またまた『恋愛百景』です。今回は
「早い!安い!ホントに美味い! 立ち食いそばデート」。
詳細は
公式サイトから「過去のデート」の「back number」→
「2009/9/14 第百四十二話 「<マッキー牧元 produce 早い!安い!ホントにうまい!立ち喰いそばデート>編」。」をご参照下さい。
今回紹介されているのは、東京の 本家しぶそば → 笠置そば → 十割そば・郷 → がんぎ の4店。
監修は「タベアルキスト」こと
マッキー牧元氏。氏曰く、「立ち食いそばは”食を愛する人のリトマス試験紙“」。自分流の食べ方の工夫がどれだけできるかで、食を愛する心のバロメーターが生まれるのではないでしょうか、とのこと。
「駅の立ち食いそばを制す」。
投球東横線 渋谷駅
『本家しぶそば』。この店を選んだ理由は、麺、つゆそれぞれ丁寧に作られているとのこと。
ポイントはもりそばと天ぷらを注文するか、冷やし系そばのつゆを別添えにする。これにより、そばつゆを天ぷらにかけながら食べることで、それぞれ独自に美味しさを楽しめるとのこと。
「立ち食いそばの食べ方」。利き手の逆足を一歩以上前に出し、「腰が据わっている感」を演出する、とのこと(笑)。そんなこと、どうでもいいような気がしますが。
ほかにJR品川駅(東海道線)の
『そば処 常磐軒』も紹介。ここの「お好みそば」(440円)は常時8種類以上のトッピングが盛り放題で非常に楽しいとのこと。
さらに小田急線 新百合ケ丘駅の
『名代 箱根そば』も紹介。麺、つゆ、具いずれも丁寧な仕事がしてあり、非常にレベルが高いとのこと。
「我が街の立ち食いそばを制す」。
続いて
『笠置そば』深川店。この店は店の古い雰囲気がいいとのこと。そばもつゆも丁寧な仕事、深川店だけは天ぷらは注文を受けてから揚げてくれるとのこと。
TVでの注文は「コロッケそば」380円に生卵60円のトッピング。ポイントはつゆを吸うコロッケをどう食べ進め、生卵をどのタイミングで崩すか。
そこで、「コロッケそば」の食べ方。
1.コロッケをどんぶりの底へ隠し、存在を忘れる。
2.そして普通のかけそばのように食べ始める。
3.そばがなくなりかけたところで、どんぶりの底から出てきたコロッケを、宝物を掘り当てたかのように喜ぶ。
4.コロッケを崩し、汁と一緒にすする。
5.卵をつぶし、汁&コロッケと一緒にすする。
TVを観た感想ですが、崩したコロッケと汁のハーモニーはどんなものなのか、自分でも試してみたくなりました。
さらに「かき揚げそば」の食べ方。
それは、「かき揚げ」をバラバラに崩し、“豪華なたぬきそば”として味わう、とのこと。
「贅沢な立ち食いそばを制す」。
東銀座
『 十割そば・郷 』。珍しい十割そばを使用。人気は「梅わかめそば」(720円)。それと「もり」(460円)と「かき揚げ天ぷら」(200円)の組み合わせ。
今回は「もり」と「かき揚げ天ぷら」。
ポイントは、そばつゆをつけすぎず(そばの下だけチョンチョンとひたす)、勢いよくすする。
さらに、天ぷらはつゆの入った入れ物に入れず、つゆを天ぷらにかけて食べる。
ちなみにTVでは牧元氏は壁向きのカウンターでそばを食べた後、皿などを起きっぱなしにして出て行ったけれど、やはり下げ膳カウンターに置いていくのがマナーというものでしょう。
『変わり立ち食いそばを制す』。
八丁堀駅近くの
『越後十日町そば がんぎ』。布海苔(ふのり。海藻の一種)をつなぎに使う越後十日町そばの店。昼は普通の立ち食いそば屋ですが、夕方5時を過ぎると立ち飲み屋に変身。
「いたわさ」や「かき揚げ」でもつまみながら越後の地酒で一杯。
「冷やしおろし納豆そば」(550円)は、布海苔をつかったそばのぬめりと納豆のぬめりが非常に合うとのこと。この店のつゆは甘めなので大根おろしで引き締めたい。
「冷やしおろし納豆そば」の食べ方。
1.つゆ別添えで注文し、まずはつゆをつけず、そばだけで楽しむ。
2.つゆに大根おろしを入れ、”おろしそば“として味わう。
3.最後に納豆を混ぜ合わせ、そばと納豆の粘りを楽しむ。
デートで立ち食いそば屋を4軒ハシゴするというのはあり得ないと思いますが、食べ方を工夫して安い料理を楽しむというのは、立ち食いそばに限らず他の料理にも応用できるので、無限の広がりを感じさせます。