地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

山陽の国鉄型めぐり (2) 213系のブツ6

2008-06-27 09:10:22 | 国鉄型車両


 妹尾駅で103系を激写した後は、続けてやって来たマリンライナーに乗って大元まで移動したのですが (大元はラッシュ時のみ停車)、いやはや……岡山都市圏のラッシュアワーなんて首都圏に比べれば全く大したことはないだろうというヨソ者の浅薄な思いこみは木っ端微塵に打ち砕かれました (爆)。岡山に8時前に到着するという、通勤通学ゴールデンアワー (?) の列車だからということもあるのでしょうが、とにかく混み混み! (@o@) 車窓を眺める余裕なんてものは全くありません。道理で103系も朝の助っ人として出番が回って来るわけですね……。
 ともあれ大元で下車した後は、103系撮影の第2回戦 (638M) に備えたのですが、その前には「しおかぜ」8000系に続いて、何とも趣味心を熱く揺さぶる編成がやって来ました! 213系2連×3という、何とも見事にレアなブツ6編成です……(*^^*)。213系はマリンライナーとしての座を223系&5000系に譲って以来、多くの編成が2連ワンマン化され、赤穂線や茶屋町=宇野間の日中運用に回されていると記憶しておりますが、やはり朝は総力結集! 瀬戸大橋線が脚光を浴びまくっていた頃を思い出させる堂々の6連は、何とも見応えがありますね……。



 それにしても、個人的には211系にはどうしても趣味的にのめり込もうという気分が湧かないのですが (まともに撮ったことがあるのは、銚子駅で「ちょんまげシングルアーム前パン」を装備したクモハ211くらいなものです ^^;;)、213系にはどうして敏感に反応してしまうのか……。そこで自問自答するにつけ、やはり213系が持つ2扉転クロというスペックへの憧れと (東武6050系・西武4000系・JRC&JRW117系などの、デッキなし2扉セミクロスor転クロ車はとにかく好きです。笑)、「もっと各地で増えても良かったのに……」と思われる車両が結局のところ地域限定の少数派車両にとどまってしまったことの哀しさが、趣味ゴコロに思い切り火を点けるのだろうと思っています (^_^)。
 ちなみに、213系を瀬戸大橋線から岡山地区ワンマンに転用した結果、単純にサハを抜いて3→2連とした編成 (C1~C3) と、クロを廃車としてサハを切妻先頭車=クハ212 100番台に改造した編成が存在していますが、今回撮影したブツ6編成は何とも超まぐれなことにC1~C3編成のみで組成されています! ま、個人的にはヘンテコ顔なクハ212 100番台も撮りたかったのですが (笑)、またいずれ撮影すれば良いということで、とりあえずは偶然の組み合わせに巡り会えた感動にふけり、新旧マリンライナーとの離合シーンに「瀬戸大橋も早いもので20年か……」という感慨を覚えたのでした。