これまで、4月の出張鉄 (^^;) の成果として名鉄瀬戸線、そして愛知環状鉄道といった万博周辺の最新鉄事情をアップしてきましたが、もう一つ忘れてはいけないのがここ、名鉄豊田線です。実際この路線は、黒笹駅からのシャトルバスを使えば、ゆったりと万博会場に移動できるという点で、万博輸送の超穴場的路線でもあります (他に、尾張瀬戸駅からのシャトルバスも利用客が少なそうで超穴場的な雰囲気が……)。
そして名鉄豊田線は、1970年代半ばに地下鉄鶴舞線ともども開通した当初からの電車 (名鉄100系&名古屋市交3000系) が未だに最大勢力を誇り、今となってはシブ味が増したモーター音をうならせながら丘陵地帯を快走しています。また、途中駅は無人化されているところが多く、車掌が常に車内を巡回しながら、居合わせた各車両に設けられたドア開閉器を操作するのも独特の光景ですが、運転士に発車の合図を送る際に「チンチン」と大袈裟な音が車内に響き渡るあたりも、イマイチ田舎電車みたいで好ましい瞬間ですね (^^;;
名鉄100系は一見すると6000系のロングシート・20mバージョンという感じでそれほど面白みがないのですが (^^;)、正面窓下の社紋をはじめとしたエッチング模様などは、当時最新のセンスだったはずが、いま見ると何だか如何にも「昭和の名残」という雰囲気が漂っているように感じられます (^^)。一部はVVVF化されているような音がする……のは気のせいでしょうか。
なお、個人的に名鉄豊田線を利用する際、一番「当たり」だと感じるのがこちら、名古屋市交鶴舞線3000系です。東急8000シリーズに近い雰囲気 (窓は違いますけど ^^;) の20mステンレス切り妻車体と前パンの組み合わせが何とも素晴らしい!! (^o^) そしてダイナミックな走りっぷりも、車内の雰囲気も、如何にも1970年代の電車という雰囲気が炸裂しています!! 今のところはこの電車が鶴舞・豊田線の最大勢力ですが、如何せん一番古い車両は車齢30年ほど (?) ですので、そろそろ暗雲がたれ込め始めるのでは……と懸念しています。今後は、豊田線沿線に出張する機会ごとに、こまめにこの電車を記録しておこうかと思っているところです。