熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・百日紅咲き続け彼岸花咲く

2016年09月20日 | わが庭の歳時記
   かなり前から咲き続けている夏には貴重な花は、百日紅。花期が長いので、百日紅と名がつくのももっともである。
   花よりも前に、木登り上手な猿でさえ、滑り落ちると言うつるつるした木肌に興味を持った。
   幼少年期を宝塚の田舎で過ごしたので、農家の庭の主木の一つとして植えられていて、焼けつくような炎天下で、綺麗に咲いていたのを覚えている。
   千葉の庭には、紅色の一才サルスベリを植えたが、まだ、それ程年月が経たなかったので、あの枝の先がこぶ状になった古木の風格はなかった。
   鎌倉のわが庭の百日紅は、典型的なピンク色と白い花で、背が高いので、遠くから見る方が美しい。
   
   

   面白いのは、淡い青紫の、沢山の小さな花弁が、房状に一列に伸びあがったハナトラノオ(花虎の尾)である。
   一つ一つの花弁が、一つの花になっていて、夫々に実を結ぶのであろうが、虫媒花なら、虫も大変であろう。
   かなり、繁殖力が強いようで、庭のあっちこっちに顔を出していて、面白い。
   
   

   ばらは、今、イングリッシュローズの返り咲きの花がちらほら咲いている。
   この花は、グレイス。
   四季咲きのHTは、夏剪定で切り詰めて、秋花を楽しめるが、イングリッシュローズは、大体、秋花にはそれ程期待できず、返り咲きを楽しんでいる。
   

   さて、当然のこととして、彼岸が近づくと、一気に咲きそろうのが彼岸花。
   子供の頃、宝塚で見ていた彼岸花は、何故か、お墓だとか死者のイメージが強くて抹香臭い感じがして、好きにはなれなかった。
   歳の所為であろうか、最近では、それ程、気にならなくなったのだが、これ程、正確に、彼岸の日に咲く花は珍しいと、いつも感心している。
   わが庭にも、数株植わっているのだが、この花は、正しく、秋の花である。
   それに、天上の花と言うか、曼珠沙華と言う名前が良い。
   
   
コメント
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