非常に蒸し暑い梅雨の晴れ間の一日を使って行われた琴電30形さよならイベントは、午後1時から今橋車庫での撮影会へ! ちょうど折良く薄曇り気味のフラットな光線になって来たなぁ……しめしめ、と思いつつ、再び瓦町駅の志度線ホームに向かいますと、12:52発の志度行きは、さる年末の335号さよなら撮影会の直前に乗った際と比較にならないほど「鉄」で混み合っていました (^^;)。そして、今橋に降り立ってみますと……開門を今か今かと待ち構える膨大な数の人々が! (爆) いやはや……これまでに参加したどの琴電イベントよりも猛烈な動員数ですな……(滝汗)。まあ、それはまさに、京急の名車・230形の奇跡的な長寿の最後を見届けようと思う人がとにかく多いことを意味しているのでしょう (私もその一人です ^^;)。
そしていよいよ開門! 27+28の編成写真を撮るのにうってつけの立ち位置は、たちまち多くの撮り鉄で押すな押されるなの修羅場と化してしまいましたが (@o@)、まずは最も基本的なカットを押さえることが出来て大満足 (^O^)。
その後は、28号の正面HMも撮影の対象となり、本線には絶対に出ないという条件付きで庫内の移動が自由になったことから、視野に常にたくさんの撮り鉄が入ってしまう事態に……。まあ、仕方がありませんので、特にサプライズな表示を中心に撮影したのですが (これは次回のお楽しみ)、やはり出来るだけ琴電社員の方々以外の人には画面に入って頂きたくないというのが人情 (もっとも、自分も短時間ながら28号の正面側から撮影しているのですが ^^;)。そこで……終了までの約2時間、どこかひっかかるものを感じながら、これまでの琴電撮影会と比べれば大してシャッターを切らず、日陰で涼んで漫然と時を過ごしていました。というわけで、会場内も「もう余り変化はない」と思った人々を中心に帰る人が続出し、いつしか普段の琴電イベント並みの人数に落ち着いてきました。
しかし!……残り者には福があるのが琴電イベントです! 終了間際、28号側の撮り鉄がすべて車庫本屋側に戻され、ようやく画面内に誰も写らない状態が戻ってきました! そこで俄然、最後まで粘っていた皆様はヒートアップ! しかも、2分の時間延長サービスに加えて、28号に取り付けられていたカモメ図柄のHMを27号に掲げるということで……8日しか参加出来なかった者として、これは是非やって欲しかったという組み合わせが実現しました!! 猛烈なシャッター音がひとしきり鳴り響き、時間終了時には感謝の拍手が沸き起こりまして、30形撮影会は「終わり良ければ全て良し」の言葉通り、大満足のうちに終わったのでした……。