ファイナル副標を掲げた京阪3000系にもう少しつき合ってみようということで、千林からさらに出町柳行の普通電車に乗ってみたまでは良かったのですが、これまで駆け足で京阪を撮る際には森小路前後の直線区間や交野線で撮るばかりで (あとは香里園・八幡市・中書島で少々)、さてどこにしようか……と迷ってしまいました (^^;)。ここはやはり、名所中の名所といわれる大和田に行ってみようか……と思ったのですが、もし人が多ければ疲れるなぁ……と思いまして、何気に良さそうな西三荘で行き当たりばったりの下車 (笑)。ひょっとするとカーブがきつすぎて編成の尻が切れるかもなぁ……と思った上りホームからのカーブ撮影も、早速試し撮りをしてみたところ全く問題ないどころか、むしろ余りにも完璧に決まりすぎ!突然の思いつきにしては最高の立ち位置です (^^)。
そこで待つことしばし……他のさまざまな車種もいずれ全て塗り変わってしまうので、今がまさに記録のチャンスだ!と思いながら時間をつぶしていたところ、ついに3000系の御登場!! 標準軌・複々線の急カーブを列車が駆け抜けて行く姿は、関東私鉄では京急金沢文庫~八景でしか楽しめないものですが、文庫に必ず全ての列車が停車する関係上、ここまで猛烈なスピードは出ていません。というわけで、3000系の凄まじい迫力とHM付きの華麗な姿に完全に悩殺されまくり! (*^^*) 危うくシャッターを切り忘れるところでした (笑)。
淀屋橋行を無事撮影した後は、下りホームにて折り返しを待つことに。ここから複々線を堂々と走る列車を撮影するには、意外にも超望遠クラスのレンズが必要でしたが、今回持参のズームレンズは幸いにして300mm×1.6=480mmを確保できますので、とりあえず一安心。しかし……ズームレンズの望遠端での撮影は、オートフォーカスの精度が単焦点よりも落ちることから、ピント合わせは最高にシビア……(滝汗)。それでも、うまく決まれば最高のカットになること間違いなしですので、最後まで妥協するわけには行きません (爆)。
そこでやって来た出町柳行……カ、カッコ良すぎ……(*^O^*)。
最早如何なる贅語も不要というものでしょう!
こんな感じで大満足に浸った後は、次の門真市から大阪モノレールに乗って一気に阪急宝塚線へワープしたのですが、今月27日から8000系に改番された後も、引き続き昔気質なマスクとズラリと並んだ二段窓を保ってくれる限り、何度でも再訪して撮ってみたい……と改めて思っております。
それにしても印象的だったのは、沿線で駅撮りをするファンの少なさと平均年齢の高さ! 関西ではこれほどの車両がHMをつけて記念運行するというのに、何でこんなに落ち着いた雰囲気でまったりと撮影出来るのだろうか……と思ったものです。やはり首都圏と比べて絶対的な鉄道趣味人口が少ないことに加えて、首都圏と比べてまだまだ写欲をそそられるシブい車両が様々な路線に残っているために、撮り鉄が分散するからでしょうか? あるいは、東急東横線の「伊豆のなつ」のときもそうでしたが、最初はほとんど注目されなかったためにのんびりした雰囲気が漂っていたところ、次第に広く知られるようになって最後はパニック気味に……というパターンなのかも知れません (汗)。いずれにしても、京阪3000系が3000系として走るのも、残すところ今日を含めてあと2日 (月曜は運休)。安全運転で引き続き8000系として活躍して欲しいものです。