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小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『嗤う伊右衛門』京極夏彦

1999年02月02日 | ミステリ感想
~あらすじ~
小股潜りの又市は、足力按摩の宅悦に、民谷又左衛門の娘、岩の仲人口を頼まれる。
しかし疱瘡を患う岩の顔は崩れ、髪も抜け落ち、腰も曲がるほど醜くなっていた。
又市は旧知の浪人・境野伊右衛門を民谷家の婿に斡旋するが……。

泉鏡花文学賞
直木賞 候補
このミス 7位
文春 9位


~感想~
非ミステリの純文学作品。しかし、むちゃくちゃ面白かった。
内容を身もフタもなく表現すれば、幽霊も怪異も一切抜きで描いた「四谷怪談」。
本好きならぜひ読んでください。他に言うべき言葉はありません。


99.2.2
評価:★★★★★ 10
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