地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

重化学工業地帯の貨物 (4) タンク車展覧会

2005-05-28 10:42:30 | 貨物列車


 ヘビーな雰囲気の京浜工業地帯の中に毛細血管の如く形成された路線網をゆく貨物列車ともなれば、当然貨車の種類もコンテナコキ・石油タキ以外にいろいろあるわけでして、今回はそんな普段ほとんど注目を浴びることがない、しかし個性的な化学薬品用タンク車を並べて楽しんでみたいと思います (^^;

 まずは↑こちら、青化ソーダ (青酸カリ) を運ぶタキ22900型です。別に、毒薬を量産するためではなく、確か肥料などの原料になるものですので念のため (^_^;)。てっぺんのドームが複数あったり、社紋の「うさぎマーク」がチャーミングであったり、なかなか個性的な車両だったのですが、つい最近一気に液体用コンテナに置き換えられて廃車になってしまいました……。この車両と化学工場群との組み合わせは「如何にも超レアな鉄道風景」という感じで好きだったのですが……。



 次は↑こちら、アンモニアを運ぶタキ18600です。たまに扇町駅に出入りしているようで、まるで白墨か煙草のような細長~い車体を見ていると、車体の中心でポキッと折れてしまわないか心配になります (笑)。



 最後は↑こちら、液体塩素を運ぶタキ5450です。何しろ運ぶ物が物なだけに、警戒色として黄色く塗られていますので、非常に目立ちます。しかし車体が小さいので、これを1~2両引き連れた大川貨物は「プチな鉄道貨物趣味」のほのぼのとした味わいを楽しめるのがミソですね。(^^)

 他にもいろいろと車扱の風変わりなタンク車はいろいろありますが、私は形式写真を余り撮らないほうですので、取りあえずはこんな感じでご紹介してみました (^^;)。