小沢一郎被告の昨日の法廷。私は新聞を読まないし、テレビは小澤の言葉を逐一放送するわけではないから、細かいニュアンスは分からないが、報じられるところによると、小沢一郎は天下国家以外のことは秘書に任せてあるから、政治資金報告書の報告なんて受けたことが無い、てなことを言った。
幼児のような言辞だ。石川そのほかの秘書は政策秘書なんだろう。国からお手当が出ているんだろう。何のために税金で食わせているのだ。政治のことで手伝わせるために養っているのだろう。それに「政治以外の私事」をやらせると言うのは税金詐取ではないか。
その前に、政治以外なの、政治資金報告書は。これも政治でしょうが。政治資金報告書を本当に見ていないなら、犯罪性の有無は脇に置いても、議員辞職は免れない。政治資金規正法違反でしょうが。罰則があるかどうか、知らないが。
あの不自然な金の動かし方、これが証明されただけで彼は有罪だ（これは証明されている）。犯罪を糊塗する以外にああいう資金の動かし方はしない。これだけで彼を有罪にしなければ、政界は悔いを千載に残すことになる。そうなったら日本は闇だよ。本当に。
小澤が使った「天下国家」なる大時代な言葉。これにも幼児性と落第生性が現れている。小澤は政治をやっている。しかし、彼の経歴をみると「天下国家」を考える政治家ではなくて、政治屋の別称である「周旋家」にすぎない。
小澤が時々妙なことを言っている。尊敬する政治家は大久保利通だと。笑わせるな。大久保が顔をしかめるぜ。