このたび怪社の研修旅行として、鬼怒川温泉に生まれて初めて (^^;) 出かけたのですが、怪社を出てから帰ってくるまで、交通手段はすべて貸切バスという味気なさ……。まあ、私が企画を担当しているわけではなく、最初から別の担当者が全て旅行会社に丸投げしており、私はのほほんと若手斜員のお目付役をしながらあちこちの観光スポットを巡り歩くだけですので、鉄道を全く利用しないプランニングになるとしても勿論文句は言えません。しかし……旅行会社がキープした宿を地図で確認してみたところ、ななんと何と!鬼怒立岩信号所にほど近い宿ではありませんか (笑)。これはもう「宿からちょこっと散歩して撮り鉄せよ」という、「撮り鉄の神」のお告げのようなものです (爆)。
そこで、雨上がりの蒸し暑い朝、二日酔いも醒めやらぬままフラフラと信号所付近の踏切に向かい、朝方の鬼怒川線・野岩線でしか見られない2連の会津高原尾瀬口行を撮影しました (^O^)。思い出してもみれば、前回東武を撮影したのは去る2月下旬の話となってしまい、それ以来余りの忙しさで東武に乗る機会すらなく、体内の糖分ならぬ「東武ん」がすっかり欠乏しておりました……。そこで、この撮影はほんの一瞬だけに過ぎなかったものの、久々に偉大なる東武6050系を味わうまたとない機会となったのでした (*^^*)。
しかし……観光地めぐりにおける撮影の都合上、カメラの連写モードを解除していたばっかりに、後追い撮影のタイミングを誤って、画面左側がカツカツになってしまいました (-_-;)。やっぱり日常的に撮影していないと、なかなかうまく決めカットを撮ることは出来ませんね……。そこで、2枚目はかなりトリミングをしておりますが、冬季で前パンを使用している状態であれば完全にパンタが切れて失敗でした (^^;)。まぁ取りあえず、山にほど近い区間を快走している雰囲気を何となくお分かり頂けるでしょうか。なお、東武撮影は結局時間の都合上これだけでしたが、宿の高い階から、鬼怒川温泉街や山々をバックにスペーシアや6050系が発車して行くシーンを眺められてなかなか感激です (*^^*)。
また今回は、東武ワールドスクウェアも初めて訪れたのですが、田都を走る30000系の車体にラッピングされた広告のセンスがお世辞にも良いと言えないことから「どうせ大したことは……」と思っていたのは大変な間違いでした (汗)。ひとつひとつのミニチュア建築物に込められた気合いは並大抵のものではなく、それでいて全然違う場所にある建築がひとつの画面に納まってしまう不可思議な感覚もあり、計画・建設当時バブルの余勢を駆っていた東武のイケイケな雰囲気をビンビンに感じることが出来ます。しかも、あくまで東武が直接投資していることを匂わせる展示として、日本庭園の一角をスペーシアと10000系の大型模型が大手を振って走っている光景は泣かせます (他にも、今はなきニューヨークの世界貿易センタービルをバックに東北新幹線200系や中央線201系が走るシーンなど、他にない濃いぃ組み合わせも楽しめます)。一度見ておいても決して損はない……でしょう (^^;)。