東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

早期自首奨励スキーム

2008-06-30 20:25:02 | 社会・経済

昨日のニュースで北朝鮮問題で伊吹幹事長と町村官房長官の発言が放映されていた。伊吹さんのはともかく町村さんのは妙だ。「拉致、核、ミサイルが解決してはじめて国交正常化が行える」ここまではいい。

そのあと、「これが実現しなければ金や技術が北朝鮮に流れることは無い」というのだが、なんだか金だけじゃなくて貴重な技術も北朝鮮に流したくってしょうがない、という印象が強くする。北朝鮮に対して、はやく格好を付けて援助をしやすくしてよ、とお願いしているかたちだ。

普通は伊吹さんみたいに「経済援助は出来ない」と言えばいい。町村の言い方からは彼ら一派の心の中がはしなくも透けて見える。

どの程度の金額を投げ与えるかということだが、

上記のような「中抜き」さんの狂奔ぶりも静めなければならず、現実的には多少の色を付けなきゃなるまい。

税金でも何でもそうだべ、はやく収めれば割引がある。飛行機の予約だって早くすれば割引のインセンティブが大きい。拉致問題で金正日の自首を早めるためにもインセンティブ・スキームを考えてみたらどうか。

年率十五パーセントの複利逓減が妥当かな。スタート金額だが北朝鮮の国家予算が四千億というからその半分も与えれば十分だろう。いつからスタートするかだが小泉純一郎氏が最初に訪朝して拉致問題が発覚したのが2001年だったかな。

その年にしたらどうだ。たしかそのときにも実態を調査しますとか言っていた。それ以来、まともな調査をしていないのだがら、スタート時期は2001年だね。

そうするとこうなる。今年中に自首すれば2000億円 * 0・85^7 =

2000億円の32パーセント すなわち641億円もらえる。

来年になればさらに減って544億円だ。それでもまだべらぼうな不当利得だ。さあ、どうする。

中抜き業者の政治家諸君は上記の見積もりをもってピョンヤンに走りたまえ。


十年に一度の中抜きのチャンス

2008-06-29 19:39:32 | 社会・経済

北朝鮮への「援助」が十年に一度の税金中抜きのチャンスだと日本の政治家が目の色を変えている。

ガソリン税だっけ、道路特定財源のままにするか、一般財源にするかで二階だか三階という中抜き政治家が目の色を変えていた。あれはたしか数千億円のオーダーだった。北朝鮮はそれ以上と彼らは踏んでいるのだ。

多ければ多いほどいいのだ。中抜きの額が増えるから。国民の懐が痛むことなど意に介しない。

道路財源も将来確保できるかどうか分からない。チャイナへの円借款も終わる。長年の中抜き資源はお先真っ暗だ。そこで何が何でも金正日と組んで一芝居打とうというのだ。

海外援助は会計監査の目が届かない。日本のパカ・マスコミの取材能力では実態に肉薄できない。こんなにおいしい話があるか。

相手に金を直接渡してリベートを貰う段取りがある。援助をたとえば北朝鮮のインフラ整備に使うとして日本の土建屋を入れる。その場合は土建屋から税金が還流する。

とにかく、北朝鮮との交渉は拉致と核が完全解決することが前提。その後国交正常化するときには金はビタ一文渡さない。交際を認めてやっただけでありがたいと思えと諭してやる必要がある。

本当なら自民党に下野を求めるべきなのだがこれが危ない。民主党の小沢一郎というのは田中派で「中抜き」の実務担当員として力を蓄えてきた男である。福田以上に中抜きに狂奔する。

かれの親分だった金丸信は金日成にすりよって、利権交渉をした男である。

民主党に沢山いる旧社会党系の連中は北朝鮮礼賛者でかれらのしもべだから、どんどん金を流すことには大賛成だ。ジャによって、民主党に政権を渡すのは非常に危険である。


パラレル・ワールド

2008-06-29 13:33:25 | 社会・経済

日米両政府が時を同じくして似たような交渉を北朝鮮と行った。その違いを見ると日本政府には国民に対する誠意、責任感がまったく欠如しているのを見ることが出来る。

交渉のパターンは「AをすればBを与える」というものだ。アメリカの交渉も国内で反対が強いそうだが、米国政府は何回も国民に対する説明を行っている。日本政府はまったく行わない。ということは国民の反対が表面化しなければうやむやのうちに利権交渉をしようという国民を無視し馬鹿にしたものだ。

幸い、拉致被害者をはじめとして反対の声があがったので、いや、あれは十分に検証したうえでやるなどと見え透いたうそを並べている。

もし、国民がうっかりしていたら、うまくすり抜けるつもりでいた。ふとい話だ。

合意の内容からして、利害の対立する間のものの協定とはいえないほど曖昧模糊としたものだ。日本は拉致被害者の再調査を北朝鮮が約束したから制裁を一部解除するという。

アメリカは核開発に関する情報を文書で提出すれば、テロリスト国家指定解除の手続きに入るとしている。あいてが文書により情報を提供することを前提にしている。

日本は『再調査を約束したから(口頭で担当者が)』というわけだ。なめられるな。日本は制裁を解除するという。まるですぐに解除するような口ぶりだ。これが国内で問題になると、いや再調査の内容を検証したうえでの話だった、とにげる。指摘されなければすぐに制裁を解除していただろう。こんな態度は牛肉の産地偽装とは比較にならない悪質なものだ。

アメリカは事前にライス長官やブッシュ大統領が数回にわたり記者会見で、北朝鮮が偽りの申告をすればテロ国家指定解除手続きは中止すると明言している。そして従来よりさらに制裁を強化すると北朝鮮に強く警告し、アメリカ国民、全世界、日本に強力なメッセージを発信している。

福田が国民に同様のことをしたか。民主主義というのは国民に対して、最低でもこの種の言明を行って自己の責任を示し、国民の理解を求めるものである。

大体日本と北朝鮮の「合意」は気心の知れあった者同士の約束としても様々な解釈を生み紛争をもたらしかねないメモで、合意としてはまったく意味が無い。

わたしはアメリカの今回の措置には反対だ。米国にもそのような意見が多い。しかし、まともな政治家の手順を踏んだ、踏まないでは福田とブッシュは月とスッポンだ。

日本はあんな交渉しか出来ない人間を外務省に雇っているのかね。すぐにどこかに派遣で出せ。

もちろん、アメリカは日朝交渉を先行させるように圧力をかけ、内容にもそれなりの圧力をかけたのだろう。しかし、アメリカの圧力をどうさばくかは日本政府の力量による。

アメリカは日本のだらしない交渉を見たうえで、それに基づいて行動したに違いない。


百年兵を養うは

2008-06-27 09:34:03 | 社会・経済

陸上自衛隊をスーダンに派遣する計画が進んでいるようだ。その前にやることがあろう。ピョンヤン急襲である。拉致被害者の奪還が先だ。主権侵害に対する自衛行動であり、国際社会でとめる国はない。主権侵害にヨウ懲を加えることであり、その後でこそアメリカの協力を求めることが出来る。


オバマがヒラリーの借金を肩代わり

2008-06-26 18:56:31 | 社会・経済

今日の夕刊フジに妙な記事が出てた。「オバマ、ヒラリーの借金に助け舟」というのだ。ヒラリーは選挙運動に自分の金をつぎ込んだほかに一千万ドル(十一億円)借金をしたそうだ。

オバマが自分の支持者に「ヒラリーの借金を払ってやってくれないか」と言ったという。

記事はさらりと書いてあるが妙な話だよ。ヒラリーは民主党の候補に選ばれれば借金を返せたということなんだろうね。いったいどういうカラクリなんだ。もし、民主党候補に選ばれ万が一にも大統領になれたら借金がなくなるということらしい。

想像できるのは、金を出してくれた支援者に大使とかいろいろなポストを約束していたということだ。また様々な利権を支援者たちにばらまくつもりだったのだろう。ヒラリーは経歴からは汚い政治家で、主張や行動様態からは古いタイプの政治家であるから十分に予想できる。

ヒラリーは政治ポストや利権を沢山売りに出して金をかき集めたということだ。しかし、民主党候補に選ばれても大統領選挙で共和党のマケイン候補に敗れたらどうするつもりだったのか。共和党に借金を払ってもらうつもりだったのか。面の皮の厚いおんなだ。

政治資金というものはその政治家にほれ込んで出すものだ。勝てばよろこぶだけだ。負けても金を返せとは言えないものだ。そんな要求が世間に通るわけはアメリカでもなかろう。

ところがヒラリーの支援者は金と欲のセットなんだね。つまりヒラリーにはその手のスポンサーしかいなかったのだ。

土壇場までヒラリーが敗北宣言をしないで裏でオバマと取引をしようとしたと盛んに報道されていたが、やはり本当だったのだ。副大統領にしろとか、借金の肩代わりを撤退宣言の条件にしていたのは間違いない。

アメリカというのはこういうヒラリーのようなふてぶてしい悪党がまかりとおる国なのか。

今回のオバマ発言の経緯はおそらく、撤退の見返りに副大統領指名や支援者たちの猟官運動を持ちかけたがオバマが受け入れず、それじゃ私の借金を払ってよときたのが真相だろう。


ウイルスに乗っ取られるNGO

2008-06-22 18:10:01 | 社会・経済

グリーンピースの日本支部というのは何時出来たのかな。もともとは立派な団体だったろうに、いつの間にか過激派に乗っ取られてしまった。

ウイキペディアで書きかけの項目があるようだが、その辺の経緯も記録してもらいたい。

悪徳新興宗教が不活性化した宗教法人にもぐりこんで乗っ取るなんてことがよくある。同様に経済ヤクザや詐欺師、総会屋みたいなのが休眠状態の会社の権利をいつの間にか手に入れている。

NPOというのはうまみがあるんだろう。政府から国民の税金を強奪しやすくなろう。マスコミも居酒屋タクシーばかりでなく、NGOの税金収奪、恐喝行為を追及すべきだろう。収入にはおそらく税金はかからないのだろう。消費税の1パーセント分は出るかもしれない。

結局立派な人たちが始めたNGOも極左や胡散臭い連中に狙われて奪われてまう。

今の社民党も、社会党時代は左翼組合が支配していたが、今はみんな民主党に行ってしまったので、怪しげな市民運動家に牛耳られているのだろう。


福島瑞穂くんにお願い

2008-06-22 08:30:08 | 社会・経済

みのもんたは日曜日はお休みなの。チャンネルを回したが出てこない。何と言ったかな、朝ズバか?

あれに時々社民党の福島瑞穂女史が出てくる。こんどグリーンピースのクジラ泥棒のことを聞いてほしい。濡れ衣だったら晴らしてあげなきゃね。

インターネットではグリーンピースの代表は彼女の内縁の夫だと書かれている。公党の党首が頭のおかしいテロリストの「事実婚の夫」を持っていたら、これは国家の安全保障にかかわる。

朝ズバはTBSかな。あの局は昔からテロリストをかくまうことで有名だった。成田闘争のときもそうだったかな。その縁で彼女も出演するのかな。

みのもんたは元過激派じゃないだろうね。隠れ過激派じゃなかろうね。そんな成れの果て的な雰囲気はあるんだよね。これが。


グリーンピースに内通者?

2008-06-21 08:17:57 | 社会・経済

クジラに血道をあげているグリーンピースが窃盗で手入れを受けた。青森県警である。ちょっと頼りないが意地もある。地元で窃盗を犯されて黙っているわけにもいくまい。サミット前の時期もよし、公安とも連携するだろう。

昨日のニュースで見ると二人の逮捕者のうち一人は破廉恥犯のようにすっぽりと顔を被り物で隠している。昔なら菅笠姿で連行されるわけだ。おれも古いね。

もう一人の若い男は先日の記者会見で誇らしげにクジラ肉を振り回して犯行を自慢していた男だ。三十歳くらいか。単純そうで催眠術にかかりやすそうな男だ。

あと二人ニュース画面に出てきた男がいる。ひとりは田舎親父ふうで弁護士だそうだ。もう一人は五十がらみのやせためがねをかけた男で、これがGPの代表らしい。北一輝のような鼻ひげを生やしている。一見、新興宗教の教祖ふうだ。

++ もっとも後でインターネットの書き込みで知ったがこの代表だか弁護士だかのどちらかで渡海という男は社民党党首で例の福島瑞穂の情夫だそうだ。過激派の中核派メンバーだという。社民党といえば辻元というオンナがいたが、彼女の情夫も過激派と聞いたことがある。ちんけな、というよりか恐ろしい政党だ。

女房をバーのホステスに働きに出して(モトイ合法政党の選挙に出して隠れ蓑にして)、自分の非合法稼業の隠れ蓑にしている。 辻元自身もピースボートだったかな、なにかのNPOを名乗って隠れ蓑にしていたはずだ。少年少女諸君、NPOには気をつけなさい。++

分別のありそうな男に見える。もう一人の弁護士といいどうもしっくりと来ない。いやしくも弁護士であれば、横領の証拠を集めるためには、民間人が他人の信書を盗んで、開封をしても罪にならない、などと馬鹿なことを言うはずもないのだが。

過激派もおなじことをするが、こんな馬鹿なことをあけっぴろげではいわない。

+++ もっとも過激派だったわけだが +++

毛布をかぶっていた男は実行犯だろう。前科があるのかもしれない。罪にならない、大丈夫だとそそのかされて臨時に雇われて金を貰っているのかもしれない。

グリーンピースもあせっていたのか。例のシーシェパードというのが海賊行為で断然マスコミ露出のパーフォーマンスがいいのであせりまくっていたのかな。

公安には都合のいい事件だった。でっちあげてもやりたいところだろう。真相は如何に。

+++ 逮捕された若い男を扇動洗脳した上級幹部がいる。その幹部をたぶらかして入れ知恵したりして。+++

こんどのガサ入れでグリーンピースの事務所から、海外からの不正送金の証拠が見つかれば、全世界のグリーンピース組織は崩壊するだろう。

+ インターネットを見ていたら知らないことが出ていた。読んだかたも多いだろうが、わたしみたいに知らない人間も多いだろうからちょっと、紹介。

グリーン・ピース・ジャパンの弁護士の名前は渡海とかいうらしい。この男は社民党の福島党首の事実婚の夫だそうだ。ウラはとっていない。ミノモンタの朝の番組に福島党首はよく出ているようだから、今度確かめてくれたまえ。中核派という。+


篤姫さまのキャスティング

2008-06-15 23:49:19 | 篤姫

だんだんと乗ってきましたな。小松帯刀を準主役にするなど従来の幕末ものとは違う色合いが最初からあったが、キャスティングもなかなかのものがある。

従来の幕末ものと違うイメージを意図的に出したものであれば「なかなかやるな」だ。

たとえば西郷隆盛、狂犬にもなり忠犬ハチ公にもなる複雑な性格にふさわしい面魂の役者を選んだ。

最近の出番では徳川慶喜、従来ものでは明るい眉目秀麗、英明な秀才型の慶喜だが、なかなかの曲者を連想させるキャスティングになっている。演出者の意図的なキャスティングならほめて取らせよう。

それと本寿院、最初の頃は珍妙一方の変なババアだと思っていたが、最近数回はようやく決まってきた。演出者の役つくりがいいのかな。

島津斉彬の役作りも従来と正反対でいい。それに大物役者を持ってきたから余計効果的だ。

生島役にはちょっと閉口だがね。

原作を読んでいないが、原作がいいのか、演出が一癖あるのか。前にも書いたことがあるが随分珍妙なところもあるものの、なかなかの力作だ。