東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

WBCはそもそもマーケット拡大戦略

2015-11-21 08:17:37 | 野球プレミア12
WBCはアメリカ・メジャー・リーグ機構が生み出した野球の世界市場への拡大戦略であった。であるとすれば、アメリカや日本が優勝する必要はない。もっともメージャー・リーガーや日本の一軍選手主体でチームを編成すれば、そんなことは云えない。だからアメリカはメージャーリーガーが参加しない。もっとも中南米国籍のメジャーリーガーはそれぞれの母国の選手として出場しているが。

だから野球が世界に普及するためには新興国や後進国がどんどん優勝すればいいのである。

プレミア12も同じ精神だろう。多少はWBCのアンチテーゼとして出て来たところはあるようだが、根っこはおなじだろう。

エディー・ジョーンズを違約金を払ってまでイギリス監督に

2015-11-21 07:42:06 | 野球プレミア12
エディーがラグビー・イングランドチームの監督になる。イングランドは南アフリカのチームと既に契約していたエディーの違約金を払ってまで彼をイングランド監督にした。もっともイングランドが外人監督を雇ったのは初めてだそうである。

それはともかくとして、欧州のサッカー強豪国でも外国人監督がいる。日本の場合とは違う状況があるのかもしれないが、野球の場合も参考にすべきではないか。野球では日本は先進国である。しかし日本人監督でなければならないという理由にはならない。

* 日本人監督のデメリット:球団の選手貸し出し条件(使用条件)の圧力に弱い。つまり勝敗のための冷酷果断で自由な采配は最初から無理である。

* 日本人監督のメリット:曖昧模糊として阿吽の呼吸で球団との融通が利きやすい。

これは外人監督にした場合は正反対になる。メリットはデメリットに、デメリットはメリットになる。問題はこんどのチームの病根はどちらの原因かということだ。

小筆は日本人監督のデメリットがまさった結果とみる。小久保氏は若い。現役を止めたばかりである。監督の経験がない。球団との関係ではおそらく完全な受け身だったろう。

日本人監督のメリットが出せるためにはそれなりの実績と人気のある人物が必要である。つまり球団も一目置かざるを得ない存在であることだ。初代の王監督の様に。世界に冠たる記録の保持者であり、すでに相当の高齢である。その王さんをしても球団や選手との調整にはノイローゼになるような苦労があったと云われる。げんに体調をくずして癌を発症したのもそのストレスのためであったと云われている。

WBCの時までに考え直す必要があろう。

侍ジャパンの監督は外人にすべきだ

2015-11-20 20:06:24 | 野球プレミア12
プレミア12だっけ、準決勝にはあっけにとられた。前から不思議におもっていたことが二つある。

疑問
1:何故サッカー侍ジャパンの監督は外人なのか(例外は岡田監督のみ)
2:何故野球の侍ジャパンは日本人の監督だけなのか

この二つは同じ答えで間に合うような気がする。

共通点
1:団体競技である。その心は各チームから寄せ集めなければならない。
2:いずれもプロの団体からの借り物となる。選手というのは球団なりチームの所有物であり、しかも金銭的に高い商品である。

問題、共通点から疑問に答えてくれ給え。分からなければ模範解答を後で示そう。

もう一つヒントを出そう。アメリカはプレミアにメジャーリーガーを出していない。WBCでもメジャーリーガーの参加には極めて消極的である。アメリカの態度は正解であろう。

もし、日本が今後も出場したいなら、成績は期待しないでアマチュア選抜にするか、選手の供出や使い方に条件をつける個別の球団に頭のあがらない日本人監督ではなく、外人監督にすべきであろう。ラグビーのように。