地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関鉄常総線・キハ102復活快走中!

2006-02-27 23:59:55 | 地方民鉄 (関鉄系)


 現存するキハ30のひとつにして、スカ色 (常総筑波鉄道色) を身にまとっているという非常に貴重な存在である関東鉄道キハ102は、TX開業時のダイヤ改正で出番を失い、しばらくの間その去就が懸念されていました。そんな中訪れた昨年11月の車庫開放の際には、運転体験用として久々に動いており、当ブログでも思わず大喜びで扱ったものでした (^^;)。しかしこの時点では、この運転体験を最後に廃車……?という悪い予感を拭えなかったのも確かです。
 ところがその後奇跡が……! 昨年12月、関鉄が旅客流動の変化を踏まえたダイヤ再改正を行った際、水海道以北の区間において復活させていた昼間の2連については、恐らく期待ほど乗客が増えなかったことと石油の高騰ゆえに再び廃止となり、その分単行ワンマン運転用の車両が不足した結果、キハ102に再起の白羽の矢が立ったのでした! そこで、冬枯れの風景の中を再び走り始めたキハ102の勇姿をネット上で目にするにつけ、出来るだけ早く行きたい……という思いは募る一方 (^^;)。
 とはいうものの、最近は関東近辺をはじめ本当に撮影を急ぎたい路線・車両が多く、どれを優先させたら良いものか、まさに目が回りそうな気分 (@o@)。そんな中、さる週末は秋葉原からそう遠くないところで宴会があったため、ついでにTXでサッと行って帰って来ることができる関鉄を訪問することにしまして、スカ色キハ102の美しい姿を堪能してきました (^_^)。
 ↑は中妻~三妻間にて。ここは広大な田んぼや畑が広がり、筑波山も見渡すことができるため、水海道以北における定番スポットですが、今回は春霞っぽい天気で近くの筑波山すら見えず……(-_-)。そんなわけで、望遠レンズを使って石下駅近くの豊田城天守閣 (※) を画面右下に入れ、常総線っぽい風景を演出してみました (笑)。

 ※……遠い昔、実際に城があった頃は藁葺き屋根の武家屋敷と簡単な要塞程度のものしかなかったそうですが、石下町 (→水海道市と合併して常総市に。鉄道路線名が市名に……苦笑) が文化会館をつくった際、ついでにこんな天守閣をこさえてしまったようです。そんな資金、小さな町のどこにあったのやら……(苦笑)。今回は立ち寄っていませんが、天守閣からの眺めはとても良さそうなので、次回訪問時に石下駅付近で撮り鉄したらついでに寄ってみようかと思っています (笑)。

 ところで、このキハ102はいつ走るのか?という点についてですが、私が今回訪れた時にやって来た運用を以下の通り記しておきます (時刻は『東○時刻表』をご参照ください)。少しでも多くの方が、このような美しい復活塗装というファンサービスをしてくれる関鉄で乗り鉄を楽しまれることによって、TXによる逆風が吹いている関鉄の運賃収入に僅かでもプラスになれば……そしてキハ102の寿命が延びれば……と思いまして。(なお、私は今回、キハ102に乗ってしまうと撮れないため、移動はもっぱらキハ2200・2400でした ^^;)

 【土休】 5053レ (多分)→3082レ→5081レ→3106レ
     →5101レ→3124レ (見届けていないので多分)。
 【平日】 分かりません。スミマセン (^^;)
 ※もちろん、他の運用or車庫で昼寝という場合も大いにあり得ます。
 ※3/18のダイヤ改正以後はどうなるか分かりません。悪しからず……。