話は多少前後するのですが、旬が続く今のうちにこの話題を (^^;
琴電1300形の試運転 (=事実上のハンドル訓練?) は、当面まだ続けられているようですが、それは同時に、風前の灯火となった長尾線の朝ラッシュ時旧型車増結運用が辛うじて残っていることを意味します。志度線30形のさよなら運転があった8日、琴平線ですれ違った1300形を目にして「ひょっとすると明日から長尾線を走るのだろうか?」と思ったのですが、その日の夜、琴電の踏切を見下ろす宿の窓から、翌朝の増結のための送り込みで走る旧型車を目にした瞬間「これは明日も走る!」と確信! そこで、翌朝は1070形の限定運用を撮ろうという計画は棚上げとしまして (^^;)、朝一番の長尾行で学園通り駅周辺に向かい、さらに西長田駅周辺に移動するなどして、旧型車の増結運用を激写して参りました (^O^)。
いやはや……今から20年以上前、同世代の車両たちが上田・名鉄揖斐谷汲などなど各地で活躍しており、その当時ですら「とてつもなく古い!」と感動したはずの大正末期・昭和初期スタイルの車両が、何の違和感や不自然さもなく朝ラッシュ輸送の先頭に立ち、ごく当たり前のようにスピードを出し、通勤通学客も嫌がりもせず (?) 乗っている光景には、毎度のことながら驚かされます。私も西長田での撮影後、片原町まで300号に乗りましたが、全開にした窓から涼風と釣掛サウンドが車内に吹き込んで来るのは極上の幸せでした……(*^^*)。
もし首都圏でしたら、こんな増結運用は間違いなく「鉄」専用車両となってしまいそうですが (あな恐ろし! ^^;)、あくまでいつもの日常風景の中を走り抜け、ある日突然1300形にバトンを渡して使命を全うするという……。そんな、潔さすら漂う淡々とした最後の日々を目にすることが出来たことにただただ感謝です。
なお、朝の増結運用は以下の通りです (7/9の実績)。
*長尾6:00→築港6:40→長尾7:20→築港8:07→瓦町切離 (たぶん)
*長尾6:59→築港7:43→平木8:15→築港9:02→瓦町止