地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関鉄キハ30・35の現在 (5) 初夏の旧塗装

2007-07-11 00:19:48 | 地方民鉄 (関鉄系)


 南部縦貫ネタはまだまだ続きますが、国鉄形オールドDCネタつながりで、関鉄で生き残るキハ35の話題を少々 (^_^)。
 ご存じの方もおられることと思いますが、去る6月23日、関東鉄道はダイヤ改正を行いまして、とくに水海道以北から守谷への直通列車が増えたことが大いに目を惹きます。もちろん、これもひとえにTXとの連絡を向上させて、クルマ天国の農村地帯にあって少しでも多くの東京方面往復客を獲得しようとする涙ぐましい努力なわけで、TXが開業してこの夏で約2年、その間に関鉄は一体いくたび試行錯誤のダイヤ改正を繰り返したことでしょうか……。
 もっとも、旧型車両趣味の立場から見た関鉄ダイヤ改正の最大のポイントは、青キハと常総筑波旧塗装のスカ色の運用がどう変わったかということです (^^;)。そして……今回の改正で両者とも運用が減ってしまったのは寂しい限り (-_-)。もっとも、青キハは当初、映画撮影終了後もとの標準塗装に戻すという触れ込みでしたので、今でも3518+3519は青いままであること自体ありがたいことです!
 それでも、検査などの都合であっけなく他の車両に振り替えられる可能性もあるわけで……そんな場合、あくまで個人的な印象ですが、関鉄旧塗装をまとったキハ353+354が充てられることが多いような気がします。



 言うまでもなく関鉄旧塗装はそれ自体貴重なものですが、とくにキハ35の残党がこの塗装を身にまとうことで、キハ30・35の華やか (?) なりし頃をしのぶことが出来るのは何とも痛快なことです。もちろん、関鉄の4連運行はよほどの多客輸送でもない限り廃止されていますので、かつての関西線もかくや……と思わせる光景はもう見られないのですが (-o-)。そんなキハ353+354、先に夏草の中をゆく青キハの話題をご紹介した後、もう一度夏至前の光線のもとで撮りたい……と思いまして夕方の守谷界隈に出かけたところ、見事に青キハは検査中 (爆)、その代わりとして姿を現しました。これがもし関鉄オリジナル車・キハ0・300形でしたらイマイチ役不足でしたが (基本的にはキハ0・300も大好きです。あくまで青キハの代役としての話 ^^;)、関鉄旧塗装ならピンチヒッター上等!! 守谷駅北側ではこの時期でないと撮影しにくい幌つきマスク順光シーンや、したたる緑の中を快走するシーンなどを美味しく撮影しました (*^^*)。
 関鉄の今後の計画によると、今年か来年あたり、さらに2両を新造して体質改善を図るとかで……キハ30・35の今後は予断を許さないことには変わりありません。というわけで、今のうちから出来るだけ日常の姿の記録に励もうと思うのでした。