地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

祝・南海貴志川線存続事業主体決定!

2005-05-15 22:58:47 | 懐かし画像


 かねてから存廃をめぐって揺れていた南海貴志川線、ついに存続へ向けて大きく動き出したようです。何と、岡山電気軌道が事業を継承し、新会社を設立するとか……! 
 詳しくは岡山電気軌道のHPをご覧頂くとして、ローカル私鉄ファンにとっては嬉しい話題ですね~、これは (^^)。
 特に私は、中学・高校時代、古豪・1201形に会いたいというわけで、本当になけなしの金をはたいて貴志川線を訪れたことがありますので、なおさら感慨深いです。大学に入ってからは撮り鉄趣味から離れてしまい、以来まだ再訪していないのですが、出来るだけ早いうちに元ズームカーの活躍を見たいなぁと思っていましたので、こうなれば出来るだけ早めに南海時代から新会社への過渡期を記録しに行きたいものです (^^)。

 ↑の画像は、中学時代に撮ったネガをスキャンしたものです。いかんせん当時はフルマニュアルのコンパクトカメラ (いちおうAEは付いていましたが壊れてました -_-) しか持っておらず、撮影技術的にダメダメで (^^;)、さらに品質が悪い昔のネガということで経年劣化も激しいため、全然ショボい画像なのが恐縮ですが、まあおめでたい話題ということでご容赦を (^^;)。

これぞ横須賀線……ホリ快鎌倉号115系の活躍 (2)

2005-05-15 12:21:48 | 国鉄型車両


 ホリデー快速鎌倉号は、時刻表を見ると一応鎌倉行になっていますが、鎌倉は側線があるだけで折返線がなく、頻繁な運転間隔を縫うようにして上下本線を塞いで折返をするのは至難のワザですので、午前・午後ともに逗子まで回送するようになっています。そして、逗子では東急車輌への出入りにも使われる山側の側線に入って約30~40分ほど停まりますので、この間は3番線が横須賀線の営業列車で塞がれていさえしなければ充実した撮影を楽しむことが出来ます。特に、明るい曇りで逆光云々に悩む必要がない日でしたら……。
 それを目当てに曇りの予報を信じて訪れたのに、上り大宮行が回送されてきて折り返す際には、あろうことかドピーカン (T_T)。まあ逆光なら逆光でドラマチックに撮れますけど、あとあとのレタッチも大変です (^^;)。
 逗子駅では側面の方向幕を「回送」から「ホリ快鎌倉号・大宮」へと回すのですが、その間には「信濃大町」「白馬」「南小谷」……といった駅名が現れます。トンビがのんびりと飛び交う温暖な海沿いの逗子駅で、北アルプスの麓の寒冷な土地を思い出しますと、「日本の自然は変化に富んでるなぁ……山スカ115系の運用範囲も広いなぁ……」という感慨が湧いてきます (笑)。

 

 そして午後4時過ぎ、帰りの観光客でごった返す鎌倉駅に115系が入線しました。西日を受けて、う~ん渋い (^^)。ただ、客の入りは小山区115系が走っていた頃ほどでもないような。最後尾の車両は1ボックスに1人なんていう状況でした (@o@ そんなに空いているなら乗りたい!)。まあ北鎌倉や横浜でも客を拾うのでしょうけど……。そこで少々考えてみたら、武蔵野線経由・大宮止まりのこの列車を使うよりも、湘南新宿ラインを使う方が圧倒的に大宮までの所要時間が短く、特に大宮以北の人にとってはわざわざこの列車を使う意義が薄れている……のではないかと思われます。一番のお得意様は立川周辺~武蔵野線沿線住民といったところでしょうか。
 
 それにしても、午前と午後この列車を撮影して最高に意外だったのは、これだけ貴重な列車であるにもかかわらず、他に誰もカメラを向けていないことです。もし今後廃止or車種変更が決まったら、例によって怒濤の如く「イベント鉄」「葬式鉄」が殺到するのでしょうが……(-_-;)。乗って撮るなら今のうちが華だと思います (^^)。