地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ことでん激動の07夏 (0) 1300形試運転中!

2007-07-12 10:21:07 | 地方民鉄 (琴電)


 経営再建とサービス改善を積極的に進める琴電は、このたび念願の冷房化率100%達成のために京急から1000形集中冷房車を購入して1300形と名付け、さる6月末に海路高松に到着したのちさっそく試運転を始めております。さる8・9日、約半年ぶりに琴電を訪れ、初日に瓦町から琴平まで乗り通したところ、恐らく「おーい○茶」の広告車両になると思われる1301+1302が試運転を行っているところに遭遇! 営業運転と広告ラッピングを始めれば多分見られなくなる黄緑一色塗装に「ををっ!」と思うと同時に、集中冷房車もついに琴電にやって来る時代になったのだなぁ……としみじみ。そこで、翌9日には改めて琴平線に向かい、貴重な試運転シーンを撮影してみました (^_^)。



 これまで琴電に導入された車両の多くは、搬入直後に試運転を少々行って性能に問題がないと分かるとすぐに営業運転に入っていたようですが、1300形はこれまでとは異なり、旧型車との混結を前提とした改造を行っていないようで (=ほぼ京急時代の性能のまま、連結器など小改造にとどまる?)、そのために時間をかけて習熟運転を実施しているようです。
 それにしても、思い出してもみれば、去年の今頃も九州への出張ついでに高松に寄り道しまして、朝の片原町と今橋で旧型車三昧のひとときを満喫したなぁ……と (ちょっと遠い目)。それから僅か1年。まもなく1300形・2編成が試運転を終えて長尾線に導入されることにより、長尾線の旧型車定期運用が消滅することになります。それだけでなく、長尾線600・700形のうち1編成が余剰となり志度線に転属することから、もと京急230形あらため30形・27+28号は廃車決定、もと近鉄の23号は仏生山に転属予定とされ、志度線から旧型車が完全に消えることになります……。この7月は、まさに琴電の一大転換点だといえましょう!
 そこで今回の訪問では、27+28号のさよなら運転・撮影会をはじめ、各路線のさまざまな車両をめぐる事情をつぶさに記録して来ました。その模様を今後シリーズでアップする予定ですので、どうぞお楽しみに (^_^)。