最近、水曜日は午前中で仕事が終わることが多いため、今日は5117Fの長津田到着に合わせて出動するデヤ7200を撮るべく長津田へ向かい、その姿を無事撮影することが出来ました。但し、デヤが長津田3番線に出てきてから、新車を連れて再び検車区へと戻るまで、約40分ほど待ち惚けなければなりません。
そこで今回、5000系の押し込みシーンは省略しまして、早めに恩田に寄り道してみることにしました。最近、デヤによる新車押し込みを見物してから恩田に向かうと、そのたびに入換シーンにはふられてばかり (苦笑)。やはり昼休みが終わる1時過ぎから見物している方が確率が上がるのだろうか……と思いまして (^^;)。
というわけで、長津田を13時に発車するこどもの国行で恩田に向かったところ……それも生半可な思い込みだったようで、全く動きはなし! そこで13:20頃「あぁ、こりゃ駄目だ。とりあえずぐるっと様子を眺めてからバスで町田に出て帰ろうか」と思い、テクノシステムの上から眺めてみたところ……何と、手旗を持った入換要員の皆様が御登場! しかもデキ3021のパンタが上がりました! すぐに入換が始まったら大損ですので、思わず恩田駅に猛ダッシュ!! (^^;;
ただ不思議なことに、いつもの入換とは違ってすぐに動き出す気配がない……。そこで「入場車の到着待ちでは?」と思いまして、引き続き待ち構えていたところ……姿を現したのは何と、田園都市線を離脱して8両化された8618Fでした!!
13:32頃に恩田に到着した8618Fは、正面のスカートが外され、号車札も1~8号車に付け替えられていました。本線上を走ってきたばかりである以上、社紋にガムテープこそ貼られていない状態でしたが、どう見ても検査入場ではなくインドネシア行きが濃厚な雰囲気……(正門の奥にはトレーラーや、予備の台車・部品らしきものを乗せたトラックが複数待機していたことから、恐らく間違いないでしょう。あるいは、社紋にガムテープが貼られた8612Fの輸送用かも知れませんが、既に川崎港に発送されたのでしょうか?)。
その後8618Fは長津田行の電車と交換し、一旦こどもの国方へ入り、ついに最後の数百mへと踏み出しました。時折停車を繰り返しながら、一歩一歩かみしめるように……。そして正門脇の留置線まで進んでパンタを畳み、東急での車生を終えました。ひとつの編成の、東急最後の走りを目撃して、まさに感無量です……。本当に長い間お疲れ様でした (T_T)。
それにしても、東武乗り入れ車のうち最初に運用から離脱したのは8613Fでしたが、その8613Fはずっと長津田検車区の最奥部(横浜線の脇)にて放置されたままの状態が続いており、何故最近離脱したばかりの8618Fが先に恩田に送られたのか、今ひとつナゾではあります。考えられる理由としては……放置が長引いたために回送するにも整備が必要な (?) 8613Fよりも、ちょうど5000系の増備とインドネシア譲渡のタイミングに合わせてすぐに動くことが可能な8618Fに白羽の矢を立てたということなのかも知れません。
ともあれ、今日は5117Fが入線し、5116Fも試運転を行っており、5000系が8500系の編成数を凌駕するのも時間の問題と思われる中、これからはますます、東武乗り入れ編成であるかどうか、番号が若いかどうかに一切関係なく、検査切れの編成から離脱が進んで行くことでしょう。その最後の姿、そして今後の身の振り方に引き続き注目して行きたいものです。