東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

どこまで広げれば気が済むのか

2008-03-27 14:34:27 | 社会・経済

前回も書いたがハードボイルドものはマイナーである。だからハードボイルドについて書いていてもこのブログのアクセスはちっとも増えない。ガ、書きかけた都合でもう少し書く。

某翻訳家の本の巻末にあるハードボイルド派作家/代表作リスト、国内編である。某氏の名前はあえて挙げない。なんとなく可哀相な気がするのだ。このリストの半分の著作は大きな本屋にいっても置いていない。あまり売れないので古い作品は消えていくのだろう。

それとめぼしい作家が少ないので応援を求める意味があるのだろう、これがハードボイルドかよというのが散見する。たとえば安部公房の「燃え尽きた地図」だ。たしか興信所調査員の話なのでハードボイルドにしちゃったんだろう。たしかに、ほかの作家に比べて格段の筆力があり、とにかく最後まで読ませる。

そうかと思うと藤沢周平の「消えた女」がある。時代物だ。時代物がハードボイルド風であっていけない理由は無い。これは私の持論だがアメリカの私立探偵というのは日本の探偵よりも江戸時代の岡っ引きに近い。制度警察を補完する役割、武器の使用権を認められていること(逮捕権もある)、免許制で警察に生殺与奪の権利を握られていることなどは現代の日本の調査員、興信所、探偵とは違う。

ただ、ハードボイルドの特徴の一つはテンポなんだ。時にはアメリカでもテンポのゆったりしたのがある。「長いお別れ」なんかそうだ。しかし藤沢の周ちゃんのはいくらなんでも遅すぎる。普通の時代小説としても遅すぎるんじゃないか。周ちゃんがハードボイルドを意識して行動をつぶさに描くというのがハードボイルドの真骨頂と思ってまねたのなら、あきらかに真似は失敗している。

このリストの中では真保祐一の「ボーダーライン」はそこそこだ。かれはほかにも水準の作品がかけそうだ。原寮、チャンドラーへのオマージュとしては努力しているね。といっても翻訳へのオマージュだ。彼自身がどこかの作品の扉でチャンドラーを日本に紹介した先輩たちに献辞を書いているとおりにね。

ただ、後に記憶が残らない。右から左に抵抗無く読めるのがいい作品ではない。変なたとえだが昔の武士の家の門先には刀を刃こぼれさせるための石(つまり砥石の反対)があったそうだ。あまり切れる刀は実戦向きではない。

すぱっと入ればきれいにちょん切れるが滑りやすくて殺傷力が弱い。のこぎりみたいな刃のほうが確実に相手に打撃を与える。武士は戦いに行く前に門前の石で刀を削ったわけね。文章にもそういう部分が必要だ。そうしないと記憶に、あるいは心に残らない。そこがチャンドラーと原君の違いだろう。


米イージス乗組員が電磁波殺人

2008-03-21 20:01:51 | 社会・経済

横須賀のタクシー強盗殺人犯人は米イージス艦を脱走した乗組員だという。日本のイージス艦「あたご」も中間報告によると総員精神行動に異常をきたしているようだ。

電磁波の人体への影響が言われるようになって久しい。イージス艦は電磁波の塊みたいなものだ。携帯電話の比ではない。よく送電線の下に住んでいる住民はおかしくなるなんていわれるけどヤッパ本当なんだ。


朝青龍連敗の理由

2008-03-21 19:54:26 | インポート

三つ考えられる。

1.モンゴルでのドラッグ・ショットの効果が切れてきた。

2・大阪などのでの地方巡業ではその筋の人たちとの夜の付き合いがどうしても過多になる。飲みすぎ、遊びすぎでスタミナが切れてきた。

3・今日も立会いの張り手がない。朝の張り手は旭動山のような一発で相手を昏倒させるといったような破壊目的というよりかは、舞の海のような猫だまし的なものだ。しかし、早い立会いとあい待って効果絶大だ。昨日今日と張っていかないのはなぜか。疲れていても張り手ぐらいは出来る。まして彼の場合は全力で張るわけではない。

そこで考えられるのが八百長である。もしそうだとすれば二日間で莫大な利益を得ただろう。この二場所は白鵬と懸賞金を分け合っている。懸賞金収入は半減している。懸賞金がすでに朝のモンゴルでの事業そのほかの必要経費に計画的に充当されているとすれば、最近は資金ショートの状態だろう。

朝青龍にとっては二敗は計算された許容範囲なのかもしれない。二敗で白鵬に並び千秋楽で彼に勝つことが計算済みかもね。場所後の朝のコメントがあっさりしているのも気になる。

それぞれの確率だがこれは有料のニューズ・ブレティンになるので悪しからず。


足音の品格

2008-03-15 15:59:48 | 社会・経済

チベットで暴動らしい。面白くなってきやがった。ところで、足音にも品格があるんだ。品格を評価採点するには後ろの足音を聞くのがいい。男の癖にハイヒールみたいな音をたてるやつがいる。若い男に多い。背を高く見せるためにかかとを底上げしているんだろう。そういえば金正日がそうらしい。底上げ靴を履いてよたよた歩くそうだ。半島人というのは精神年齢が7,8歳だから相手より背を高く見せようとする。相手より背が低い写真を取られるのがたまらないらしい。どうでもいいことなのにね。幼稚なんだ。

ドタドタとするオンナもいやだね。それとズルズルと引きずって歩くおんな。いやだね。いずれもどちらかというと若い女におおい。ほんとにいい感じというのはまれだ。こんなどうでもいいことを書くのは気持ちが若返って艶っぽくなるかなと思ってビタミンEを飲む代わりにやっている。老化防止には本当は淫行が一番なんだが、最近の世相はおそろしいからね。


篤姫さま、あまりといえばあんまりな

2008-03-09 21:09:04 | 篤姫

NHK大河ドラマと紅白歌合戦は恥知らずのマンネリ番組としてギネスブッグにのっている。篤姫さまでは高橋秀樹の存在感は図抜けている。その彼をもってしてもなんらの説得力をあたえることが出来なかったね。

うそでもいいから、もう少し格好をつけることができなかったのかね。今のは格好もついていない。

中学校の学芸会でも、もうちっと、ましなことをするだろうに。

NHK新会長殿、まだ右も左も分からないと思いますが、こんな番組に税金を、いやさ視聴料を使っていいのでしょうか。


ロス疑惑三浦氏の凄腕弁護士

2008-03-08 13:37:48 | 社会・経済

彼の呼び方は「三浦さん」だね。テレビを見ていると。日本では無罪で容疑者でも被告でもないが、米国ではどうなんだろう。容疑者なんだろうが、逮捕の手続きが不当、不法だと争っているから三浦さんか。日本のマスコミは三浦和義氏の名誉毀損訴訟に敗れてあわせると1億円を超える損害賠償を三浦氏にはらっているそうだから、こんどはばかに慎重である。

法律的なことは分からないが素人目にも今度の逮捕はずいぶん乱暴だから、争う余地は十分にあるのだろう。基本的にはアメリカの面子がつぶされたというのが逮捕の最大の理由だろう。いまはアメリカ領のサイパンにあてつけがましくロス市警の逮捕状が出ている人間が頻繁に出入りしているとなれば、ね。挑発と取られてもしょうがない。

それにつけても、マスコミの御用をつとめる「アメリカの裁判に詳しい専門家」の諸先生のお先棒担ぎコメントだったね。アメリカの措置は議論の余地がないほど明白ですぐにでもロスに送致されるようなコメントで一致していたがね。

そんなことになったら弁護士は飯の食い上げなのがわからんのか。

ロスでは超有名な弁護士がつくそうだが、金はどうして工面するのかね。


自転車にも車検を

2008-03-05 23:38:20 | 自転車

このブログはだれも賛成しそうもないことを選んで書いている。しかし、めちゃくちゃを書いているのではない。100年もすればボチボチ賛成者が出てくるかなというのを目安にしておる。

しかし、最近はわりと早く世論がオイラの後をついてくるので戸惑っておる。前回あげた「タバコは一箱千円に」なんていうのもその口だ。もう一つが今回書く自転車懲罰だ。

歩行者を脅かす自転車を取り締まれとやかましくここ数年言ってきたわけだが、最近当局が取り締まりを強化するという動きが具体化してきた。テレビでも話題にするようになった。

石原都知事に申し上げるが歩行者が歩道を安心して歩けない都市は「品格のある都市」とはいえない。ましてオリンピックを招致する資格はない。

歩道を歩いていて曲がるときや、前に障害物があって脇によるとき(車で言えば車線変更だな)、いちいち後ろから自転車が来ていないか振り返って確認しなければ危ないというのはとんでもない話だ。

いまの道路交通法にあるとおり自転車は車道をはしり、歩道を走ってはいけない。これを厳格過酷に励行させるべきだ。さはさりながらこなさんや、道路交通法をないがしろにして数十年、ことここにいたっては血も涙もない取締りはかわいそうな向きもある。

そこでだ、自転車に車検を設けて二種類の車検を発行する。歩道を走ったら直ちに前科をかすべきものがひとつ。スポーツ仕様やマウンテンバイクは無条件にこの範疇だ。

もう一つは条件をはっきろと設けて歩道走行を許すものだ。これはメーカーの協力をえなければならない。その条件とは

1・最高速度は7キロを超えないように設計する。巡航速度4ないし5キロ。当然この低速で安定走行が出来るように車体を設計する必要がある。

2.呼び鈴をつけた自転車は歩道走行させない。自転車は歩道を走らせていただいているのである。呼び鈴を鳴らして歩行者に道をあけさせるような蛮行は本末転倒である。


畳の上の水練

2008-03-04 08:18:56 | 社会・経済

オーストラリアの沖で捕鯨船が無頼漢に又おそわれた。海上自衛隊は護衛艦を送るべきだ。最近の防衛予算は年間5兆円になる。10年では50兆円だ。20年では、30年では?。

これを壮大な無駄にしないためには莫大な税金に見合う利器としてメンテナンスする必要がある。

最善の訓練は実戦である。「戦いのうちに兵を養う」という言葉もある。アメリカやソ連はだから切れ目なく、なんかかんか理屈をつけて絶えず小国に軍隊を送る。テロ対策だといって中東に戦争をしかけたりする。かっては、中南米の小国に宣戦布告もなしに自国民、自国財産をまもるためと称して日替わりで(年替わりで)戦争をしかけていた。アメリカはアフガニスタン、イラクにも宣戦布告していない。

最近は陸上自衛隊がPKOで海外に出て行くようになった。あれに選抜されるのはエリートコースに乗るということなのだろうが、ま、擬似緊張感があるからそれなりの効果があろう。PKFのほうがもっといいがね。

海上自衛隊は出番がない。インド洋上の給油は過酷な気象条件だろうが、戦場の恐怖はない。たるむのも無理がないかな。

いま、海上自衛隊が必要な事態になったときに、年間5兆円の税金が機能するかどうか疑問である。擬似実戦訓練の機会は積極的に利用すべきである。かって太平洋艦隊が日露戦後も精強を保てたのかカムチャッカ沖で操業する日本漁船団をロシアの脅威から守る護衛活動のおかげであったことを思い起こすべきである。