
模型工房パーミル製・上信デハ22ペーパーキットを製作する際には、鉄コレ第8弾の元小田急1300・1400形ボディ車両である岳南1107・新潟モハ16・越後モハ1400の屋根板を流用するよう指定されており、これらは巷での不人気が幸いして (?……私には魅力満点なのですが)中古で安くゲットすることが可能です。しかし、実際に屋根を上信デハ22のために供出した後も、まるまるボディと窓パーツが残っているのを目の当たりにしますと……何やら「もったいないお化け」の妖しい影がチラチラと……(^^;)。というわけで、屋根板はGMのバルクパーツを流用し、床板と台車はモーター挿入で余剰となった鉄コレのそれを流用することで、フリーランスのトレーラーを作ってみることにしました。

そこで最大の問題は……基本的にスケールオーバー気味なGM板キットの屋根板では、なかなか鉄コレ中型~小型車にフィットしないこと。例えば旧国板キットの屋根板を何も考えずに載せてみますと、まるで小田急戦前2扉ボディが傘をさしているかのようなデカさです (爆)。そこで、アキバGMストアにて、細身かつ適度な盛り上がり具合を持つ屋根板はないものか……と、バルク板を品定めすることしばし。たどり着いた結論は、板キット群の中でも最も設計が新しく (?) 150分の1に最も近いと思われる、123系の屋根板を切って削って活用しよう!ということ。
それでも、実際に帰宅して現物合わせしてみますと、依然として123系屋根の幅がボディの幅を相当上回っていました (苦笑)。というわけで、まずは車体と同じ長さに屋根板を切断したのち、時折現物合わせを繰り返しながら少しずつカッター作業とヤスリ作業で屋根をスリムに……。そして、概ね車体幅と同じになったところで、「アチョー!」とばかりに紙ヤスリの鬼となり、屋根のカーブを整えた次第です。最高に面倒臭い作業でしたが、一通り整形を終えた後に瞬着で車体に貼り合わせ、さらにスキ間にパテを埋め……とりあえず切妻のフリー車体が2つ、下ごしらえ完成!!
今後はまず、引き続きヤスリで正面と屋根周りを整えたのち、塗装とベンチレータ載せを経て完成に持って行くつもりですが、問題は……同じトレーラーでも客車にするのか、それとも前照灯を載せてクハにするのか……う~ん迷います (^^;)。一応、かねてからぼちぼち作り貯めている個人的フリーランス鉄道用のクハとして、紺色系の色を塗ろうかと考えておりますが、一方では鉄コレの凸型ELに撫順風塗装を塗ったフリーELに合わせてダークグリーンを塗ってヘボヘボな雰囲気の客車としたい……という願望もあります。まぁ、こうして悩んでいる間が一番楽しいのかも知れません。