
横に長く突き出ているのが花弁が変化した距で、蜜をたくわえる。
花弁のように見えるのは、萼。


花の色は紅紫色が多いが、濃淡に変化があり白もある。



直径3~4センチの花を、10個前後斜め下向きにつける。
葉柄は3本に分かれ、それぞれ小葉も3枚づつつくので、「三枚九葉草」の別名もある。


明るい雑木林や林縁、丘陵地などに生える。


サルトリイバラ

サルトリイバラ(猿獲茨)の花
<ユリ科シオデ属>
落葉つる性。
木に絡んで伸びたりする。
茎は節ごとに屈折し、まばらに棘がある。
葉は互生し、円形または楕円形で、先端はわずかに突出し、基部は円形。
質は厚くて光沢がある。


葉脈から散形花序を出し、黄緑色の小さな花をつける。
雌雄異株。


秋の赤い実は愉しい。


                 休憩
      
    カタクリが、未だ綺麗に咲いていた。

        
      
       まだ、蕾のジュウニヒトエ(十二単)に出会った(#^.^#)

   ★昆虫コーナーは、嫌いな人はパスしてね♪
   

   ※ナナホシテントウムシの幼虫です。

    たぶん・・ノジスミレ?


          俳句季語菫(すみれ)
        相撲取草・一夜草・一葉草・二葉草・菫草などと言う。

        巌山の巌より生えて菫濃し  浅田 蓮

 

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