東葛大会の後日談

今日は6年生の担任の先生から良い話を聞きました。

辰巳ジャンプ6年生には、1人ず~っと補欠だった子がいます。2年生の時から入部してはいたんですが、根っからの運動が苦手な子。6人いる6年生の中で一人だけ試合に出られないでいました。東葛大会はこの秋の6年生最後の大会ということもあって、この子をできるだけ多く出してあげました。

決勝戦を前にして言ったことがありました。
「いいかい、もし君がこの試合で、サービスエースでもレシーブエースでも何でもいいから『自分が取った』といえる1点を取るんだよ。もし1点取れたら表彰式で優勝カップを受け取る役を君にやらせてあげる。」

普段あまり気持ちを表に出さない子です。しかし内心は燃えていたようです。なんとサービスエースで1点取ってくれた。私とコーチで顔を見合わせ、「1点取っちゃったね・・・。」とささやき合いました。ズッシリとくる優勝カップゲットです。

帰宅後、ご家族にこの話をうれしそうに延々としゃべっったらしく、お母さんも非常に喜んでくれたそうです。

この日以来、彼女は学校の勉強態度もガラッと良くなり、生き生きとしているみたい。私にとっては何気ない課題の与え方だったのですが、本人の心にはこの上ない自信となって残ったようです。

ちょっといい話でした。
東葛大会の“ミニ伝説”にでもしてやってくださ~い!(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback (  )