先日、京成3000系の北総バージョンである7500形が東急車輌で完成して回送されたようで、これに伴ってゲンコツ電車・7000形が廃車になるようです (公式HPによる)。最近ここでもネタにしました通り、最初の置き換え対象は圧倒的に古い7250形だろうと思っていたのですが、70年代末の作品であるゲンコツ電車までが廃車の対象になっているとは……。私など、ゲンコツ電車についてはまだまだ新しい電車というイメージがありましたので (それだけかつて登場したときは「あっ」と驚いたものです。まあ実際には側面や車内のデザインは如何にも昭和40~50年代なのですけど ^^;)、とても信じられないという気分を拭えません。
そんなわけで、他の私鉄車両に比べて早過ぎる引退を惜しむ気持ちを込めて、京急線内でのシーンをアップしてみました。(立会川での撮影) 但し、余りにも頻繁に列車が行き交う京急線内だけに、いくらパターンダイヤだからと言っても油断は禁物。私が撮影したときはうまい具合にカブられなかったことは、常にこの位置が安全だということを意味しているわけではありませんので悪しからず……。実際、他のC-Flyerや7300形などがやって来たときは無事に撮れても (余り撮ろうとは思いませんが ^^;)、待つこと久し、7000形がやっとやって来た時に限って、ごく僅かな遅れなども作用して思いっきりカブられて号泣することもしばしばですから……(-_-)。
総じて、品川~蒲田間での撮影は難度が高いため、やはりホームグラウンドの北総・京成線内で撮る方が良いのかも知れません。それでも、うまく行けば上の画像のように品川の高層ビル群をバックに撮ることが出来ますので、やめられないんですよね……(^^;)。興味を持たれた方は、ハイリスクなのをご覚悟の上、くれぐれも駅の構内放送に注意して、安全を心がけて下さいますよう!
それにしても、確か90年代に入ってから新造・増結した中間の二段窓車も廃車にするのでしょうか。釣掛車の車体更新車である東武5000系の多くや名鉄3300系 (二代目) が車齢20年に満たずして廃車になっていったのとは違い、こちらは純粋な新造ですから、戦時中の粗製濫造な電車がさほど長持ちせずさっさと廃車になったことや、高度成長期の最新鋭路面電車が路線縮小・廃止で早々に消えていったことを別にすれば、鉄道車両として記録的に短命な車両の一つになりますね……(-_-)。