おかしなタイトルをつけました。タイトルだけを見たら、辰巳ジャンプは大丈夫なのか?と疑問に思われるでしょうが、言葉はおかしくても、その意味する内容は大真面目です。
先週、小谷実可子さんからソウルオリンピックでの「銅メダル」をお借りした我がチームですが、メダルをお返しする際に、5年生2人が小谷さんから教えられたことがあります。
「苦しい練習をしないとオリンピックには出られない。しかも苦しい練習をすることが楽しみになるくらいにならないといけない。」
これこそ「勝利脳」の作り方です。この「勝利脳」を作り上げるために、辰巳ジャンプは今日から最も大きな目標をもつことにしました。
「日本一になる」
この目標を毎回確認しながら練習していきます。できるできないは関係ありません。目標として意識することで、すべての行動が「日本一」をターゲットとする動きとなっていくようにします。「日本一」になるためには「日本一」高い意識をもって、日本一厳しい苦しい練習をしていかなくてはなりません。また、練習試合をしていても、自分自身を追い込み、「まだまだできる。もっともっと自分に厳しく練習できる」という態度で試合に向かうことになります。
「日本一」のチームには、「日本一のアタッカー」「日本一のセッター」「日本一のレシーバー」が必要なわけで、そうなるとどこのチームの選手よりも辰巳ジャンプの選手が上であるという目標設定となります。これから出会ういろいろなチームの全選手よりも高いレベルを目指しているのが辰巳ジャンプの選手でなくてはなりません。
ここまで自分を追い込んでいく練習をすることによって、小谷さんが言っている「苦しい練習が楽しくて楽しくてならない精神状態」になっていきます。超ストイックな小学生集団を目指すわけです。普通じゃない厳しさを自分自身に課していくことを「変人になる」という表現であらわしました。コーチ陣から褒められて喜んでいるチームから一歩上にステージを上げて、自分たちが出した120%の結果によって、自分自身に満足していく選手を目指します。90%で満足しない。人から褒められても喜ばない。自分自身の中に「確かな自信」を積み上げていくことを最大の喜びとしていく変人集団を目指します。
「この子たちがコート内で漂わせる、ただならぬ空気感は何なのだろう?!」と他チームの先生や保護者の方々に言わせることができたら、そこがやっとスタートラインです。辰巳ジャンプの子供は、はるかかなたのゴール目指して、「これでもか!まだまだだ!もっともっと自分に厳しく!」を常に自分の心に投げかけて、確かな実力をつけていきます。