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京浜工業地帯のディープな貨物列車シーンの中でも一番無機質すぎて近寄りがたい雰囲気 (^^;) なのは、前に取り上げた川崎の浮島町界隈ですが、その浮島町の西隣にある埋立地が千鳥町界隈。ここにも、規模はやや小ぶりながら化学工場のプラント群が見事に立ち並んでおりまして、いくつかの工場を荷主とする貨物列車が1日に2回入線します (午前と午後。但し運休も当然あり得ます)。ふだんは徹底的に無機質な界隈も、貨物列車が姿を現したときだけは、エンジンの鼓動、そして操車係のキビキビした動作によって、生命感がよみがえるかのようです (^^)。
このヤードの特徴は、けっこう広々していて、重化学工業地帯にしては貴重な空間になっていることでしょうか。真横に見える触媒工場のプラント群も、何とも絶妙なものものしさが醸し出されていて、恐ろしくフォトジェニックですらあります (工場地帯の夜景撮影ファンという、鉄道趣味よりもはるかにディープな業界では、ここはけっこう有名なスポットらしいです。写真雑誌のカラーグラビアでも紹介されていたのを見たことがありますし……)
ちなみに、この界隈はなにせ化学工場ばかりですので、酢が腐ったような (?) 強烈な異臭が常に立ちこめています。それに耐えてでもディープな鉄道シーンを撮りたいという方以外には全くオススメしません (^_^;)。