「ベストを尽くすこと、積極的な失敗は何度でもトライすること」
これは私が交流を持たせていただいている茨城県の小学生バレーボールチーム「八千代フェニックス」の監督さんから教えていただいた言葉です。教育現場にもそのままあてはまる良い言葉だと感じたので紹介させていただきます。
「ベストを尽くすこと」
自分の持てる力をすべて発揮するというのは、ものすごく難しいことです。そして、自分の持っている力というものは、実は誰にも分からないものだと思います。
3~4年生の2年間の中で、「こんなに成長できるんだなぁ」と思わせる子がいました。ここで誰とは紹介しませんが、「ああ、脳の神経が発達していくというのは、こういうことなんだなぁ」と私に感じさせてくれたのです。人によって個人差がありますので、5年生になってから猛烈に成長し、学業成績をアップしてくる子もきっといるでしょう。
要するに、「自分の可能性を信じて、あせらず、力まず、今自分にできることを楽しんでいく」そうすれば力は伸びていくと思います。
「積極的な失敗は何度でもトライすること」
トライとは「挑戦(ちょうせん)」ということです。積極的とは、人に言われてやるのではなく、自分の考えで動いてやってみるということです。
私は小学生バレーの指導の中でよく、「10万回失敗をしなさい」ということを言います。それほど失敗をくりかえすくらいやらないと本当の技術が身につかないからです。勉強も同じようなことが言えるかもしれません。
かんちがいしてはいけないのは、「言われてやる」ことと「自分からやる」ことには天と地ほどのちがいがあり、同じ失敗をしたとしても、自分から積極的にやった失敗であれば必ず「心の宝」となるということ。そして、人に言われてやっているうちは、大きな成長はできないということです。
子どもという年代は、失敗するのが当たり前。失敗しておこられてもいいじゃないですか。どんどん積極的な失敗をして、そして何度でもトライするエネルギーをみなぎらせて、「10代」という人生で一番楽しい時期をダッシュしていってほしいです!!!